カテゴリー「RSウイルス」の8件の投稿

2011年12月 9日 (金)

感染症2種 栃木県内も猛威

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感染症2種 栃木県内も猛威 : 医療ニュース : yomiDr./ヨミドクター(読売新聞)

RSウイルスとマイコプラズマ肺炎

 今秋、全国的に風邪によく似た症状をみせるRSウイルス感染症やマイコプラズマ肺炎の患者が増えており、栃木県内でも猛威をふるっている。

 RSは乳幼児、マイコプラズマは小学生など子どもが罹患しやすく、風邪に症状が似ているため家族が気づきにくい。専門家は、「熱やせきが1週間以上長引くこともあるので、早めに医療機関にかかって」と呼びかけている。

 RSウイルス感染症は、1歳未満の乳児期、その中でも特に未熟児や心臓奇形の合併がある場合などに重篤な肺炎や細気管支炎を起こしやすい。近年、これらの疾患がある場合に限り、重症細気管支炎を予防する筋肉注射で予防できるようになった。独協医科大病院小児科の吉原重美准教授は、「息苦しそうで、ミルクを飲む量が減っている場合はすぐに医療機関に行ってほしい」と話す。

 県がまとめた県内48か所の定点調査の結果によると、例年は11~12月頃がピークとなるが、今年は8月頃から患者が出始め、10月に昨年同月比で9倍の128件報告された。11月に入り、患者数は例年並みに落ち着いてきた。

 マイコプラズマは、肺炎だけでなく重篤になると脳炎などを引き起こす場合がある。吉原准教授によると、高熱と長引くせきが特徴で、治療薬が飲めなかったり、脱水症状がある場合などは入院することもある。

 県内7か所の医療機関で実施している定点調査では、6月下旬に1医療機関での患者数が1・0人を超え、12月上旬には過去最多だった2007年の2・29人を超え、3・86人となった。

 これから流行の季節を迎えるインフルエンザを含め、いずれもせきやくしゃみなど飛沫感染が原因。RSウイルス感染症とマイコプラズマ肺炎は、インフルエンザのようにワクチンによる予防接種はない。吉原准教授は、「手洗いの徹底やうがいは基本だが、マスクの着用が効果的だ。小学生以下の子どもがいる家庭では、流行している時期に、出来る限り人混みに近寄らないようにしたほうがいい」と話す。

 また、家族内でマイコプラズマ肺炎が広まることも考えられるため、1人が発症した後に別の人に熱が出た場合は「診療を受ける際に、家族に患者がいることを伝えると、スムーズに治療を受けることができる」と話す。 (2011年12月9日 読売新聞)

風邪にかかった人に思い当たることを尋ねると、ほとんどの人が「寒い思いをした」ことをこたえる。

温かくしておくことが、マスク・手洗い以上に大切。

冷たいもの・水物を口にすることを避けて体を冷やさないようにすることが最良の養生です。

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2011年9月21日 (水)

RSウイルス感染症拡大 04年以来最多ペース 乳幼児の重い肺炎の原因

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RSウイルス感染症拡大 04年以来最多ペース 乳幼児の重い肺炎の原因 - MSN産経ニュース 2011.9.21 08:26 

 毎年冬に流行し、乳幼児の重い肺炎の原因となるRSウイルス感染症が今年は既に拡大傾向だ。全国約3千の小児科定点医療機関から報告される患者数は、今年は6月ごろから、データのある2004年以降で最多ペースで推移していることが国立感染症研究所の21日までの分析で分かった。

 同研究所の安井良則主任研究官は「RSウイルス感染症はインフルエンザより知名度が低いが、小児科では最も恐れられている感染症の一つ。初めてかかる乳幼児で重症化しやすく、感染力も強い。家族、医師、保育園などは既に流行が始まっていることに注意してほしい」と話している。

 最新の速報値は今月5日~11日の1週間分で1321人。この時期としては最多だった08年の836人の約1・6倍となっている。乳幼児のRSウイルス感染症は、せきや鼻水、発熱から始まり、熱は下がったとしても、ぜーぜーという呼吸が続き、吐くようにせき込むなどして肺炎に悪化する場合がある。

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2011年8月31日 (水)

