カテゴリー「HIV」の18件の投稿

2012年1月14日 (土)

「HIV感染で休職強要された」看護師が2病院を提訴

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asahi.com(朝日新聞社):「HIV感染で休職強要された」看護師が2病院を提訴 - アピタル(医療・健康) 2012年1月13日14時11分

 エイズウイルス(HIV)の検査をした大学病院が本人に無断で勤務先の病院に感染の事実を伝えたため退職に追い込まれたとして、福岡県内の20代の看護師が、両病院を経営する2法人に対し慰謝料など計約1100万円の損害賠償を求める訴訟を11日付で福岡地裁の支部に起こした。

 厚生労働省は職場におけるガイドラインで、HIV感染は就業禁止や解雇の理由にはならないと定める。原告側代理人によると、医療従事者がHIV感染による退職をめぐって訴えるのは初めて。

 訴状によると、福岡県内の総合病院に勤務していた看護師は昨年、目に異状を感じて複数の病院を受診した後、勤務先の病院にかかった。その後紹介された大学病院でHIV感染の検査をし、陽性と判明した。

 HIV治療の副作用で体調を崩して一時欠勤したが、相談した大学病院の医師は「看護師を続けることは可能。注射なども自分を刺して患者を刺すということはあり得ず、あったとしても感染させるリスクは小さい。上司に報告する必要もない」と話した。

 しかし、勤務先の上司が感染を知っていた。上司は「患者に感染させるリスクがなくなるまで休職してください。規定で90日以上休職すると退職扱いになりますが、やむを得ませんね」と言ったという。そのため、休職せざるをえなくなり、退職した。その後、目の異常で受診した病院にも、感染の事実が伝わっていることを知った。

 看護師側は「医師の守秘義務違反で、必要ない休職を余儀なくされ、退職もやむを得ない状況に追い込まれた」と主張。「日常行為における接触でHIVに感染することはまずなく、看護の現場ではなおさら可能性は低い」として、感染のリスクを理由とした休職の強要は働く権利を侵害している、と訴えている。

 勤務先の病院と受診した大学病院側は取材に対し、いずれも「訴状が届いていないのでコメントできない」としている。

患者として自分がその状況なったことを考えると大いに気になる問題だ。
看護を受けて、100%安心していられるか確信はない。
休職の適否は別にして、患者と接触しない業務があればその方がよいように思う。
感染者の人権、患者のリスクを考えた医療界全体の共通ルール作りはどうなのだろうか。
他のコメディカル、パラメディカルを含めて。

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2011年9月29日 (木)

HIV感染症・エイズは「慢性疾患」 関心の薄さに憂慮の声

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HIV感染症・エイズは「慢性疾患」 関心の薄さに憂慮の声 - MSN産経ニュース 2011.9.29 07:41

“死に至る病″といわれたHIV(ヒト免疫不全ウイルス)感染症・エイズだが、近年、欧米では「慢性疾患」という捉え方が一般的だという。適切に治療薬を飲み続ければ、通常の生活が可能になってきたからだ。ただ、主な先進国の中では日本だけがHIV感染者が増え続けており、専門家の間では、国内の実態や関心の薄さに憂慮する声が上がっている。(大串英明)

日本では増加傾向

 「さまざまな抗ウイルス薬を使って免疫不全を抑え免疫能力を維持する療法が確立し、いまやエイズは慢性疾患として管理できるようになった」。世界初のHIV検査試薬を開発した米アボット社開発担当のスシル・G・デバレ博士は話す。

 米国でエイズが初めて報告されてから4年後の1985年、スシル博士らの研究が実って米アボット社がHIV抗体検査の開発に成功した。

 感染から約10年の潜伏期を経てエイズを発症。体の免疫機能が極度に低下し、さまざまな病原微生物が繰り返し感染する日和見感染などで死を迎える。

 こうしたイメージが強かったが、今では30種類以上の抗ウイルス薬が承認。大半がウイルスの複製・増殖を阻害する仕組みで、併用療法や、薬剤耐性ができてもさまざまな薬剤に切り替えて使うことで抑制・管理が可能になってきた。いわゆる「多剤併用療法」で、予後が劇的に改善した。

