カテゴリー「環境」の18件の投稿

2012年3月 1日 (木)

肌のアレルギー、黄砂に含まれるニッケルが原因

ふじみ野市マサキ薬局の 漢方なブログ です。漢方・健康情報を主体に書いて行きます。
漢方に関するご相談・お問合せは、左のLIMKSか右のプロフィールからどうぞ。

肌のアレルギー、黄砂に含まれるニッケルが原因 : 医療ニュース : yomiDr./ヨミドクター(読売新聞) 

中国内陸部から飛来する黄砂に含まれるニッケルが、肌のアレルギーを引き起こすことが、鳥取大学医学部の大西一成助教(33)の研究で分かった。

 黄砂の影響で、目や肌のかゆみ、鼻炎、喉の痛みなどのアレルギーを引き起こすことは知られているが、肌のアレルギーがニッケルによる金属アレルギーと実証されたのは初めてという。また、大西助教は、黄砂の飛来経路を特定し、経路によって黄砂に含まれる汚染物質の成分や量も異なることも解明。物質によって引き起こされるアレルギーが異なることから、症状ごとに患者が対策を取れるように、将来、「黄砂予報」が出せるように研究を進めるという。

 鳥取大学では2007年から鳥取砂丘(鳥取市)などの乾燥地についての研究を行っており、大西助教は08年からモンゴルのゴビ砂漠付近などから飛来する黄砂の健康への影響を調査。08年2~5月と09年2~5月、11年10、11月に米子市内の計約100人を対象に黄砂が飛来する日の自覚症状についてアンケートを行った。県衛生環境研究所が分析した黄砂の成分データを基に症状との相関関係を調べたところ、黄砂に含まれるニッケルの割合が多い日は肌のアレルギー症状を起こす人が増えることが判明。黄砂に含まれるニッケルによる金属アレルギーと実証された。この結果をまとめた大西助教の論文は昨年10月、英国の科学雑誌に評価され、掲載された。

 大西助教は「金属アレルギーのある人は、黄砂が飛来した時に肌がかゆくなるなどの症状が出るケースがあるので、黄砂の日は肌の露出を抑え、家に帰ったら洗顔やシャワーを浴びるなどして対策を心がけてほしい」と呼びかけている。

 また、大西助教は黄砂の飛来経路も米航空宇宙局(NASA)の人工衛星による写真などで特定。経路には▽中国の重工業地帯を通る西よりの経路▽ゴビ砂漠を発生源として中国の工業地帯を通る東よりの経路▽ゴビ砂漠から中国の北方を通って朝鮮半島を通る経路――の3パターンがあるとした。重工業地帯を通る黄砂は硫黄酸化物、鉛などの汚染物質が多く、健康への影響が大きいとみられる一方、朝鮮半島を通る経路では、汚染物質は少ないという。

 大西助教と共に黄砂の研究をしている同大学医学部健康政策医学分野の黒沢洋一教授(54)は「経路によってアレルギーを引き起こす汚染物質などが異なるのが分かったので、この研究を基に経路を事前に調べて、細やかな『黄砂予報』が出せるようにして、黄砂で苦しむ人を減らしていきたい」と話している。(大橋裕和) (2012年2月29日 読売新聞)

黄砂は日本に飛来する途中で浮遊しているいろいろな化学物質を吸着するので、化学物質過敏症の人には特に脅威だ。

黄砂の飛来は春が中心でちょうどスギ花粉の時期と重なる。

春は明るい季節なのにアレルギーの人には鬱陶しいイヤなシーズンがまた来る。

関連過去記事

今年の花粉症 なぜひどい? 09/04/15

 黄砂の影響を感じる患者も少なくない。気象予報会社「ウェザーニューズ」が先月、花粉症患者に行ったアンケートでは、6割以上の人が「黄砂などでほこりっぽい時は症状が悪化する」と答えている。ただし、黄砂と花粉症の関連は医学的には未解明という。

シックハウス 敏感度 ネットで簡易自己テスト 09/05/27

簡易テストはホームページ(http://check.chemiless.org/)で公開されており、判定データはシックハウス研究に利用される

| | コメント (0)

2011年9月15日 (木)

増える環境過敏症(5)Q&A 国は率先して健康調査を

ふじみ野市マサキ薬局の 漢方なブログ です。漢方・健康情報を主体に書いて行きます。
漢方に関するご相談・お問合せは、左のLIMKSか右のプロフィールからどうぞ。

読売新聞の医療ルネッサンスで環境過敏症のシリーズが掲載されている。
本日がまとめの最終回だった。

増える環境過敏症(5)Q&A 国は率先して健康調査を : 医療大全 : yomiDr./ヨミドクター(読売新聞)