乳幼児のRSウイルス感染に注意 今年は7月から患者が増加

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乳幼児のRSウイルス感染に注意 今年は7月から患者が増加 - MSN産経ニュース 2011.8.31 07:46

 2歳までに乳幼児のほとんどが感染するとされるRSウイルス。例年は秋から春にかけて流行する感染症だが、今年は7月から患者が増えているという。ただ、インフルエンザなどに比べて認知度は低く、予防するためにも、専門家は認知度の向上を課題に挙げている。(森本昌彦)

 ◆低い認知度

 「今年は7、8月にRSウイルス感染症で入院するお子さんが非常に増えています」。昭和大学医学部小児科の水野克己准教授は話す。

 RSウイルス感染症は秋から冬にかけての長い期間にわたって流行し、12~1月がピークとされてきた。昨年までは同時期にRSウイルスに感染した子供はそれほど多くなかったという。

 RSウイルスについて、水野准教授は「以前に比べると増えたが、10人のお母さんに話して1人ぐらいが知っている程度です」と認知度の低さを懸念する。

 事実、医薬品大手「アボットジャパン」(東京都港区)が7月に実施した調査によると、妊娠8カ月以上の妊婦でRSウイルス感染症がどのような病気かを知っていたのはわずか2・4%。名前は聞いたことがあるのは27・1%で、7割が名前すら知らなかった。乳幼児(2歳未満)を持つ母親でも同様で、どのような病気かを知っているのは3割以下。インフルエンザについては妊婦の83・7%、母親の91・2%がどのような病気かを知っており、大きく差が開いている。

 こうした現状について、水野准教授は「RSウイルスは1カ月未満の子供でもかかる。妊婦さんが知っておかなければいけないウイルス感染症の一番はRSウイルスです」と警鐘を鳴らす。

 ◆普段から予防を

 RSウイルス感染症は、なぜ乳幼児にとって危険なのか。RSウイルスは何度も感染し、悪化すると肺炎などを起こし、最悪の場合は死に至ることもあるからだ。特に重症化しやすいのは、生後6カ月以内の乳児や早産児、慢性肺疾患や先天性心疾患などの基礎疾患を持っている乳幼児とされる。

 幼い頃にRSウイルス感染症が重症化し、肺などの下気道感染症になった場合は、将来的な不安もあるという。水野准教授は「長期にわたって、喘鳴(ぜんめい)(気管が狭くなり、呼吸時にゼーゼーというような音がする状態)、ぜんそくになるリスクが高くなる。小さいときにRSウイルス感染症が重症化しないようにすることが大事だ」と話す。

 ただ、RSウイルスは一度感染しても持続的な免疫ができにくく、予防ワクチンや特効薬もないのが現状だ。このため、RSウイルスに感染しないよう、普段の生活で対策を取ることが重要になる。

 感染を防ぐため、普段の生活での注意点として、水野准教授は、手洗い・うがいを徹底する▽接触感染を防ぐため、流行期に子供が集まる場所になるべく行かない-ことを挙げる。

 また、母乳で育てることや妊娠中の積極的なビタミンD(魚・キノコなどに多く含まれる)の摂取も有効という。重症化を防ぐ手段としては「シナジス」と呼ばれる抗体製剤の投与があるが、100ミリグラムで約15万円と費用が高いのがネック。ただ、29~35週の早産で6カ月以下の新生児や乳児などは健康保険が適用され、重症化のリスクが高い早産児には投与を勧めている。

【用語解説】RSウイルス感染症

 Respiratory Syncytial Virus(呼吸器合胞体ウイルス)の略で、風邪の原因となる一般的なウイルスの一つ。乳幼児が最も感染しやすいウイルスで、1歳の誕生日までに70%の乳児が初感染し、2歳までにはほとんどの乳幼児が感染するとされる。通常、健康な乳幼児が感染した場合、38~39度程度の発熱、鼻水、せきなどの症状が出て、多くは8~15日ぐらいで治まる。発熱症状がないこともある。

RSウイルスの過去記事

RSウイルス 風邪に似た症状 乳幼児は御用心 09/10/29

潜伏期間は2~5日、通常、軽快には1~2週間を要するといわれます。

RSウィルスに対しては、インフルに対するタミフルのような治療薬はありません。
くすりは対症療法薬しかありません。
つまり、解熱鎮痛薬、咳止め薬、鼻炎の薬などで対処するわけです。