 世界で新規感染者は年間約260万人で発展途上国が圧倒的に多い。欧米先進国ではさまざまな対処法によって、横ばい、もしくは減少傾向にある。

 しかし、日本では現在、HIV感染者・エイズ患者は2万人に迫ろうとしており、最近1年間の新規感染者は約1500人で、依然として増加傾向が続いている。

高まる検査の重要性

 アボットジャパンの池田勲夫会長兼社長は「当初は非常に恐れられた病気だったが、最近は国民の関心もかなり薄れてきているのが実情」と指摘する。

 事実、一昨年以降、HIV検査を無料(匿名)で受け付けている保健所などでも来訪者が減少。通常の抗体検査では感染後、検出できるまで約3カ月間かかり、その期間は「ウインドー・ピリオド(無症候期間)」と呼ばれ、診断がつかない。

 しかし現在では、抗原(HIVウイルス)と抗体が同時に測れる検査法などもあり、1カ月での早期検出が可能だ。

 国立国際医療研究センターエイズ治療・研究開発センターの岡慎一センター長は日本人のデータから、「最近では、感染から治療を必要とするレベルまで免疫低下するのに3年と、驚くほど病状が速まっている患者が増えている。そうした現状からも、エイズ発症前に発見するために検査の重要性が高まっている。関係医療機関もHIV検査の敷居を下げる努力も必要だ」と話している。

新規エイズ患者が過去最多 潜在的な感染者数増加か - MSN産経ニュース 2011.9.27 19:17

 厚生労働省のエイズ動向委員会は27日、エイズウイルス(HIV)感染に気付かずに発症したエイズ患者が第2四半期(4~6月)に新たに136人報告され、昭和59年の調査開始以来、3カ月間ごとの集計では過去最多だったと発表した。

 委員長の岩本愛吉東京大教授は「新規エイズ患者報告数の増加は、潜在的な感染者数の増加とHIV抗体検査の(受検)遅れを示唆している。早期発見は早期治療や感染拡大防止に結び付く。積極的に抗体検査をしてほしい」とのコメントを発表した。

 同じ期間に報告された発症前の新たなHIV感染者は217人で、直前の3カ月間と比較して減少した。感染の有無を調べる自治体の抗体検査は3万1553件実施され、前年同期と比べて減少した。3月の東日本大震災の発生が影響している可能性があるという。

関連過去記事はカテゴリー「HIV」にあり。

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2011年9月 9日 (金)

HIV発症が早期化…ウイルス変異大規模調査へ

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HIV発症が早期化…ウイルス変異大規模調査へ : 医療ニュース : yomiDr./ヨミドクター(読売新聞)

 エイズの原因となるヒト免疫不全ウイルス(HIV)が変異することで、感染後短期間で発症するケースが増えていることが、国立国際医療研究センターエイズ治療・研究開発センターの岡慎一センター長らの調査でわかった。

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 HIV感染後でも、治療薬で発症を大幅に遅らせることができるようになっているが、短期で発症するケースが増えると、こうした治療は難しくなる。

 岡センター長らは、日韓のエイズ拠点病院などで、発症の経緯やウイルス変異の大規模調査を計画。8日夕、国際医療研究センターの倫理委員会の協議を経て正式決定される見通しだ。2011年度に日本国内の数施設、12年度は韓国も加えた10施設以上で調査する計画で、2000症例以上を集めることを目指す。

 岡センター長らは、1988年までに感染した42人と、97~2007年に感染が確認された82人について、免疫力が落ち、治療が必要になる目安となる特定の白血球数を比較。88年までの感染者では感染後3~5年たった段階で、要治療レベルに達していない人が5割いたが、97年以降の感染者では感染から半年で5割が、3年間で9割近くが治療が必要な水準だった。

