カテゴリー「再生医療」の24件の投稿

2012年3月15日 (木)

ES細胞、臨床研究解禁へ 厚労省の専門委、指針見直し

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朝日新聞デジタル:ES細胞、臨床研究解禁へ 厚労省の専門委、指針見直し - アピタル(医療・健康) 2012年3月14日13時22分

 厚生労働省の専門委員会は13日、さまざまな組織の細胞になりうる万能細胞の一つ、ヒト胚(はい)性幹細胞(ES細胞)を臨床研究で使うため、関連する指針を見直すことを決めた。

 ES細胞については現在、細胞レベルの基礎研究用の指針がある。国内では国立成育医療研究センターと京都大が作製に成功しているが、基礎研究用のES細胞は人の治療への転用は想定されておらず、今後も認めないこととした。見直す指針では、安全性確保のため、ES細胞のもとになる受精卵の提供者の病歴を追跡するルールなどを定める。具体的な項目は新年度以降、議論する。

 ES細胞を使った臨床試験では、米国のチームが目の網膜を治療している。

いよいよ日本で万能細胞の臨床実用化が時間の問題になってきたようだ。

自然の摂理に反することが起こらないことを祈る。

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2012年1月27日 (金)

アルツハイマーの特徴、iPSで確認 患者から細胞作成

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また再生医療の成果のニュースだ。

asahi.com(朝日新聞社):アルツハイマーの特徴、iPSで確認 患者から細胞作成 - アピタル(医療・健康) 2012年1月26日18時45分

 脳の神経細胞が死滅して起きるアルツハイマー病の患者の細胞から人工多能性幹細胞(iPS細胞)をつくり、神経細胞に変え、病気の特徴を確認することに米欧の研究チームが成功した。ヒトの生きた細胞で発症の仕組みを調べられ、治療法を試すのにも役立ちそうだ。26日付の英科学誌ネイチャー(電子版)で発表した。

 研究チームは、患者の9割を占める突発性アルツハイマー病と、遺伝性アルツハイマー病の各2人の皮膚細胞からiPS細胞をつくり、神経細胞に変化させた。遺伝性の患者の神経細胞では、アルツハイマー病を起こすという毒性の強い二つのたんぱく質ができることを確認。これらを抑える薬剤で二つのたんぱく質を減らせた。突発性でも1人は同様の現象がみられた。

 チームは「患者では何十年もかかって現れる症状を短期間で調べられる」としている。

 遺伝性アルツハイマー病患者では、iPS細胞を使った病気の再現に慶応大チームも成功している。(下司佳代子)

再生医療は治療の選択肢を大幅に広げそうだ。

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2012年1月26日 (木)

iPS脳でドーパミン分泌に成功

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このところ、再生医療の成果が連日のように報道されている。

iPS脳でドーパミン分泌に成功 : 医療ニュース : yomiDr./ヨミドクター(読売新聞)

人のiPS細胞(新型万能細胞)から、神経細胞に変化する前の細胞を作ってサルの脳に移植し、神経伝達物質ドーパミンを分泌する状態まで成長させることに、京都大iPS細胞研究所の高橋淳・准教授らのグループが成功した。

 移植した細胞は半年間、正常に機能した。霊長類では初の成果で、ドーパミンが不足して発症するパーキンソン病の治療につながると期待される。

 グループはまず、人の皮膚細胞から作ったiPS細胞を28~42日間培養し、神経細胞の前段階の細胞を作製。これらの細胞をパーキンソン病を発症させたカニクイザルの脳に移植した。移植1か月目にMRI(磁気共鳴画像装置)で脳を調べたところ、新たに神経細胞の塊ができていた。半年後にこの塊を取り出し、ドーパミンを合成するたんぱく質ができていることを確認した。  (2012年1月25日 読売新聞)

再生医療の発展で医療が急速に変化しそう。

難病にも光が見えてきたようだ。

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2012年1月24日 (火)

世界初、ES細胞で視力改善 米企業が臨床試験

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世界初、ES細胞で視力改善 米企業が臨床試験 - 47NEWS(よんななニュース) 2012/01/24 12:32   【共同通信】

 【ワシントン共同】米バイオ企業アドバンスト・セル・テクノロジー社は23日、あらゆる組織に成長できる胚性幹細胞(ES細胞)を目の網膜の病気の治療に使う臨床試験で、治療を受けた2人の患者の視力が改善したと発表した。

 ES細胞を使った治療で効果が報告されたのは初めて。成果は英医学誌ランセットに掲載された。

 臨床試験は安全性確認のために実施されており、医学的な有効性を確認するにはさらなる試験が必要だが、ES細胞による再生医療の可能性を示す結果として注目される。

世界初のES細胞の医療応用の過去記事は、

ES細胞、初の臨床試験開始 米で脊髄損傷の患者に 10/10/12

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2011年10月20日 (木)

治療10分で鼓膜再生、幹細胞使う新治療法

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治療10分で鼓膜再生、幹細胞使う新治療法 : 医療ニュース : yomiDr./ヨミドクター(読売新聞)