となると、漢方処方の出番になります。

RSウイルス 例年より遅く現在も流行中 10/03/27

 楠田聡・東京女子医科大教授(新生児学)によると、冬季に乳児が鼻汁、せきに続いてゼイゼイ言うような場合は30~40%がRSウイルス感染症によると考えられるという。大人は鼻孔などの上気道の感染で済むため症状は軽いが、乳幼児は気管支などの下気道に感染するため、重症化する恐れがある。

RSウイルス 知らないと危ない 10/10/04

インフルより感染力強く、特効薬なし

乳幼児は重症化しやすく死亡例も

手洗いとマスクが一番効果あり

RSウイルス 風邪と侮ると危険な重症化の恐れ 乳幼児は注意 10/10/19

RSウイルスにご注意 乳児はインフルより重症化の傾向 10/12/04

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2010年12月 4日 (土)

RSウイルスにご注意 乳児はインフルより重症化の傾向

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インフルだけでなくこちらにも注意が必要らしい。

asahi.com(朝日新聞社):RSウイルスにご注意 乳児はインフルより重症化の傾向 - アピタル(医療・健康).2010年12月4日

 2歳までに1回は感染を経験しインフルエンザに似た症状を示すRSウイルスの患者報告が近年増えている。日本小児科学会の全国調査では入院患者の7割に持病があり、重症化の要因もわかってきた。流行は年末から1月のため、専門家は「1歳未満の子どもは発症すればインフルエンザより重症になりやすいので気をつけて」と呼びかけている。

 国立感染症研究所によると、最新の1週間(11月15日~21日)で定点医療機関(約3千)の受診者は1720人。約5千の医療機関からのインフルエンザ受診者1684人より多い。

 昨季は年明けから急に増え、1月末には、調査を始めた2003年以来で最多となる4742人に上った。ウイルスの認知度が上がっていることも増加の要因とみられている。

 潜伏期間は3~4日で、症状は発熱、鼻水、せきなど。2歳までに最初の感染をするが、このときに重症化する傾向があり1歳未満では呼吸困難になることも。また1回目の感染以降、大人になっても再感染する。予防には周りもマスク、手洗い、うがいで気をつける必要がある。

 日本小児科学会の全国調査はアンケート形式で全国の小児科がある272病院から回答を得た。その結果、06年8月~08年7月にRSウイルスで入院した4歳未満の子どもは1115人いた。このうち756人はぜんそくや心筋症、てんかんなどを抱えていた。持病などで体が弱っていると重症化しやすいことを大規模調査で裏付けた。入院の6割以上は酸素吸入や人工呼吸を受け、肺炎などで16人が亡くなっていた。

 東京女子医大の楠田聡教授は「最初に感染する年齢をいかに遅らせるかが大事。家庭内の感染に注意を」と呼びかけている。(杉本崇、熊井洋美)

■子どものこんな症状に注意

・38度近い熱がある(熱がない場合もある)

・呼吸が浅くゼイゼイとせきが続く

・たんが詰まる

・食べたり飲んだりがつらそう

・あまり眠れていない

※夜に悪化しやすいので早めの判断が大事

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2010年10月19日 (火)

RSウイルス 風邪と侮ると危険な重症化の恐れ 乳幼児は注意

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風邪と侮ると…危険なRSウイルス 重症化の恐れ 乳幼児は注意 - MSN産経ニュース 2010.10.19 08:27

 乳幼児を中心に注意したいウイルスとしてインフルエンザなどがよく知られるが、小児科医の間では「RSウイルス(呼吸器合胞体ウイルス)」が恐れられているという。専門家は「重症化しやすく死に至ることもあるのに、一般の認知度が低い」と指摘する。

 RSウイルスは、風邪の原因となるウイルスの一種。「2歳までにほぼ100%感染するが、必ずしも発熱しないので要注意。呼吸がゼーゼーしているのに『熱がないから』と保育園に預けると、本人の危険はもちろん、園で一気に広まってしまう」。こう警告するのは、倉敷中央病院(岡山県倉敷市総合周産期母子医療センタ-の渡部晋一主任部長。