 白血球はHIVの働きを抑える働きを持つ。HIVは近年、日本人に多い白血球の型では防ぎにくいタイプが増えていることが分かっており、病状の進行を早めている可能性がある。

(2011年9月8日 読売新聞)

関連過去記事

カテゴリー 「HIV」

免疫効かないHIVが増加 09/02/26

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2011年6月 7日 (火)

世界のエイズ感染者3400万人 国連、2010年推計

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世界のエイズ感染者3400万人 国連、2010年推計 - 47NEWS(よんななニュース)

 【ジュネーブ共同】国連合同エイズ計画(UNAIDS)は3日、世界のエイズ感染者総数が昨年末時点で推計3400万人以上だったと発表した。

 新規感染率は年々減っているが、過去10年間で感染者が700万人増加。昨年は約10年ぶりにエイズ対策基金への先進国などによる拠出が減少した。国連は対策強化を加盟国に求めるため、ニューヨークで8日からハイレベル会合を開く。

 UNAIDSは2015年までに、少なくとも年間220億ドル(約1兆7800億円)の拠出を要請。中低所得国への治療薬普及により、20年までに1200万人の新たな感染を防ぎたいとしている。2011/06/03 10:01   【共同通信】

日本に関しては

エイズ発症者、過去最多…中高年の新規感染増加 11/05/24

 昨年1年間に国内で確認された新たなエイズ発症者数は469人で、調査が始まった1984年以来、最多となったことが分かった。

 厚生労働省エイズ動向委員会が23日、発表した。エイズウイルス(HIV)の新たな感染者は、84年以来3番目に多い1075人だった。

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2011年5月24日 (火)

エイズ発症者、過去最多…中高年の新規感染増加

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エイズ発症者、過去最多…中高年の新規感染増加 : 科学 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

 昨年1年間に国内で確認された新たなエイズ発症者数は469人で、調査が始まった1984年以来、最多となったことが分かった。

 厚生労働省エイズ動向委員会が23日、発表した。エイズウイルス(HIV)の新たな感染者は、84年以来3番目に多い1075人だった。

 一方、HIVに感染しているかを調べるため、全国の保健所や自治体が無料実施している抗体検査件数は同約13万件(前年比13%減)で、2年連続の減。保健所などへの相談件数も減少傾向にあるという。

 同委員会は「40代や60歳以上の新規感染者が増加するなど、年齢の広がりが見られる。早期に発見して投薬治療を受ければ発症は防げるので、無料検査や相談の機会を積極的に利用してほしい」と呼びかけている。

(2011年5月23日19時03分  読売新聞)

関連過去記事

昨年1年間のエイズ患者、最多453人 11/02/08

 年齢別に見ると、HIV感染者は20~30歳代の男性に集中するが、エイズ患者は30歳代以上の男性で一様に報告されている。長期の感染潜伏期間を経て発症し、初めて気づく例が増えているのが特徴だ。

 早期発見のため国は検査を呼びかけているが、検査・相談件数は、ここ2年で大幅に減少している。同省エイズ動向委員会の岩本愛吉委員長は「HIVに感染しても適切な治療を受ければ、ほぼ完全に発症を抑えられる」と話している。

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2011年2月 8日 (火)

昨年1年間のエイズ患者、最多453人

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昨年1年間のエイズ患者、最多453人 : 医療ニュース : yomiDr./ヨミドクター(読売新聞)

(リンクが多すぎて困るという指摘を受けたので、当面ニュースソースにリンクしません)

厚生労働省は7日、昨年1年間(2009年12月28日~10年12月26日)に新たに報告されたエイズ患者は、1985年以来最多の453人だったと発表した。

 エイズウイルス(HIV)感染者も過去3番目の1050人に達し、HIVがじわじわ拡大している実態が浮かび上がった。

 年齢別に見ると、HIV感染者は20~30歳代の男性に集中するが、エイズ患者は30歳代以上の男性で一様に報告されている。長期の感染潜伏期間を経て発症し、初めて気づく例が増えているのが特徴だ。

