カテゴリー「ミツバチ」の5件の投稿

2011年8月 6日 (土)

寿命延ばす物質特定 ローヤルゼリーのデセン酸、アピ研究

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寿命延ばす物質特定 ローヤルゼリーのデセン酸、アピ研究 - 岐阜新聞 Web 2011年08月06日10:11

 総合健康食品メーカーのアピ(岐阜市加納桜田町)は、東京都健康長寿医療センター研究所などとの共同研究で、ローヤルゼリーに含まれる脂肪酸の一種「デセン酸」が寿命を延ばす効果があることを、線虫を使った実験で突き止めた。ローヤルゼリーの成分で寿命を延ばす効果がある物質が特定されたのは初めて。将来、人間の寿命にかかわる遺伝子の解明などにつながる成果として、9日に米国のオンラインジャーナル「PLos ONE」電子版で発表する。

 共同研究はアピの研究開発機関の長良川リサーチセンター、同研究所、岐阜県国際バイオ研究所などが3年前から取り組んできた。

 デセン酸はローヤルゼリー特有の物質で、その含有量によってゼリーの品質が決まる。これまで効能については明らかになっていなかった。

 実験では、寿命が3~4週間と短く、寿命に影響を与える物質の探索に使われる線虫を使用。線虫にデセン酸を与えたところ、寿命が最長で12%程度延びた。今後はより高等な生物での研究を進め、デセン酸の詳しい働きなどを調べていく。

 長良川リサーチセンターの市原賢二センター長は「ローヤルゼリーの成分はまだ未知の部分が多い。今回の成果で健康への効用の可能性が広がった」と語り、東京都健康長寿医療センター研究所の本田修二研究員は「人の寿命に関与する遺伝子を探る上で良い材料。米国で盛んな遺伝子研究に、日本から研究成果を発信したい」と語った。

ローヤルゼリーもプロポリスもミツバチが造り出す。

ミツバチをもっと大切に。

ハチミツにも正しく高い認識が広まってほしい。

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2011年4月25日 (月)

女王バチになる「秘密」は…富山県立大が誘導成分発見

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asahi.com(朝日新聞社):女王バチになる「秘密」は…富山県立大が誘導成分発見 - サイエンス 2011年4月25日3時16分

 ミツバチの幼虫を女王バチへと育てるたんぱく質を、富山県立大の鎌倉昌樹講師(発生生物学)が特定した。驚異的な産卵能力を持つ女王バチは海外から輸入している養蜂家も多いため、女王バチを人工的に大量生産することで、養蜂に生かせる可能性がある。24日付の英科学誌ネイチャー電子版に掲載された。

 ミツバチの女王バチと働きバチは同じ遺伝子だが、ローヤルゼリーをエサとして育てられた幼虫だけが女王バチになる。働きバチのエサは蜜や花粉。その働きバチが分泌するローヤルゼリーのどの成分が決め手となっているのかは謎だった。

 鎌倉講師は、40度で30日間保存したローヤルゼリーではどの幼虫も働きバチになることを見つけた。新鮮なローヤルゼリーとの成分組成の違いを調べ、女王バチへ誘導するたんぱく質「ロイヤラクチン」を発見した。

 これを幼虫に与えると、働きバチに比べ体が1.5倍程度に大きくなったり、卵巣が発達したりして女王バチの特徴を示した。ショウジョウバエに与えると体が2倍近くに成長。遺伝子として組み込んでも同様の効果があったという。

 鎌倉講師は「生物は遺伝子ですべてが決まるかのように言われるが、環境で変化する例を示せた。他の生物でも起こりうるのではないか」と話す。(高野遼)

3年ほど前に、「ミツバチの大量失踪」と騒がれた事件なども、これで対策がとれる様になるかもしれない。

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2010年5月11日 (火)

ミツバチ高騰 : 群馬

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ミツバチ高騰 : 群馬 : 地域 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

ダニやクマの被害で

 県内の養蜂農家で、ミツバチがダニやクマなどに襲われる被害が相次いでいる。近年のミツバチ不足に追い打ちを掛ける形となってミツバチの価格は高騰。果物や野菜の花粉交配に使う農家にも影響を与えているほか、転売目的とみられる巣箱の窃盗事件も発生している。

県内の養蜂農家などによると、蜜が詰まったミツバチの板状の巣(縦約15センチ、横約30センチ)の価格は、7、8年前は3000~4000円だったのに対し、現在は1万円ほどに跳ね上がっている。

 県内の養蜂農家約180人が加盟している県養蜂協会(前橋市)によると、価格高騰の最大の要因は、2007年秋に豪州から日本への蜂の輸入が伝染病のため禁止されたこと。日本は女王蜂の輸入のほとんどを豪州に頼っていたため、ミツバチの数が減少した。

 さらに、主に冬場のダニの大量発生が事態に拍車をかけている。07年度は262箱の被害だったが、08年度は909箱、09年度967箱と急増。養蜂農家が長年使っていた駆除薬への耐性がダニにできたためとみられる。

