カテゴリー「漢方薬」の12件の投稿

2009年9月21日 (月)

彼岸花

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毎年お彼岸にベランダで咲いている彼岸花

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上から見ると

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彼岸花の別名は、曼珠沙華(マンジュシャゲ)、シタマガリ。

根にアルカロイド(リコリン)を含む有毒植物。
嘔吐・下痢・中枢神経麻痺・痙攣などを起こす。

彼岸花の根は石蒜(せきさん)と呼ばれ、民間療法で浮腫に使う。

生の球根とさといもをおろし金でおろしたものを小麦粉と練り、局所及び足の裏に貼ると、肺炎・肋膜炎・腹水・浮腫などに解熱と利水の効があるので賞用される。
さといも以外に唐胡麻(トウゴマ=別名:蓖麻・ヒマ)も使われる。

10年前に、腹水たまった人のために、さほど遠くない荒川の土手に群生している彼岸花の球根をもらってきたもの。
その一部を植えておいたのが生き続けて咲いてくれている。

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2009年9月 9日 (水)

トランペット(朝鮮朝顔)

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マサキ薬局前の歩道に、チョウセンアサガオらしき花が咲いています。

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6年前に、トランペットという花ですとプランターで頂いて咲いていたのを歩道のサツキのそばに置いておいたら、タネが地面に落ちて、それから毎年夏に白い花を咲かせています。

チョウセンアサガオは、有吉佐和子の「華岡青洲の妻」で有名な、江戸時代の名医華岡青洲が乳がんの手術時の全身麻酔薬として創製した通仙散の主薬です。
この麻酔薬のおかげで青洲は、麻酔下での手術に成功したわけですが、それは西欧よりも何十年も早かったのだということはあまり知られていません。
関孝和の数学といい、江戸時代の文化のレベルは当時世界最高だった。

この種類は、口に入れて中毒事件が報告されている毒草、毒花です。

この中毒を警告しているサイトが有ります。
ドクター吉本のホームページ
http://www5a.biglobe.ne.jp/~yuyo/asagao/asagao1.html#Anchor661288

類縁の植物は多数あり、エンジェルトランペットという名で園芸用に愛でられるのはキダチチョウセンアサガオで下向きに花がつくと聞きます。

曼陀羅華(マンダラゲ)、キチガイナスビ、ともよばれます。

アサガオはヒルガオ科で、チョウセンアサガオはナス科なので別の種類です。

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2009年6月 9日 (火)

脳卒中の歌

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リンク: 脳卒中:NPOが「脳卒中の歌」 緊急要する3症状、分かりやすく - 毎日jp(毎日新聞).

◇「顔がゆがんだ すぐ119番」

 「おばあちゃんがテレビを見てたら急に顔がゆがんだ すぐ119番」--。脳卒中の症状をまとめ、迷わず救急車を呼ぶよう呼びかける歌「愛する人を救うために(脳卒中になった時)」を、救急医や看護師らで作るNPO法人「救急医療の質向上協議会」(埼玉県越谷市)が作った。協議会は脳卒中の早期発見に役立ててほしいとしている。

 脳卒中は寝たきりの原因として日本で1位だが、発症後3時間以内に治療を始めれば、回復率が高まる。病院での治療準備に時間がかかるため、発症から約40分後までの119番が望ましい。

 このため、歌詞には、気づきやすい特徴の「顔がゆがむ」「手が上がらない」「言葉がもつれる」を盛り込んだ。どれか一つでも生じた人の約7割が脳卒中という。

 だが、症状を我慢し翌日以降に病院を訪れる患者も少なくない。協議会は市民が理解しやすい手段が必要と考え、歌を作った。作詞は柴幸夫さんと物井洋介さん、作曲は物井さんが担当した。協議会代表理事の池上敬一・独協医大越谷病院救命救急センター長は「歌って覚え、ためらわず救急車を呼んでほしい」と話す。

 歌は症状が分かるアニメと共にホームページ(http://www.simclub.jp/)で公開し、DVDも制作した。問い合わせは越谷病院内の協議会(048・965・1111)。【高木昭午】

こういう緊急事態の為にあるのが、動物生薬の麝香(ジャコウ)と牛黄(ゴオウ)が主役の製剤。
麝香牛黄製剤と呼ばれる漢方の救急薬類。
正倉院に収められていて、漢方薬が日本に伝わった奈良時代から現代まで役立ってきた貴重なくすり。
六神丸や救心が有名。
健康保険には適用されていない。
とても効果が高いので、愛用者が多く、数多くのメーカーが何百年も前から、現代医学の現在までつくり続けている。
感応丸、敬震丹、ういらう など家伝薬として継承されてきた伝統薬がこれ。
それぞれ処方構成が微妙に違い、特徴がある。
漢方薬局にはどこも得意の製品を常備している。

