カテゴリー「新耐性菌」の25件の投稿

2011年10月14日 (金)

多剤耐性緑膿菌に感染、1人死亡 新潟県立新発田病院

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asahi.com(朝日新聞社):多剤耐性緑膿菌に感染、1人死亡 新潟県立新発田病院 - アピタル(医療・健康) 2011年10月14日11時54分

 新潟県立新発田病院(新潟県新発田市)は14日、抗生物質に抵抗力を持つ多剤耐性緑膿菌(りょくのうきん)が院内感染で入院患者3人に広がり、白血病で入院していた1人が菌の影響で死亡したと発表した。3人から検出された菌の遺伝子がほぼ一致したことから院内感染が判明した。

 病院の説明では、9月20日に白血病で入院していた40代男性が多剤耐性緑膿菌敗血症を合併して死亡。同じ7階の病棟にいた人を検査したところ、ほかに男女2人の感染が分かった。うち1人は50代男性で同18日に白血病で死亡していたが、残っていた便から菌が検出された。菌の影響はなかったとしている。もう1人の女性は入院中で、菌による影響は見られないという。

 病院は先月29日、3人が多剤耐性緑膿菌に感染したことを発表。3人に接点がなかったことや手洗いなどの院内感染対策をしていたことを挙げて「院内感染の可能性は極めて低い」と説明していた。14日の記者会見で矢沢良光院長は「認識が甘かった」と話した。

1年前の今頃感染が頻発しかけた。
カテゴリー「新耐性菌」にあり。

また要注意。

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2011年6月 3日 (金)

18人死亡の大腸菌O104、多くの抗生物質に耐性

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asahi.com(朝日新聞社):18人死亡の大腸菌O104、多くの抗生物質に耐性 - アピタル(医療・健康) 2011年6月3日

 ドイツで18人が死亡するなど被害が広がっている新種の腸管出血性大腸菌O(オー)104は、幅広い抗生物質が効きにくい多剤耐性の遺伝子も持っていることがわかった。北京ゲノム研究所(BGI)が2日、解析結果を発表した。今回の菌は強毒性に加え、薬剤が効きにくいことで、治療が難しくなっている。

 ドイツ北部の患者の多くが入院しているハンブルク・エッペンドルフ大学病院の依頼で、BGIが菌の遺伝子を調べたところ、ストレプトマイシン系やペニシリン系など多くの抗生物質に耐性を示す遺伝子を持っていた。実際の治療でも、抗生物質による治療が難しいことがわかっている。

 多剤耐性の遺伝子は、別の型の大腸菌からこの菌に乗り移った可能性があり、BGIはこの菌が発生した理由などを調べる。

この特徴があるので被害が大きくなっている。

欧州で広がるO104、新種の可能性…WHO : 医療ニュース : yomiDr./ヨミドクター(読売新聞).

 【ジュネーブ=佐藤昌宏】ドイツを中心に欧州で感染が広がる腸管出血性大腸菌O104について、世界保健機関(WHO)報道官は2日、ロイター通信に「これまでの感染例で確認されたことがない菌だ」と述べ、新種である可能性を示唆した。

 複数の専門家は「感染力も毒性も強い新種だ」と述べている。感染はドイツ、フランスなど少なくとも10か国に及び、2日午後(日本時間3日未明)までに17人が死亡、感染者は1500人以上に達した。

(2011年6月3日 読売新聞)

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2011年4月16日 (土)

治療薬ほとんど効かない結核菌 佐賀で10人集団感染

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asahi.com(朝日新聞社):治療薬ほとんど効かない結核菌 佐賀で10人集団感染 - アピタル(医療・健康) 2011年4月15日

 佐賀県は15日、既存の治療薬がほとんど効かなくなる「超多剤耐性結核菌」(XDR)の集団感染を確認したと発表した。県中部の医療機関などで今月までに患者5人と未発症感染者5人を確認。厚生労働省によると、XDRの集団感染の報告例は国内初という。

 XDRは普通の結核と同じ症状だが、薬の選択を誤ったり適切に飲まなかったりすると、薬が効かない菌に変わる。治療薬が限られ、外科手術や長期入院も必要になるという。

 県によると、2007年6月、県内の50代男性の感染を確認。かかりつけの県中部の医療機関の職員や患者を検診し、今月までに新たな患者4人と未発症感染者5人を確認。うち8人は院内感染とみられる。県は感染者の経過観察を続けるが「集団感染はひとまずストップした」という。

耐性菌問題は西洋医学の宿命か。

いたちごっこ・もぐらたたきで困ったことだ。

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2011年4月14日 (木)