 先端医療センター病院(神戸市)は19日、慢性中耳炎やけがで破れた鼓膜を再生させ、聴力を回復させる治療法の臨床研究を開始すると発表した。

 北野病院(大阪市)の金丸眞一部長らが開発した治療法で、他の部位からの移植が必要ないため、10分ほどの外来処置で済み、患者の負担が小さい。臨床研究では患者10人で安全性や効果を確かめ、保険診療と併用できる高度医療への申請を目指す。

 鼓膜の修復は通常、耳の後ろの筋肉を包む膜を切り取って移植する。しかし、本来の鼓膜と違って厚みがあり、音が聞こえにくくなることがあるほか、数日から2週間程度入院する必要があった。

 新しい治療法は、鼓膜になる幹細胞を利用。破れた鼓膜の周りをメスで少し傷つけることで幹細胞を刺激し、鼓膜の穴を塞ごうとする力を引き出す。その上で、幹細胞の増殖を促す物質をしみこませたスポンジでふたをして、乾燥と感染を防ぐ糊(のり)を数滴落とすだけ。

   (2011年10月20日 読売新聞)

90歳を過ぎてなお矍鑠と社会生活をおくっている人は珍しくない。
だが耳が悪くなっている人がほとんど。

 補聴器をうまく使えれば不都合はなくなるのだが、機器の調整を自分でするのが難しくなって補聴器を使わなくなる人がでてくる。
そして他人とコミュニケーションがとれなくなって支障が生じる。

 聴力の衰えを予防し進行を遅らせるのに漢方薬の出番がある。
決め手は、老化を感じたら補腎の養生と漢方薬の補腎剤の常用を早めに始めること。

関連過去記事

寝たきり防止 八味地黄丸 09/11/16

コエンザイムQ10 老人性難聴予防? 09/11/17

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2011年8月 8日 (月)

LOTUS:中枢神経の再生を促進 マウスの脳で発見

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LOTUS:中枢神経の再生を促進 マウスの脳で発見 - 毎日jp(毎日新聞)

 けがや病気でいったん傷つくと元に戻るのが難しい脳や脊髄(せきずい)などの中枢神経で、再生を促進する方向に作用するとみられる物質を、横浜市立大の竹居光太郎准教授(神経科学)らがマウスの脳内から見つけた。脳にはもともと、神経が束になって成長するのを抑える仕組みがある。新たに発見された物質は、この仕組みを妨害していた。こうした働きをする薬があれば、神経再生につながるとして注目されている。

 竹居准教授はこの物質を「LOTUS(ロータス)」と名付けた。ヒトにも存在し、将来的には神経の再生医療につながる可能性があるという。米科学誌サイエンス(電子版)に5日、論文が掲載される。

 竹居准教授は、中枢神経の中でもにおいを伝える「嗅索」という部分は比較的再生しやすいため、神経再生にかかわる物質があるのではないかと着目した。マウスの胎児の脳をすりつぶして別のマウスに与え、体内で数百種類の抗体を作成。その抗体をさらに別の胎児マウスの脳に添加し、神経の伸びに異常が出るかどうかを調べた。

 すると束になるはずの神経が、束にならなくなる異常を引き起こす抗体が見つかった。その抗体と反応する物質を調べたところ、膜たんぱく質の一種で、神経の成長を阻む仕組みを妨害していた。【野田武】 毎日新聞 2011年8月5日 3時00分

横浜市立大学のサイトに報告が掲載されている。

今回、本研究によって脳脊髄の神経再生を困難にしている原因物質の作用を抑制するLOTUSが発見されたことにより、神経系の発生・発達過程で機能するLOTUSの生理作用を利用した神経再生治療法の開発などが期待されます。

とある。

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2011年5月14日 (土)

iPS細胞なのに拒絶反応 再生医療応用に課題

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asahi.com(朝日新聞社):iPS細胞なのに拒絶反応 再生医療応用に課題 - アピタル(医療・健康) .2011年5月14日

 さまざまな臓器の細胞にすることができ再生医療の切り札と期待されるiPS細胞(人工多能性幹細胞)の応用に新たな課題が見つかった。従来は患者の細胞から作れば、移植で戻しても免疫拒絶反応は起きないと見られていたが、拒絶反応を起こす可能性があることが米カリフォルニア大研究チームによるマウスの実験でわかった。

 14日付の科学誌ネイチャー電子版に掲載される。

 研究チームは、マウスの胎児の線維芽細胞から作ったiPS細胞を、まったく同じ遺伝情報になるよう操作したマウスの背中に皮下注射した。遺伝情報が同じなら体が「異物」とみなして免疫拒絶反応を起こすことはないはずだ。ところが、実験では移植した複数のマウスで拒絶反応が起きたという。

 iPS細胞の分析では免疫反応に関係する遺伝子が作製の過程で活性化された可能性があるという。

 iPS細胞は京都大の山中伸弥教授が開発した。皮膚などの体細胞にウイルスを使って遺伝子を入れる手法で細胞が神経や心臓などさまざまな臓器・組織になり得る状態にリセットできることを示した。治療への応用に向け、目的の臓器・組織にできるかや、効果や安全性の確認が課題になっている。(大岩ゆり)