人体への影響について議論が続く電磁波。岡山大学環境学研究科教授の津田敏秀さんに、国際的研究の現状と課題を聞きました。

 ――微量の電磁波でも、体に影響が出るという考えをどう思われますか。

 「電磁波は目に見えなくてもエネルギーですから、慢性的に浴び続ければ、体に影響が出ても不思議ではありません。電気を使わない生活は困難ですし、便利な携帯電話を今更なくすことはできません。ただ、影響を意識して携帯電話を控えめに使う人と、全く意識せずに長時間使い続ける人とでは、将来、健康面で差が出る可能性があります」

 ――発がんの可能性も指摘されていますね。

 「携帯電話が発する電磁波(高周波)は今年、脳腫瘍の危険性を高める可能性があるとして、国際がん研究機関の発がん分類で、上から3番目の2B(発がんの可能性がある)に位置づけられました。送電線や変電所などの近くで高まる電磁波(超低周波電磁界)も、小児白血病との関連が疑われ、2Bになっています」

 ――この評価について、国内の研究者の中には「動物実験で影響が見られない」などとして軽視する傾向がありますが。

 「発がん性は疫学調査、動物実験、細胞実験をもとに評価されます。疫学は特定の物質や薬剤などが、人体にどのような影響を及ぼすか、健康調査などのデータを集めて統計的に比較する学問で、発がん性評価でも特に重視されています。電磁波も複数の疫学調査で影響ありと出たため、ひとまず2Bになりました」

 「ところが、国内では疫学者が非常に少ない。そのため人間の体調変化よりも、動物への影響の有無が重視されるというおかしな状況が続いているのです」

 ――発がん性評価は、動物実験や細胞実験で発がん性が確認されなくても、疫学調査の結果だけで決まることがあるのですか。

 「はい。疫学調査で人体影響が確実と判断されれば、それだけで1(発がん性あり)になります。超低周波電磁界は、国際的な疫学調査で影響ありという結果が多く、いつ1になってもおかしくない状況です」

 ――国や自治体はどのような対応が必要ですか。

 「国は水俣病などの公害問題でも、原因とみられる物質と症状の因果関係が科学的に証明されていないとして、迅速な対策をとりませんでした。そればかりか、科学的証明を求めておきながら、因果関係の科学的証明に最も有益な疫学調査を行わなかったのです」

 「電磁波など新たな環境問題に対処するには、国や自治体が率先して基地局周辺住民らの健康調査を行う必要があり、地域保健法の改正など法整備が必要です。また、一部の専門家が国の審議会で健康影響を判断するのではなく、希望する研究者や企業、市民団体がすべて参加できる環境問題ネットワークを作り、意見を交わし合うことが問題解決の第一歩です」(佐藤光展)

(2011年9月15日 読売新聞)

最近は身近にこれでお困りの方の来局もある。

受動喫煙で反応してしまう人もいる。

社会システムが関係してくることなので国家の規模で対応しないと解決できない難しい問題だ。

関連過去記事

風力発電の健康被害調査へ 国内の全1500基 09/12/17

低周波音で被害 トラブル増加 10/07/31

携帯の電磁波:子どもへの影響は?09/04/21

携帯電話で脳腫瘍の可能性?危険度コーヒー並み 11/06/01

化学物質過敏症 10月から病名登録、70万人救済に道 09/06/12

化学物質過敏症 健保適用可能に 09/10/03

| | コメント (0)

2011年5月25日 (水)

車の排ガスで小学生のぜんそく増加 国、関連性認める

ふじみ野市マサキ薬局の 漢方なブログ です。漢方・健康情報を主体に書いて行きます。
漢方に関するご相談・お問合せは、左のLIMKSか右のプロフィールからどうぞ。

環境省が今まで認めていなかったとは 不可解。

asahi.com(朝日新聞社):車の排ガスで小学生のぜんそく増加 国、関連性認める - アピタル(医療・健康) 2011年5月25日

 自動車の排ガスが小学生のぜんそくの発症率を高めていることが24日、環境省の健康影響調査でわかった。これまでぜんそく患者らが起こした大気汚染公害訴訟などで国は、排ガスとぜんそくの因果関係について「科学的知見が少ない」としてきたが、調査を受け環境省は初めて「関連性がある」と認めた。

 東京都の国道246号や川崎市の東名高速道路、名古屋市の国道23号、大阪市の国道43号など全国11市区で、幹線道路の近くに住む小学生計約1万2千人を2005年度から5年間、追跡調査した。アンケートから屋外で過ごす時間や場所を割り出し、排ガスを吸い込む量を推計。吸い込んだ量が多い児童の方が、ぜんそくの発症率が高かった。

 さらに3歳以下の幼児と40歳以上の成人も調べたが、排ガスとぜんそくの関係ははっきりしなかった。

| | コメント (0)

2011年4月23日 (土)