 潜伏期間は4、5日程度。初期症状はせきや鼻水で、発熱するのは3分の1から半数ほどだ。年齢を問わずに何回でも感染し、悪化すると肺炎などにつながる。重症化しやすい人として渡部部長は、生後6カ月以内の子供▽36週未満の早産児▽心疾患のある子供▽高齢者▽慢性肺疾患や免疫不全、神経系の病気のある人-を挙げる。ほかの子供からうつる可能性があることから、託児や通園が影響するという。

 感染力が強く、くしゃみやせきによる飛沫(ひまつ)感染に加え、接触感染のリスクも高い。「例えば、感染者の鼻汁が何かに付着すると、4、5時間はそのウイルスが生きており、他人がそこに触れて感染が広がる」(渡部部長)

 特効薬や特定の治療法はなく、症状の緩和を図るしかない。渡部部長は「RSウイルスに限らないが、(子供の)機嫌、食欲、睡眠の3つのどれかに問題があれば、何かの重症化を疑うべきだ」と話している。

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RSウイルス 知らないと危ない 10/10/04

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2010年10月 4日 (月)

RSウイルス 知らないと危ない

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ゲンダイネット 2010年9月28日 掲載

インフルより感染力強く、特効薬なし
 これから寒くなると、感染症にかかりやすくなる。その代表格として恐れられているのがインフルエンザだろうが、実は“インフル恐怖心”が強過ぎるあまり、見落とされがちなウイルスがあるのをご存じか? それがRSウイルスだ。どんなウイルスなのか。倉敷中央病院総合周産期母子医療センター・渡部晋一主任部長に聞いた。

●乳幼児は重症化しやすく死亡例も
「RSウイルスは、2歳までに100%感染します。しかし、ウイルスから身を守る抗体がなかなかできないため、乳幼児が感染すると、重症化しやすい。しかも感染者数がインフルエンザより多いのですから、最も注意しなければいけないウイルスといっていいのです」
 厚労省と感染症研究所が毎年調査している感染症週報によると、ここ3年連続でRSウイルスの感染報告数がインフルエンザを圧倒。“新型インフル騒動”で揺れた去年でさえ、RSウイルスの感染報告数が上回っているのだ。
「健康な成人がRSウイルスにかかっても、多くは熱が出ず、鼻風邪で済みます。一般の方は“熱さえなければ大丈夫”と軽く考えがちですが、実はそれが感染を拡大させているのです。乳幼児が要注意ですが、大人も侮れません。高齢者や、肺や免疫系、神経系、筋肉系などに持病があると、乳幼児と同じように重症化して、命を落とすことがあります」
 RSウイルスは4~5日の潜伏期間を経て発症する。鼻水や咳、のどの痛み、熱などの上気道炎症状が表れ、乳幼児だと発症者のうち30%が重症化。感染が気道の奥の下気道に進んで、「呼吸が浅くなる」「ゼーゼーする」「呼吸数が増える」「食欲がなくなる」「眠れなくなる」などの症状に襲われるという。

●手洗いとマスクが一番効果あり
「RSウイルス感染症は特効薬がないので、総患者数のうち60~70%が入院を余儀なくされます。ウチの少し古いデータですが、2006年7月から08年3月までにICU(集中治療室)で治療したRSウイルスの乳幼児22人のうち、4人が残念ながら亡くなりました」 亡くなった4人のうち1人は、8歳の女児。死因は、RSウイルスが心臓に感染する心筋炎だった。リスクが高い乳幼児でも、亡くなるケースは呼吸器などに持病があることが多いとされるが、この8歳の女児は持病がなかった。別のある病院では、RSウイルスに感染した成人が心筋炎を引き起こしたという。
「RSウイルスが、インフルエンザのように脳症を起こすことも分かっています」
 とにかく怖いウイルスなのだが、健康な成人にとっては単なる鼻風邪だから厄介。鼻水を拭いた手で子供に触ったり、親を介護したりすると、大変な目に遭わせる恐れがあるのだ。では、どうするか?
「単純なことですが、手洗いとマスクが一番。RSウイルスの人がハナをかんだ手をテーブルに置くと、テーブルに付着したRSウイルスは8時間も感染力を持つ。お子さんや高齢者、呼吸器などに持病がある方が家族にいらっしゃるご家庭では、アルコールなどで消毒するのも有効です」
 もし乳幼児や高齢者へのRSウイルス感染が疑われるときは、すぐ病院を受診することだ。
関連過去記事
RSウイルス 例年より遅く現在も流行中 10/03/27
 ◇RSウイルスチェック

