カテゴリー「ノロウイルス」の4件の投稿

2010年12月 3日 (金)

ノロウイルス、掃除機ご用心 ゴミから感染の恐れ

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リンク: asahi.com(朝日新聞社):ノロウイルス、掃除機ご用心 ゴミから感染の恐れ - アピタル(医療・健康).2010年12月2日

 今冬、流行が本格化しはじめたノロウイルスに、掃除機内のゴミから感染する危険性が高いことが分かった。患者の便や吐物から広がる「第三の感染経路」だ。掃除機がウイルスがついた室内のほこりを吸い集めて濃縮するためとみられる。ゴミを0.1ミリグラム程度吸い込むだけで感染・発症する可能性がある。研究者は「掃除機のゴミ処理後は、必ず手洗いとうがいを」と呼びかける。

 ノロウイルスは、患者の便や吐物から空気中のちりやほこりにくっついて感染を広げる性質がある。

 長野県環境保全研究所感染症部の吉田徹也主任研究員らは、掃除機がほこりを集めて濃縮する機能があることに注目し、47の一般家庭で掃除機内のゴミを調べた。すると2家庭からゴミ1グラムあたり最大約50万個のウイルスが見つかった。ウイルスは18~30日間にわたって出続けた。どちらの家庭もその2~4週間前に家族が発症していた。この患者の便などから家庭内のほこりにウイルスが拡散し、掃除機で濃縮されたと見られる。

 ノロウイルスは10~100個で発症する。今回の結果によると、掃除機内のゴミ約0.1ミリグラムで発症する危険があることになる。

 吉田さんは「掃除機のゴミを不適切に処理すると感染源になる危険性が高い」と指摘。感染を防ぐポイントとして、ゴミを処理する時に(1)屋外で取り出す。できればマスクや使い捨て手袋を使う(2)すぐポリ袋などに入れて封をする(3)処理後は手を洗い、うがいをする――を挙げている。(編集委員・中村通子)

関連過去記事

ノロウイルス、流行本格化 消毒・手洗い、徹底を 10/11/26

ノロウイルスが猛威 新型インフルと入れ替わり 10/02/19

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2010年11月26日 (金)

ノロウイルス、流行本格化 消毒・手洗い、徹底を

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リンク: asahi.com(朝日新聞社):ノロウイルス、流行本格化 消毒・手洗い、徹底を - アピタル(医療・健康).2010年11月26日

 下痢や嘔吐(おうと)、腹痛などの症状が出る感染性胃腸炎の流行が本格化している。大半が、冬場に猛威をふるうノロウイルスによるものと見られる。国立感染症研究所は、予防のため手洗いを励行し、感染拡大防止のため感染者が吐いた物を適切に処理するよう、注意を呼びかけている。

 感染研によると、全国3千の小児科の定点医療機関を最近の1週間(11月8~14日)に受診した患者は1医療機関あたり7.70人で、4週連続で増えた。都道府県別では、多い順に大分(30.22)、山形(22.97)、新潟(19.51)、山口(17.51)と続く。例年は12月中旬にピークを迎えるが、今季はやや立ち上がりが早い。

 保育園や小学校などでの集団発生が目立つ。患者やウイルスを持つ人との接触が主な感染経路だ。吐いた物や下痢の処理が不十分でウイルスが床や壁に残り、掃除などで舞い上がって口などから入ることもあるという。

 感染研感染症情報センターの安井良則主任研究官は、マスクや厚手の手袋をして、タオルなどでしっかりふき取り、薄めた塩素系漂白剤で広範囲を消毒するように指導している。流水やせっけんでの手洗いも徹底するよう求めている。(熊井洋美)

関連過去記事

高齢者施設でノロウイルス 福岡県 10/11/23

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2010年11月23日 (火)

高齢者施設でノロウイルス 福岡県

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リンク: 高齢者施設でノロウイルス 福岡県 - MSN産経ニュース. 2010.11.22 23:49

 福岡県などは22日、県内の高齢者施設2カ所で入所者ら計76人が嘔吐や下痢の症状を訴え、うち1施設で発症者からノロウイルスが検出されたと発表した。

 福岡市博多区の施設で5日以降、入所者35人と職員17人が発症し、うち6人からノロウイルスを検出した。3人が入院中だが、快方に向かっているという。

 筑紫野市の施設では入所者と職員計24人が症状を訴え、2人が入院中だがいずれも軽症。県はウイルスによる感染性胃腸炎の可能性が高いとみて調べている。

2日前にも要注意のニュースがあった。

リンク: ノロウイルス流行の兆し 昨年の2倍超 - MSN産経ニュース. 2010.11.20 08:12

 嘔吐(おうと)や下痢を繰り返す感染性胃腸炎の患者が急増していることが、国立感染症研究所の集計で20日、分かった。ほとんどはノロウイルスが原因とみられる。この時期としては過去10年で2番目に多く、昨年の2倍以上に上る。