 早期発見のため国は検査を呼びかけているが、検査・相談件数は、ここ2年で大幅に減少している。同省エイズ動向委員会の岩本愛吉委員長は「HIVに感染しても適切な治療を受ければ、ほぼ完全に発症を抑えられる」と話している。

(2011年2月8日 読売新聞)

エイズが報道され始めた頃は、過剰な反応があったが、最近はあまり注目されない感じがする。

良いのか悪いのか。

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2011年1月10日 (月)

性感染症、のどからも感染の恐れ 厚労省研究班

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リンク: asahi.com(朝日新聞社):性感染症、のどからも感染の恐れ 厚労省研究班 - アピタル(医療・健康). 2011年1月8日

淋病(りんびょう)やクラミジアなどの性感染症は、性器だけでなく、のども温床になっていることが、厚生労働省研究班などの調査でわかった。自覚症状がないまま、オーラルセックス(口を使った性行為)で広がる危険がある。性感染症は不妊症にもつながりかねず、研究班はのどへの感染の広がりを本格的に調べ始めた。

 研究班のメンバーで東京女子医大の余田敬子准教授らは、2005~09年、同大の東医療センター耳鼻咽喉(いんこう)科(東京都荒川区)と、川崎市の性感染症専門のクリニックで調査した。男性335人と女性519人の淋菌やクラミジアへの感染を調べた。患者は、風俗店の従業員や利用者が多かったという。

 淋菌は、のどだけに見つかった女性は54人で、性器だけに感染していた20人より多かった。このほか20人が両方に感染していた。男性は、性器だけが75人、のどだけが19人、両方が33人だった。

 クラミジアは、女性でのどが21人で、性器が103人、両方感染している人が32人いた。男性はのどが6人、性器が81人、両方が3人だった。

 クラミジアと淋菌は性感染症で1、2番目に多い。女性は子宮頸(けい)管炎や尿道炎、男性は前立腺や精巣上体の炎症を起こすことがあり、不妊の原因や、HIV(エイズウイルス)などの病気にもかかりやすくなる。

 のどに感染しても多くは痛みなどの自覚症状がなく、見た目では医師でも判断がつかないこともある。夫婦の10組に1組は不妊に悩んでいるとも言われ、研究班は性感染症をできるだけ早く見つける必要があると指摘する。

 研究班は昨年11月から東医療センターや、千葉、静岡、滋賀県の耳鼻咽喉科3カ所に来た人に無料で検査を始めた。1月中に700人のデータを集める予定だ。余田さんは「性感染症の拡大を食い止めるために、のどの検査が必要なのか明らかにしたい」と話している。(杉本崇)

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2011年1月 7日 (金)

国産エイズ予防ワクチン、来年から米で臨床試験

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リンク: 国産エイズ予防ワクチン、来年から米で臨床試験 : 医療ニュース : yomiDr./ヨミドクター(読売新聞).

 国産のエイズ予防ワクチンとしては初めてとなる臨床試験を、国立感染症研究所などが2012年から米国で始める。

 エイズワクチンは世界で開発が進められているが、実用化した製品はまだない。研究チームは動物実験でワクチンの感染予防効果を確認しており、世界初の実用化をめざす。

 臨床試験には、東京大医科学研究所とベンチャー企業「ディナベック」(茨城県つくば市)が参加。非営利組織の国際エイズワクチン推進構想(IAVI)が資金提供する。

 開発したのは、「センダイウイルス」という人間に病気を起こさないウイルスを使ったワクチン。このウイルスに、エイズウイルスのたんぱく質を作る遺伝子を組み込んで、未感染者に注射する。体内で遺伝子からエイズウイルスのたんぱく質が作られると、エイズウイルスが感染した細胞を狙い撃ちする免疫細胞ができ、発症を予防する。