□38度以上の熱がある

□呼吸が浅く、呼吸数が1分間に60回近くなる

□ゼイゼイせきが続く

□たんが詰まる

□発症後、数時間で急激にぐったりする

 (以上の項目に一つでも当てはまったら受診を)

RSウイルス 風邪に似た症状 乳幼児は御用心 09/10/29

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2010年3月27日 (土)

RSウイルス 例年より遅く現在も流行中

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RSウイルス:乳幼児、注意 かぜ症状、持病あると重症化/例年より遅く現在も流行中 - 毎日jp(毎日新聞)

 かぜ症状を起こす呼吸器感染症の原因ウイルスは、数百種にも及ぶといわれる。中でも乳幼児が最も感染しやすいのがRSウイルスだ。例年の流行は年末をピークに急速に終息するものの、今シーズンは3月に入っても例年のピーク時並みの流行が続いている。2歳までにほぼすべての子どもが感染し、持病があったり早産だった子どもは重症化しやすいにもかかわらず、認知度は低い。予防と対策をまとめた。【関東晋慈】

 東京都内に住む会社員、畦地久美さん(30)は長男の新大(あらた)君(1)を保育園に預けている。年末にかぜ症状があり、医療機関を受診。RSウイルス感染症と診断されたものの、大したことはないと思い愛知県の実家に帰省して重症化した。2泊3日の入院後、2週間近く自宅で看病したものの、食事はほとんどできなかった。

 畦地さんは「保育園でうつったのかも。RSウイルスのことは知らなかった。しっかり静養しておけば仕事も休まずにすんだ」と話す。

 楠田聡・東京女子医科大教授(新生児学)によると、冬季に乳児が鼻汁、せきに続いてゼイゼイ言うような場合は30~40%がRSウイルス感染症によると考えられるという。大人は鼻孔などの上気道の感染で済むため症状は軽いが、乳幼児は気管支などの下気道に感染するため、重症化する恐れがある。

 気管支炎にかかると呼吸困難のため不機嫌になったり、哺乳(ほにゅう)量が減少し、食欲の減退、嘔吐(おうと)などを起こす。呼吸の度にゼイゼイ、ヒューヒューという音を伴って小鼻をピクピクさせる様子が見られ、さらに悪化すると血液中の酸素濃度が低下し、唇や顔色が紫色になる「チアノーゼ」が見られるようになる。鼻が詰まって息苦しそうな場合には、早急に小児科を受診すべきだという。

 国立感染症研究所によると、RSウイルス感染症は全国の約3000小児科から患者数が報告され、最新1週間(3月1~7日)の患者数は3012人で、6週連続で減少しているものの例年のピーク時並みだ。

 同じ呼吸器感染症のインフルエンザと同時に流行しないことが知られ、新型インフルエンザが発生し、秋から早い大流行があったため、RSウイルスの流行が遅れているとみられ、依然注意が必要だ。

 RSウイルスは、感染した人のせきで生じた飛沫(ひまつ)や気道から分泌された鼻水などに接触することで感染する。さらに鼻や口の粘膜に加えて目からも感染すると考えられている。看護する人や家族、特にかぜ症状の人はマスクをして、手を洗うことも重要になる。

 RSウイルスは非常に感染力が強く、ウイルスがおもちゃなどに付いて4~7時間は感染力を持つとされる。

 楠田教授は「乳幼児は手近に置いてあるものを何でも口に入れたがる。家庭内にかぜをひいている人がいるときは、アルコールティッシュなどで赤ちゃんの周りのものをこまめに消毒してほしい」と注意を促す。

 ウイルスはエンベロープという表面膜を持つが、せっけんや消毒用アルコール、塩素系消毒薬などに触れると、すぐに感染力を失う。また、流行する秋から春にかけては、特に小さな子どもを人ごみに連れて行かない配慮も必要だ。

 RSウイルスは感染しても持続的な免疫ができにくい。予防のためのワクチン開発は30年近く続けられているが、実用化には至っていない。

 細矢光亮・福島県立医科大教授(小児科学)によると、国内では01年に承認された遺伝子組み換え技術で作成された「モノクローナル抗体」(製剤名、パリビズマブ)を、流行1カ月前から毎月1回筋肉注射するのが、利用できる唯一の薬剤予防法という。