 同研究所感染症情報センターの安井良則主任研究官は「予防にはせっけんを使って手洗いをしっかりすることが大事。子供を中心に感染が広がるため、嘔吐や下痢の症状があれば、保育園や学校に行くのを控えてほしい」と話している。

 全国約3000の小児科から報告された感染性胃腸炎の患者数は3週連続で増加。7歳以下が70%以上を占める。今月1~7日の1週間は、1カ所当たり5.3人。過去10年で最多は2006年の7.1人で、昨年は2.4人だった。都道府県別では、山形が19.8人で最も多く、次いで大分19.1人。

今年2月に出ていた注意報はこちら。

ノロウイルスが猛威 新型インフルと入れ替わり 10/02/19

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2009年6月23日 (火)

謎の食中毒増加中、短時間で発症し回復

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食中毒関連で要注意のニュースのような気がします。

リンク: 謎の食中毒が増加中、短時間で発症し回復 : ニュース : 医療と介護 : YOMIURI ONLINE(読売新聞).

昨年度100件超え・・・厚労省調査へ

 食後短時間で一過性の下痢嘔吐の症状を呈し、原因物質が特定できない食中毒がここ数年、首都圏や瀬戸内海沿岸、北陸地方などで相次ぎ、地元の保健所が「再発防止策の取りようがない」と対応に苦慮している。

 関係自治体は「広範囲で発生している」として全国規模の調査を国に要請。厚生労働省が国立機関に研究分析を依頼し、事例収集を進めている。

 厚労省などによると、原因物質が特定できない食中毒には、〈1〉主症状が下痢や嘔吐〈2〉食後、発症まで平均4、5時間程度と短い〈3〉軽症で回復も早い――という共通点がある。保健所などが残飯や吐しゃ物を検査しても原因となる細菌や毒素などが検出されず、原因が特定されていない。食中毒と断定されるには至らなかった有症苦情事案にも同様ケースがあるという。

 岡山県の倉敷市保健所が中心となり、昨夏、瀬戸内海沿岸27府県市に、原因不明の食中毒や苦情事案についてアンケートをしたところ、回答した21自治体のうち20自治体が「あり」とした。06年度29件、07年度87件、08年度は夏までで32件。2年半の合計では広島県51件、兵庫県27件などが多かった。

 さらに同保健所が今年初め、瀬戸内地区を除いた全国の都道府県や政令市など97自治体に聞いた結果、回答した70自治体のうち54自治体が「あり」とした。集計すると、04年度27件、05年度40件、06年度71件、07年度89件と増え、08年度は112件に。地域別の最近3年間の合計では、東京都52件、千葉県41件、福井県33件などが多かった。

 調査を担当する同保健所の吉岡明彦参事は「患者数は1件につき数人から数十人。年間数百人以上になるのでは」と指摘。「既に知られている細菌は体内に入って増殖するまでの時間がもう少し長い。未知の物質が原因の可能性がある」として調査を継続する予定だ。

 ここ2年間で約10件の同様事案が発生した石川県なども昨年末に厚労省に原因の特定を要請。今年2月の首都圏の自治体担当者会議でも話題に上ったという。

 現在では主要な食中毒の原因物質も、過去にさかのぼると「原因不明」とされた時代がある。昨年の食中毒のうち患者数が最も多いノロウイルスも、遺伝子検査が確立し、国が原因物質に追加したのは1997年のことだった。

 厚労省から要請を受け、自治体への助言に取り組む国立医薬品食品衛生研究所の小西良子・衛生微生物部長は「各地の事例が同一現象とはまだ言えない。さらに事例を収集・解析する必要がある」と話す。厚労省は「近年まれにみる発見につながる可能性もあるが、まだ情報不足」とする。

 有症苦情事案 嘔吐や下痢など食中毒のような症状を呈していても、原因物質が特定できない場合、「食中毒」としては報告されず、有症苦情事案として扱われることが多い。食中毒と断定すると、原因施設が営業停止処分などになるため、行政側が慎重に判断することも影響している。原因物質が検出されなくても、複数のグループが同じ施設で食事をしていたなどの状況があれば、食中毒と断定され、国の統計に計上される。

(2009年6月22日  読売新聞)

このような症状を昔は漢方の病名では、霍乱(かくらん)と呼んでいて、傷寒論という漢方の原典に霍乱病の篇があります。
代表の対応処方としては、五苓散(ごれいさん)と理中丸(りちゅがん)が挙がっています。
吐き下しの霍乱病で、頭痛、発熱し身体が痛み、熱くて水を飲みたがるものには五苓散を用い、寒気(さむけ)が多くて水を飲みたくない場合は理中丸を用いるとされています。

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