(2011年1月6日 読売新聞)

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2010年12月17日 (金)

骨髄移植でエイズウイルスが消滅 治療に新たな手掛かり

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リンク: 骨髄移植でエイズウイルスが消滅 治療に新たな手掛かり 米医学誌 - MSN産経ニュース. 2010.12.16 10:51

 白血病の治療のため、骨髄移植を受けたところ、感染していたエイズウイルス(HIV)が体内から消えたという珍しい患者の症例が、米国の医学誌に報告された。15日米メディアが報じた。

 提供された骨髄の遺伝子がHIVに耐性を持っていたことから起きたらしい。専門家らは「エイズ治療法として使うのは難しいが、新たな治療法や薬の開発の手掛かりになる」と指摘している。

 患者は40代の男性で、2007年にドイツの病院で白血病治療のための骨髄移植を受けた。移植から3年以上過ぎた時点で、白血病が治ったばかりか、以前から感染していたHIVも検出されなくなったという。

 骨髄移植は、薬によって患者の骨髄中にある血液をつくる細胞をいったん破壊し、提供者の骨髄液を点滴して、造血細胞を置き換える治療法。(共同)

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2010年12月 1日 (水)

HIV検査の大切さ知って 良好な予後へ早めの治療が肝心

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リンク: HIV検査の大切さ知って 良好な予後へ早めの治療が肝心 (1/2ページ) - MSN産経ニュース.2010.12.1 07:43

 きょう1日は世界保健機関(WHO)が定めた世界エイズデー。日本のHIV(エイズウイルス)感染者は依然として増加傾向が続き、中でもエイズ発症後に感染に気づく人が増えている。HIVに感染しても、エイズ発症前、それもできるだけ早い時期に治療を開始することで予後が良いことが分かっており、治療に取り組む医師らは保健所やクリニックでの自発的な検査を呼びかけている。(平沢裕子)

 ◆気づかないまま

 厚生労働省エイズ動向委員会によると、今年9月末までの9カ月間の新たなHIV感染者は747人、エイズ患者は334人。エイズ発症前に感染が確認・報告された人は発症時にエイズ患者として国に報告が上がらないため、約3割がHIV感染に気付かないままエイズを発症したことになる。

 しらかば診療所(東京都新宿区)の井戸田一朗院長(感染症内科)は「HIVに感染しても、治療がエイズ発症前か発症後かのタイミングの違いで、その後の生存期間が大きく異なることが分かっている。ただ、感染者の半数以上が一般医療機関の術前検査などで見つかっており、長い間感染に気づかないままでいる人が少なくない」と指摘する。

HIV感染後に全く症状がない人もいるが、6週間後ぐらいで約6割に発熱や発疹(はつしん)、咽頭(いんとう)痛、下痢、リンパ節腫大などの症状が出ることが知られている。症状が多彩で、風邪やインフルエンザなどのウイルス感染症との区別がつかないが、きっかけとなった出来事が6週間前にあった人はとりあえず検査を受けた方がいいといえる。

 また、クラミジアや梅毒などの性感染症にかかると、HIV感染の感受性が5~10倍に高まることも分かっている。性感染症と診断されたら、同時にHIV検査も受けるべきだろう。

 ◆自身の健康のため

 検査は保健所や自治体の特設検査施設なら、無料・匿名で受けることができる。ただ、検査は感染機会があってから60日以上たたないと正確な結果が得られない。即日(迅速)検査では90日以上としている保健所もあるので、受けるときは事前に電話などで確認が必要だ。

 井戸田院長は「最近の研究でHIVに感染してからエイズ発症までの期間が以前より短くなっているという報告があり、臨床の場でもそうした傾向を実感している。感染を広げないためだけでなく、自身の健康のためにも自発的に検査を受けてほしい」と呼びかけている。

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