摂理に逆らう技術には想定外の障害が待ち受けている。

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2011年2月15日 (火)

iPS細胞でヒトの精子や卵子、慶応大倫理委が計画承認

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asahi.com(朝日新聞社):iPS細胞でヒトの精子や卵子、慶応大倫理委が計画承認 - アピタル(医療・健康) .2011年2月14日

さまざまな細胞になることができるiPS細胞(人工多能性幹細胞)を使い、ヒトの精子や卵子を作る慶応大の計画が、同大の生命倫理委員会で承認された。同大が14日、発表した。文部科学省の了承を得たうえで研究を始める。

 計画をしているのは、同大の岡野栄之(ひでゆき)教授らのグループ。iPS細胞から生殖細胞を作る技術の開発や、生殖細胞ができる仕組みの解明を目指すという。不妊症を治療する薬の開発などへの応用が期待される。作製した生殖細胞を受精させてヒト胚(はい)を作ったり、不妊治療に使ったりはしないという。

 文科省は昨年5月、作った精子や卵子による受精や子宮に入れることはせずに基礎研究に限る、という条件つきで生殖細胞の作製を「解禁」した。(福島慎吾)

再生医療はだんだん神の領域に入っていっているようだ。

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2011年2月 7日 (月)

iPS細胞からインスリン分泌組織 糖尿病治療に期待

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リンク: asahi.com(朝日新聞社):iPS細胞からインスリン分泌組織 糖尿病治療に期待 - アピタル(医療・健康).2011年2月6日

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 iPS細胞(人工多能性幹細胞)から、血糖値を下げるインスリンを分泌する膵島(すいとう)という組織を作ることに、東京大の宮島篤教授らのチームがマウスで成功した。これまでインスリンを出す細胞自体はできていたが、ほかの細胞とともに立体構造になった膵島づくりに成功した例はなかったという。人の糖尿病治療につながると期待されている。

 3月1日から東京都内で始まる日本再生医療学会で発表する。

 インスリンは血糖値を下げる働きをするホルモン。糖尿病(1型)は、自分の免疫反応の異常で膵臓にある膵島(ランゲルハンス島)が攻撃され、インスリン分泌能力が失われた状態。患者は1日に数回、インスリンを注射して不足分を補う。治療は膵島や膵臓の移植しかない。

 チームの一人で東京大の斎藤弘樹研究員らは、マウスの胎児から膵島のもとになる細胞を見つけて取り出し成長させる培養方法を突き止めた。この方法を使いマウスの皮膚から作製したiPS細胞を膵島にすることに成功したという。

 この膵島を、人工的に糖尿病にしたマウスに移植したところ、3カ月にわたって血糖値を低く保つことができた。移植した組織ががんになるなどの問題も起こらなかった。

 これまで米国のチームなどが、iPS細胞からインスリンを出す細胞を作っていたが、分泌量が少ないなどの課題があった。さらに、体内で血糖値を調整するには、血糖値を下げすぎないよう働く細胞も必要で、治療に使うには膵島全体を作ることが課題になっていた。

 ヒトの皮膚などから作製したiPS細胞で効果や安全性を確かめることができれば、重い糖尿病患者への移植ができる。組織そのものを薬や病気の研究にも使える。斎藤さんらは「大量につくる方法の開発などハードルも高いが、人の治療法の実現を目指したい」という。(福島慎吾)

日進月歩の再生医療。

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2010年10月12日 (火)

ES細胞、初の臨床試験開始 米で脊髄損傷の患者に

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リンク: asahi.com(朝日新聞社):ES細胞、初の臨床試験開始 米で脊髄損傷の患者に - アピタル(医療・健康). 2010年10月12日8時27分

【ウエストラフィエット(米インディアナ州)=勝田敏彦】米国のバイオベンチャー、ジェロン(本社・カリフォルニア州)は11日、さまざまな組織の細胞になるヒト胚(はい)性幹(ES)細胞を使い、脊髄(せきずい)損傷の患者の治療を行う臨床試験(治験)を始めた、と発表した。世界初のES細胞の医療応用とみられる。

 同社によると、患者はジョージア州アトランタの施設で8日、脳や脊髄の神経細胞を保護する役目を持つ細胞を脊髄に注入される治療を受けた。この細胞は、ヒトES細胞から育てたものだ。

 この治療法は、脊髄の損傷が起きてから2週間以内の患者が対象で、同社は約10人の患者を対象に細胞の注入を1回だけ行い、安全性確認を確認する。同社は2008年、米食品医薬品局(FDA)に治験の実施を申請していた。

 交通事故などで起きる脊髄損傷は、糖尿病やパーキンソン病などと並びES細胞を使う再生医療の大きな目標の一つ。米国の別のベンチャー企業も昨年、失明の恐れがある目の病気「黄班(おうはん)変性」の患者の治療の治験をFDAに申請している。

 京都大学の山中伸弥教授が開発し、ES細胞と同様に、さまざまな組織に成り得る新型万能細胞(iPS細胞)の治験はまだ実施されていない。

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