花粉の飛散、5月中旬までに終息 環境省

ふじみ野市マサキ薬局の 漢方なブログ です。漢方・健康情報を主体に書いて行きます。
漢方に関するご相談・お問合せは、左のLIMKSか右のプロフィールからどうぞ。

花粉の飛散、5月中旬までに終息…環境省 : 健康ニュース : yomiDr./ヨミドクター(読売新聞)

環境省は22日、全国のスギ・ヒノキ花粉の飛散が、5月中旬までに終息するとの予測を発表した。

 スギ花粉は既に西日本の一部で飛散を終えており、関東地方南部では4月中にほぼ終息。ヒノキ花粉は関東、東海、甲信地方などで5月上旬まで飛散が続くと見込んでいる。

 同省によると、今春は雨が少なかったことなどが原因で、花粉の飛散量が多く、例年と比べて千葉県船橋市で4・3倍、横浜市でも3・5倍に達している。

(2011年4月23日 読売新聞)

花粉飛散量が激増という割りには、花粉症の症状が強くない人が多いように感じる。

良い薬が行きわたって来たのか、皆さんの防御が上手になってきたのか。

放射能が影響したか? そんなことは・・・

| | コメント (0)

2011年2月18日 (金)

東京都内でスギ花粉の飛散始まる 昨年の8.5倍の飛散量予測

ふじみ野市 マサキ薬局 の 漢方なブログです。漢方・健康情報を主体に書いて行きます。
漢方に関するご相談・お問合せは、こちらから どうぞ。

2011年東京のスギ花粉飛散開始日は2月18日となった。

東京都内でスギ花粉の飛散始まる 昨年の8.5倍の飛散量 - MSN産経ニュース 2011.2.18 12:57

 東京都は18日、立川市の観測地点で今年初めてスギ花粉の飛散を観測したと発表した。昨年より8日遅いが、平年並みの飛散開始という。

 飛散開始日とは、1観測地点で1平方センチメートルあたり、1個以上のスギ花粉が2日以上続いて確認された最初の日を指す。

 都は今年のスギ・ヒノキ花粉飛散量を、昨年の8.5倍、過去10年の平均の2.4倍と予測している。

| | コメント (1)

2011年1月28日 (金)

花粉:飛散量、今年は多く ピークは関東で3月上~中旬

ふじみ野市 マサキ薬局 の 漢方なブログです。漢方・健康情報を主体に書いて行きます。
漢方に関するご相談・お問合せは、こちらから どうぞ。

リンク: 花粉:飛散量、今年は多く ピークは関東で3月上~中旬 - 毎日jp(毎日新聞).

 環境省は27日、今春のスギとヒノキの花粉の飛散量予測(第2報)を公表した。今月前半の気温が低かったため、飛散開始は例年より遅れ気味だが、2月中旬までに九州-関東の広い地域で飛び始める。飛散のピークは、関東以西では3月上旬~中旬、東北地方は4月上旬と見込んだ。今シーズンはほとんどの地域で花粉症に十分な注意が必要な飛散量になるとして、同省は早めの対策を呼びかける。

 ヒノキより先に飛び始めるスギ花粉の飛散開始は、関東以西では例年(過去10年の平均値)よりやや遅く、北陸-東北はほぼ例年並み。飛散量は近畿、北陸、東海、関東、東北地方では例年の約3割増~2倍程度と多く、富山市や大津市では例年の2・5倍と予測した。一方、中国、四国、九州の飛散量は例年並みか少なくなるという。

 飛散量が例年より少なかった昨シーズンと比較した場合、甲府市▽岐阜県大垣市▽静岡市▽大津市▽京都市▽東大阪市▽兵庫県芦屋市▽奈良市では10倍以上となり、名古屋市では約24倍にもなると見込んでいる。

 花粉の飛散予測などは環境省花粉情報サイト(http://www.env.go.jp/chemi/anzen/kafun/index.html)に随時掲載される。【江口一】

毎日新聞 2011年1月28日 東京朝刊

1年前(昨年1月)の予測はこちらにある。
昨年の飛散は少なめだった。

「スッキリ花粉症」 09/02/20 はこちら
http://blogmasaki-ph.cocolog-nifty.com/blog/2009/02/post-1d1c-1.html

| | コメント (0)

2011年1月 8日 (土)

元日にスギ花粉初観測 山口県

ふじみ野市 マサキ薬局 の 漢方なブログです。漢方・健康情報を主体に書いて行きます。
漢方に関するご相談・お問合せは、こちらから どうぞ。

リンク: 山口新聞/ニュース.2011年1月6日(木)掲載

元日にスギ花粉初観測 県内、飛散本格化は今月下旬?