 細矢教授は「乳幼児が気を付けないといけないのはインフルエンザだけではない。抗体医薬は高価で、最善の予防法は周囲の大人も含めた手洗いなどの励行だ。例年にない流行の遅れなので、引き続き、注意してほしい」と話している。

 ◇RSウイルスチェック

□38度以上の熱がある

□呼吸が浅く、呼吸数が1分間に60回近くなる

□ゼイゼイせきが続く

□たんが詰まる

□発症後、数時間で急激にぐったりする

 (以上の項目に一つでも当てはまったら受診を)

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RSウイルス 風邪に似た症状 乳幼児は御用心 09/10/29

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2009年10月29日 (木)

RSウイルス 風邪に似た症状 乳幼児は御用心

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RSウイルスに御用心 風邪に似た症状 乳児に感染リスク (1/2ページ) - MSN産経ニュース  2009.10.27 07:58

. 新型インフルエンザが猛威をふるう中、乳幼児が同じくらい注意しなければならない病がある。「RSウイルス感染症」だ。発熱やせきといった症状は風邪と似ているが、乳児がかかると呼吸困難など重症化する危険がある。一方で、多くの母親が「(病名を)知らない」という調査結果も。専門家は「正しい知識を持って予防を徹底して」と注意を呼びかけている。(中島幸恵)

RSウィルス感染症の主な症状

初期症状
・発熱
・くしゃみ
・せき、のどの痛み
・鼻水

感染が重症化した場合
・呼吸が浅い、呼吸数が1分間に60回近くなる
・たんがつまったり、ゼイゼイという呼吸が続く
・発症後、数時間で急にぐったりする

*重症化した場合、すぐに医療機関を受診すること

重症化の危険も

「RSウイルス感染症は、2歳までにほとんどの乳児が感染する。感染すると多くの場合、発熱や鼻水、せき程度で済む。ただ、早産で生まれたり、呼吸器や心臓に持病がある乳児は重症化すると、気管支炎や肺炎を起こす危険性もある」。こう話すのは、福島県立医科大学の細矢光亮教授(小児感染症学)。

 早産児は早く生まれてきた分、母親から受け取る抗体が少ない。また、呼吸器の機能や免疫機能が未発達でもある。そのため、RSウイルスを発症すると、重症化する可能性が高いという。

 国立感染症研究所のまとめによると、RSウイルス感染症の報告件数は、10月第2週で500件以上に上り、増加傾向。例年4月ごろまで流行し、ピークは12~1月と予測される。

 現在、実用化されたワクチンや抗ウイルス薬はない。治療は点滴での水分補給や気管支拡張剤の投与などにとどまるという。

 ウイルスは体外に出ても6時間程度、感染力が持続する。大人が風邪をひいて、はなをかんだ後、無意識に手で触れた物などを介して、乳児が感染する。家族全員の注意が必要だ。

対策として、細矢教授は▽帰宅時および食前によく手を洗い、うがいをする▽家族が風邪をひいたら、マスクの着用▽乳児の周りの物はアルコールなどでこまめに殺菌する▽冬の時期は人込みに連れ出さない-と呼びかける。

潜伏期間は2~5日、通常、軽快には1~2週間を要するといわれます。

RSウィルスに対しては、インフルに対するタミフルのような治療薬はありません。
くすりは対症療法薬しかありません。
つまり、解熱鎮痛薬、咳止め薬、鼻炎の薬などで対処するわけです。

となると、漢方処方の出番になります。

風邪は万病のもと(1)
http://blogmasaki-ph.cocolog-nifty.com/blog/2008/08/post_445e.html

風邪は万病のもと(2)
http://blogmasaki-ph.cocolog-nifty.com/blog/2008/08/post_c5f1.html

マサキ薬局では、風邪類には、漢方処方に合わせて、バイオリンク源液ドリンクなどを補助に飲んでもらって喜ばれています。

今週も、インフルエンザの小学生の娘さんに飲んでもらった所、発熱が1日で下がり、ドクターに不思議がられたと電話で報告をもらいました。

適切な漢方処方と免疫力・自然治癒力を助ける補助のくすりを併用することがとても効果的です。

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