多剤耐性遺伝子NDM1持つ菌、インドの水道水で発見

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asahi.com(朝日新聞社):多剤耐性遺伝子NDM1持つ菌、インドの水道水で発見 - アピタル(医療・健康) 2011年4月14日

 ほとんどの抗生物質が効かない多剤耐性遺伝子NDM1を持つ菌が、インドの首都ニューデリーの水道水などから見つかった。病院などでは見つかっているが、外部の環境中で見つかったのは初めて。耐性遺伝子の拡散が心配される。英医学誌ランセット姉妹誌最新号が英豪チームの論文を掲載した。

 チームが昨年9~10月、ニューデリーの水道水や水たまりの水を調べたところ、それぞれ4%、30%の割合でNDM1を持つ菌が見つかった。その中にはコレラや赤痢を引き起こす菌も含まれ、抗生物質が全く効かないものもあった。

 ニューデリーでは上下水道の整備が不十分なうえ、モンスーンによる洪水で汚水が飲料水に混じる可能性が考えられる。チームのティム・ウォルシュ英カーディフ大教授は「人口密集地で飲用や料理などに使われる水から耐性菌が見つかった。極めて憂慮される結果だ」とコメントしている。

 米国などではインドで治療を受けた人らからNDM1が見つかっている。日本でも昨年9月に栃木県の大学病院で見つかるなどして問題になった。(ワシントン=勝田敏彦)

関連過去記事はカテゴリー 新耐性菌にあり

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2011年4月 7日 (木)

多剤耐性菌死者、欧米で年8万人 WHOが統計発表

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多剤耐性菌死者、欧米で年8万人 WHOが統計発表 - 47NEWS(よんななニュース)

 【ジュネーブ共同】世界保健機関(WHO)は世界保健デーの7日、ほとんどの抗生物質が効かない多剤耐性菌の感染による死者が、欧米諸国だけで少なくとも年間8万8千人に上るとの統計を発表した。統計が得られない途上国の死者はこれをはるかに上回るとみられ、WHOは多剤耐性の病原体への対策強化を目指す。

 抗生物質の開発に多額の費用が掛かることから、世界的な製薬会社でも開発に力を入れていない問題点も指摘。WHOは官民挙げての対策の必要性を訴えている。

 感染拡大の一因は抗生物質の乱用とされ、WHOは加盟国に管理の徹底を呼び掛けている。2011/04/07 10:25   【共同通信】

関連過去記事はカテゴリー「新耐性菌」に。

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2011年1月24日 (月)

抗生物質を壊す多剤耐性菌、国内定着の恐れ

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リンク: 抗生物質を壊す多剤耐性菌、国内定着の恐れ : 医療ニュース : yomiDr./ヨミドクター(読売新聞).

 厚生労働省は21日、多くの抗生物質を分解し無効にしてしまう酵素「NDM1」を持つ新型の多剤耐性肺炎桿(かん)菌が昨秋、埼玉県内の病院に入院していた80代女性から検出されたと発表した。

 NDM1を持つ細菌はインドや欧米で広がっており、国内での確認は3例目。そのうち2例は感染経路が不明で、厚労省は「すでに国内に定着している可能性もある」として、とくに抵抗力の弱い患者が集まる医療機関に注意を呼びかけている。厚労省が昨年9~12月に実施した多剤耐性菌の全国実態調査でわかった。

 女性は昨年10月、消化管出血で入院。退院後に別の病気で再入院し、12月に亡くなった。10月の入院時に採取した尿を国立感染症研究所が分析した。

(2011年1月24日 読売新聞)

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2011年1月12日 (水)

自らの病原性抑える遺伝子発見 院内感染の原因菌 MRSA

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リンク: 自らの病原性抑える遺伝子発見 院内感染の原因菌 - 47NEWS(よんななニュース) 2011/01/11 18:28   【共同通信】.

 院内感染の原因菌になるメチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)に、自らの病原性を抑える遺伝子があるのを見つけたと、関水和久東京大教授らが11日発表した。新たな治療法や薬の開発に役立つという。

 関水教授は「病原菌は、宿主である人間を攻撃するだけでなく、病原性を抑えて宿主の生存を図る“生かさず殺さず”の戦略を取っているのではないか」と話している。

 MRSAには、普通の黄色ブドウ球菌にはない「SCCmec」という遺伝子があり、これによってメチシリンという抗生物質が効かなくなったと考えられている。

 関水教授らは、この遺伝子の中で、MRSAにはあるが、病院外で感染し病原性が高い「市中型MRSA」には存在しない部分を見つけた。

寄生虫が宿主と共存しつつ生きるのと似たようなことが細菌レベルでもあるということなのか。

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2010年11月19日 (金)