 昨年、巣箱の9割近くが被害にあったという渋川市の養蜂農家、福島紀男さん(65)は「壊滅的だった。ダニに栄養を取られて地面をはうミツバチばかりだった」とうつむく。

 クマの被害も増えている。09年度は149箱の被害で前年比61箱増となった。沼田市の小林市郎さん(81)の飼育する巣箱は、毎年被害に遭い、例年1割程度がクマに食べられるという。巣箱の周りに電線を張り巡らすなど対策を講じてきたが、バッテリーが減って電力が弱くなる頃を見計らって、クマが巣箱を荒らすという。小林さんは「クマにやられることを頭に入れて、毎年余分に巣箱を作っている」と話す。

 養蜂農家は冬場のイチゴに続いて3月以降、花粉の交配用にリンゴ、サクランボなどを作る農家に巣箱を貸し出す。小玉スイカの交配用にミツバチを借りている東毛地区の農協の担当者は「レンタル料は、数年前と比べて2倍近くの1箱2万円弱になっている。100箱購入すれば、単純に計算して100万円経費がかさむ」とこぼす。

 高値になった巣箱を狙う窃盗事件も増えている。県内では昨年度、県養蜂協会が把握している限りで17箱(85万円相当)の被害があった。今年4月には、副業としてミツバチを飼育していた前橋市内の男性の巣箱2箱が盗まれた。転売目的とみられ、県養蜂協会は所有をはっきりさせるため巣箱に養蜂場名を書くなどしているが、いまだ有効な手段は練られずにいる。

(2010年5月11日  読売新聞)

ミツバチがつくってくれるハチミツは健康食三種の神器のひとつ。

ハチミツの供給が異常になることは人の健康にとっては一大事。

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健康食三種の神器(2)ハチミツ 08/09/16はこちら

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2009年6月24日 (水)

ミツバチ 元気になる善玉菌発見

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asahi.com(朝日新聞社):お疲れミツバチにどうぞ 群れを元気にする善玉菌発見 - サイエンス 2009年6月21日9時9分

 ミツバチの伝染病を防ぎ、群れの増大に効果がある善玉菌を宮崎大学農学部の前田昌調(まさちか)教授(微生物学)が発見した。園芸農業で授粉に使うミツバチは、輸入が止まったことなどから全国的に不足している。前田教授は「薬剤を使わずハチを元気にする。ハチ不足の解消になれば」と話している。

 前田教授と日本養蜂はちみつ協会(東京都)が17日、宮崎県庁で発表した。菌が入った液体を22日から販売する。ミツバチのエサに混ぜたり、水で薄めて巣箱に噴霧したりして利用できる。

 前田教授によると、見つかった善玉菌はシュウドモナス属の新種の細菌で、ミツバチの水飲み場になっていた宮崎県小林市のわき水から採取した。同属の細菌は土壌や水中に多く生息するが、この新種は特に強い抗病原菌、抗ウイルス作用を示したという。

 ミツバチの代表的な伝染病は、幼虫に感染して群れを全滅させる危険がある腐蛆(ふそ)病やチョーク病。同協会によると、有効な薬剤がほとんどなく、「腐蛆病の発症が見つかった場合、感染防止のため群れごと焼却処分している」という。

 前田教授は、新種の細菌を入れた容器で腐蛆病やチョーク病の病原菌を培養したところ、菌を入れない場合に比べ病原菌の増殖を7~8割阻害したことを確認した。また、腐蛆病に感染させたハチの群れ(約300匹)に同菌を混ぜた砂糖液をエサとして与えたところ5週間たっても発症はゼロ。一方、菌を混ぜない群れでは16匹が発症した。さらに、エサに菌を混ぜた群れのハチの5週間での増加数は、混ぜない群れと比べ平均2倍となったという。

 「菌を与えると、一匹一匹の活力が上がり、群れが安定する」と前田教授。近年、米国を中心に発生している大量のハチの群れが消失する「蜂群崩壊症候群」にも有効ではないかとみている。

日本のミツバチ不足と米国などで発生している、ミツバチ大量失踪現象解決の救世主として期待しましょう。

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2009年6月16日 (火)

ミツバチ全国で不足 農業や生態系へも影響

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ミツバチの世界に訳がわからない大変なことが起っているようです。

中国産ミツバチ密輸 全国で不足 農業や生態系へも影響 - MSN産経ニュース

2009.6.16 14:40
国内で初めて発覚した中国産ミツバチの密輸。果物や野菜の受粉に欠かせない交配用ミツバチが昨年以降、全国で不足し、農業や生態系への影響を軽視できない事態が続いていることが背景にあるとも考えられる。ミツバチ不足は指定輸出国のオーストラリアで病気が発生し輸入停止になったことが一因とみられるが、個体数そのものが激減したと指摘する専門家もいる。需給バランスの悪化が「密輸」を助長させる恐れもあり、国は対策に乗り出した。