山口県医師会は5日、県内で今年初めてのスギ花粉を1日に観測したと発表した。初観測されたのは、宇部市の1測定点で、1平方センチ当たり0.3個を観測。昨年の初観測と同日。ごく少量の花粉飛散でも、人によっては花粉症の症状が現れることがあるという。

同医師会によると、昨年夏は記録的な猛暑となった。スギ花粉の形成は、夏の気温が高く、日照時間が長く、降水量が少ないほど促進されると考えられている。昨年11月の時点では、雄花をつけているのは高木で多く見られたが、史上最高の着花状態ではないと見られる。

しかし、平年を大きく上回る花粉飛散になることも考えられ、十分な花粉症対策が必要という。

スギ花粉が本格的に始まる飛散開始日(1平方センチ当たり、花粉が1個以上2日続いた最初の日)は1月下旬から2月上旬になると見られる。ヒノキ花粉は、平年の約1・5倍程度の花芽がついていると見られ、多くなることが予想されるという。

関連過去記事

スッキリ花粉症 09/02/20

子どもを花粉症にしないための9か条 09/02/24

| | コメント (0)

2010年12月23日 (木)

スギ花粉 来春の飛散量、過去10年で最多? 埼玉

ふじみ野市 マサキ薬局 の 漢方なブログです。漢方・健康情報を主体に書いて行きます。
漢方に関するご相談・お問合せは、こちらから どうぞ。

リンク: スギ花粉:来春の飛散量、過去10年で最多? 夏の猛暑影響、雄花指数が最大 /埼玉 - 毎日jp(毎日新聞).

 県農林総合研究センター(熊谷市)は、花粉の飛散量を予測するために行う雄花着生調査で、今秋の値が調査を始めた01年以降最も多かったと発表した。来春のスギ花粉量はここ10年で最多となる可能性がある。

 同センターは毎年、JR八高線以西の11市町村50地点でそれぞれ、スギ40本の雄花の着生状況を調査。花粉の飛散量の目安となる「雄花指数」を算定している。11月下旬に実施したところ、指数7636を記録。例年の2・25倍で、翌年が大飛散となった04年を上回ったという。

 同センターによると夏の猛暑が大きく影響したとみられる。また、昨年の飛散量が少なかったことも要因の一つという。

 県内のスギ林は約3万6000ヘクタール。県は補助金を出してスギの間伐を促しているほか、07年には上田清司知事がマニフェストで来年3月までに2800ヘクタールの伐採を約束、削減を進めている。

 また、03年からは花粉の少ない品種の育成に取り組んでおり、新たに植林されるスギは現在、この品種になっている。だが植林面積は43ヘクタールで全体の0・1%にとどまっている。【町田結子】 2010年12月22日

カテゴリー環境はこちら

| | コメント (0)

2010年12月 9日 (木)

スギ花粉、来春の飛散は2月上旬ごろから

ふじみ野市 マサキ薬局 の 漢方なブログです。漢方・健康情報を主体に書いて行きます。
漢方に関するご相談・お問合せは、こちらから どうぞ。

リンク: asahi.com(朝日新聞社):スギ花粉、来春の飛散は2月上旬ごろから - アピタル(医療・健康).2010年12月8日

 民間気象会社「ウェザーニューズ」(本社・東京都港区)は8日、来春のスギ花粉(北海道はシラカバ花粉)の飛散開始時期の予想を発表した。関東、東海、近畿、四国、九州で2月上旬から飛び始める。飛散量は北海道を除いて全国的に今年の2~11倍と予測され、同社は早めの対策を呼びかけている。

 寒さのピークが過ぎる2月中旬以降、全国的に飛散する地域が増える。北海道、山陽、東海、近畿、九州は今年より早め、東北、関東、北陸、山陰、四国は遅めとなりそうだ。

2~11倍とずいぶん幅のある予測だが、暑い夏の後はスギ花粉の飛散量が多くなるのは通例のようだ。

ご注意を。
そして今から準備を。

| | コメント (0)

2010年8月10日 (火)

ラニーニャ現象が発生=秋の降水量少ない傾向-気象庁

ふじみ野市 マサキ薬局 の 漢方なブログです。漢方・健康情報を主体に書いて行きます。
漢方に関するご相談・お問合せは、こちらから どうぞ。

リンク: 時事ドットコム:ラニーニャ現象が発生=秋の降水量少ない傾向-気象庁.

 気象庁は10日、太平洋赤道域の中央から東部の海面水温が低くなるラニーニャ現象が起きたとみられると発表した。7月には発生していたとみられ、冬まで続く可能性が高いという。
 同庁によると、ラニーニャ現象が発生した場合、日本の秋は例年と比べ、奄美・沖縄で気温が高くなり、東日本の太平洋側や西日本などでは降水量が少ない傾向がある。また、冬は沖縄から東日本にかけて気温が低くなるという。(2010/08/10-17:45)

この予報は覚えて置いて後で検証してみましょう。

| | コメント (0)