大阪の病院で多剤耐性菌検出 海外で手術受け帰国の男性

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全国あちこちで検出のニュースが続く。

リンク: asahi.com(朝日新聞社):大阪の病院で多剤耐性菌検出 海外で手術受け帰国の男性 - アピタル(医療・健康).2010年11月18日

厚生労働省は18日、多くの抗生剤が効かなくなる「KPC」と呼ばれる酵素をもつ新型の多剤耐性の肺炎桿(かん)菌が、大阪府内の病院で検出されたと発表した。国内での報告は2例目。

 厚労省によると、松下記念病院(守口市)にけがの治療で入院していた40歳代の男性患者から11月に採取した腹部の体液や尿から検出された。男性患者は、海外で入院、手術を受けた後に帰国し、この病院で治療を受けていた。感染による症状は出ておらず、他の入院患者からは検出されていないという。

 厚労省のこれまでの調査では、全国の医療機関から計82検体が送られ、NDM1型が1例、IMP1型が43例あったという。

こちらは東京のニュース。

リンク: asahi.com(朝日新聞社):日本医大病院で多剤耐性アシネトバクター 新規入院制限 - アピタル(医療・健康).2010年11月18日

日本医大病院(東京都文京区)の高度救命救急センターで、入院患者14人から多剤耐性アシネトバクターの菌が検出されていたことが18日、分かった。うち1人が入院中に死亡したが、同病院は「別の病気によるもので、菌との関係はない」としている。

 菌をもっていた患者12人が現在も入院していることから、感染防止のため、救急センターでの新規の入院患者の受け入れを一時的に制限する。

 同病院の感染制御室によると、10月下旬から菌の検出が増え、今月に入り10人以上になったため、16日に都や文京保健所に報告したという。院内感染とみられ、感染経路について調査している。

 今回検出された耐性菌は一部の抗菌剤については、効果が確認されるという。

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2010年11月 3日 (水)

WHO、多剤耐性菌の対策強化へ チーム発足を検討

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リンク: WHO、多剤耐性菌の対策強化へ チーム発足を検討 - 47NEWS(よんななニュース).

 【ジュネーブ共同】多剤耐性アシネトバクターや、NDM1という酵素をつくる遺伝子を持った新種の腸内細菌の感染拡大を受け、世界保健機関(WHO)は来年、大規模な啓発活動を行う方針を決めた。これまで統括がはっきりしなかった多剤耐性菌に関するプロジェクトチーム発足を検討。加盟国間での情報共有や対策強化に本格的に乗り出す。

 WHO幹部が1日までに明らかにした。

 来年5月のWHO総会では(1)各国で監視を強化(2)抗生物質の管理徹底(3)多剤耐性菌分析のための途上国支援―などを柱とした決議採択を目指している。

 ほとんどの抗生物質が効かない多剤耐性菌に関しては8月、医療費の安いインドやパキスタンで美容整形手術などを受けていた欧米人を中心に、NDM1を持った細菌に感染した患者の増加が報道された。死者も報告され、WHOは193に上る加盟各国に院内感染の予防と感染状況の監視を呼び掛けた。

 日本国内では2000年ごろから欧米で広がり始めたとされるアシネトバクターの院内感染が帝京大病院などで次々と発覚。帝京大病院だけで死者が30人以上に達し、厚生労働省は対策の強化を急いでいる。 2010/11/01 16:46   【共同通信】

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2010年10月27日 (水)

多剤耐性菌に効く抗生物質コリスチン、使い方限定復活へ

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リンク: 多剤耐性菌に効く抗生物質コリスチン、使い方限定復活へ : 医療ニュース : yomiDr./ヨミドクター(読売新聞).

 主要な抗生物質が効かない多剤耐性菌の増加を受け、厚生労働省の薬事・食品衛生審議会は25日、60年前に日本で発見され、その後使われなくなっていた抗生物質コリスチンを、多剤耐性菌への使用に限って復活させる方針を決めた。

 すでに英グラクソ・スミスクライン社が臨床試験を始めているといい、優先的に承認審査を進める。

 コリスチンは1950年、福島県内で採取された土壌細菌から発見された抗生物質。大腸菌や緑膿菌などに効果があるが、過剰投与すると神経障害や腎臓障害などの副作用がある。70年代まで盛んに使われたが、その後は使われなくなり、90年代に国内での製造が終了。承認も取り消された。

 だが、今年に入って、多剤耐性菌のアシネトバクターのほか、ほとんどの抗生物質を分解するNDM1酵素を持った大腸菌などが国内にも出現。多剤耐性緑膿菌も数年前から確認されていることから、これらに効くコリスチンを独自輸入する医療機関が増え、日本感染症学会などが早期承認を求めていた。

(2010年10月26日 読売新聞)

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