 帰巣本能があるミツバチは他のハチより扱いやすいとされ、ハウス栽培ではイチゴやスイカ、メロン、ナスなどミツバチ頼りの作物は多い。花粉が均等につかなければ結果的に形の悪い実が増えて商品価値の低下を招くため、人工受粉よりも重宝されている。

 ただ昨年から続く供給不足で、交配用ミツバチの仕入れ値が2倍近くまで高騰したケースもあり、大阪府内のハウス農家は「昨年は原油高で今年はミツバチ。負担は増すばかり」と頭を抱える。

 農水省の統計では、国内で飼育しているミツバチの群れの数は昨年1月時点で約17万3千群と前年比4・2%減。このうち交配用は約3万3千群で同14%減少した。

 国内のミツバチ不足の最大の原因とされているのが、卵を産む女王バチの輸入停止の影響だ。日本が輸入する女王バチは、9割以上がオーストラリア産だが、ミツバチ特有の伝染病「ノゼマ病」が同国内で広がり、一昨年秋から輸入がストップした。

 輸入実績の推移を見ると、年間1万群前後で推移してきたが、昨年の輸入量はゼロ。大手のミツバチ販売業者は「輸入停止で全国の2000戸以上の養蜂(ようほう)農家が打撃を受けたのでは」と推測する。

 「輸入ゼロ」のショックに加え、専門家が指摘するのは日本国内の働きバチの減少だ。ミツバチの多くは夏の繁殖期を北海道や東北地方で過ごすが、昨夏は一部地域で大量死が発生し、例年より2割以上減ったとの報告もあったという。

ミツバチ不足で7月に再調査へ 農水省-MSN産経ニュース

22009.6.15 19:29
農林水産省は15日、果物や野菜の受粉に使うミチバチの全国的な不足が、イチゴのハウス栽培が本格化する秋以降に再び深刻化する恐れがあるとして、都道府県ごとの需要量を再調査する方針を明らかにした。余裕がある地域から不足地域に融通する対策を続け、農家の需要に対応する。

 同日開いた「ミツバチの不足問題に関する有識者会議」の初会合で明らかにした。7月中に調査を始め、8月に結果を公表する予定。

 有識者会議に出席した栃木県のイチゴ農家は会合後「この春は養蜂(ようほう)家が補充してくれて乗り切ったが、秋からの不足を心配している」と話した。

 農水省が4月に発表した調査結果では、21都県で不足。その後、ミツバチを多く使うイチゴの栽培シーズンが終わり、不足感はいったん緩和されたという。

「淺川嘉富の世界」というサイトに、「ミツバチ大量失踪」の謎世界の農業危機 としてまとまっています。
http://www.y-asakawa.com/message/kinkyu-message12.htm

昨年の春から、アメリカの多くの州で突然ミツバチが姿を消してしま い、受粉に頼る野菜や果物を栽培している農家に大きな打撃を与えている現象。
ヨーロッパや我が国でも、同じ時期に同じ現象が広がっていることが確認され た。
ミツバチの大量失踪はアメリカの農業を根底から揺るがす大問題となっている。
ミツバチがいなくなってしまうと、多くのの野菜や果実を栽培できなくなってしまい、農家にとっては死活問題となってくる。

「蜂群崩壊症候群」(CCD)と名づけられた大量失踪の原因 として、次の2つをあげられている。
 ①  免疫力の低下による大量死
 ②  運動神経の麻痺による帰巣感覚の喪失

しかし納得できない点があると言う。

① 先ず、原因究明に当たった研究者があげている①~③の原因では、大量死か失踪かいずれにしろ、その死骸が全く発見されない理由を説明出来 ないからである。

② なぜ突然全米の80パーセントにも当たる大量のミツバチが、一斉に免疫力がなくなったり、帰巣本能を失ってしまったのかという疑問が残る。 大量失踪現象がアメリカ全土だけでなく、ヨーロッパの7ヶ国や日本など地球規模で同時に発生していることを考えるとなおさらである。

③ 除草剤や農薬説は一見説得力があるように思えるのだが、この説には致命的な問題点が存在している。
日本で大量失踪が発生した熊本県の椎葉村の養蜂家・那須久喜さん(73才)は、「 椎葉村周辺の農村ではハチに影響を与えるほどの強い消毒や農薬を一切使っていないから 、農薬説はまったく考えられません」と述べて いるからだ。

ここ数年来の異常気象の連発で、アメリカの多くの農家がSOSを発信し始めている。中でも中西部は大洪水と干ばつでトウモロコシの栽培は危機的状況に 置かれている。こうした自然災害的危機に加えて、野菜や果物の受粉栽培が不可能になれば、農業の危機は間違いなくやってくる。

と警告しています。

ハチミツは、我々が提唱する「健康食三種の神器」一つ。
この生産量が激減するれば、人の健康にもかかわる大事につながります。

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