漢方の救急薬を家庭に常備しておき、救急車を呼ぶと同時に、常用量の2~3倍の量を服用させて救急車の到着を待つ。

これで命が救われているケースが沢山ありますよ。

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2009年3月21日 (土)

補中益気湯(ほちゅうえっきとう)

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昨日紹介した補中益気湯はこんな漢方処方です。

〔処方構成〕
気剤  生姜(しょうきょう・辛温) 陳皮(ちんぴ・辛温)
血剤  当帰(とうき・甘温) 柴胡(さいこ・苦平) 升麻(しょうま・苦微寒)
水剤  朮(じゅつ・苦温) 黄耆(おうぎ・甘微温) 人参(にんじん・甘微寒)
脾胃剤  甘草(かんぞう・甘平) 大棗(たいそう・甘平)

〔適応症〕
体力中等以下の疲労倦怠感のあるもの
虚弱体質、腺病質、貧血症、低血圧症、夏やせ、病後の衰弱、盗汗、痔疾、胃腸虚弱

〔目標症状〕
微熱があったり寝汗がある
胸脇苦満がある
胃がつかえ、白苔があり、食欲不振
言語や眼勢に力が無く疲労倦怠感がある

文字どおり、中(ちゅう・おなか)を補い、気(き・元気)を益す(ます)くすり。
胃腸虚弱を治す四君子湯という処方(人参・朮・茯苓・甘草・大棗・生姜)が中心になっており、補剤の王者とされ別名医王湯と呼ばれる。
人参・朮は胃内停水、心下痞を主治し、胃腸虚弱を回復させる。
黄耆は自汗やねあせを治す。
当帰は補血、滋潤の効があり、血液を全身によくめくらし温める。
柴胡、升麻は解熱の効果があり元気の沈滞を引き立てる。

従ってこのくすりは、体力消耗、虚弱体質、胃腸虚弱に加え、手足の倦怠感、言語の軽微、眼の勢いの衰え、口中白沫等の等の症状がある色々な疾患に用いられる。
癌の治療に併用して、抗がん剤や放射線の副作用が軽減されるのでよろこばれる。

緊張低下した筋肉を元気にするので、胃アトニー、胃拡張、遊走腎、脱肛、さらに子宮脱などにも効果がある。

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2009年1月 5日 (月)

大きな蜜柑(2)

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昨日の鬼柚子と普通のウンシュウミカンを並べた写真です。
直径が3倍くらいあります。

柑橘類の漢方の応用について昨日の続きです。

陳皮(チンピ)
 原典では橘柚(きつゆう)として収載。
 橘皮(きっぴ)、青皮(せいひ)などとよばれるものと同じとされる。
 日本産はウンシュウミカン、中国産はオオベニミカンなどの果皮を乾燥したもの。
 辛温の気剤と規定される。
 配合される処方は非常に多い。
 食欲不振、嘔吐、瀉下、咳嗽、痛みなどに応用する。
 七味トウガラシには必ず配合されている。

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枳実(きじつ)
 日本産はダイダイの未熟果実で、丸ままのものを枳実、
 2横割りにしたものを枳穀(きこく)と称している。
 苦寒の血剤と規定される。
 炎症をとる処方である、大柴胡湯、大承気湯、麻子仁丸、
 枳実芍薬散、排膿散などに配合。
 苦味健胃、去痰、排膿、緩下作用があり、
 腹満、胸満、腹痛、心下の痞、などに応用される。
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2009年1月 4日 (日)

大きな蜜柑

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暮れに大きな蜜柑をいただきました。

P1000389初めて見る大きな柑橘類です。

直径は普通の蜜柑の3倍あります。

ザボンにしては表面が凸凹し過ぎ。

グレープフルーツともちがう。

ほんのり柚子のような香り。

正体を教えてもらいました。

柚子の一種で、鬼柚子(おにゆず)、またの名を獅子柚子(ししゆず)といいます。

食用よりも冬至の柚子湯のように、お風呂に入れて使われたり、形が面白いので観賞用にされるようです。

柑橘類は、漢方薬としてよく使われてきました。

陳皮(ちんぴ)、橙皮(とうひ)、枳実(きじつ)など。

これらの応用については明日書きます。

  

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2008年9月 2日 (火)

ウコン(5)

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認知症に効果が期待される報告が出たウコンの続きです。

うこんトウガラシ(栄養スパイス・蘭香)の特徴と使い方

Rankou_2  蘭香は1パックが0.8㌘の包装です。

①バーベキュー、焼肉のたれやソースにまぜます。
肉のくさみを消し、食欲を増進するので、おいしくていくらでも食べられるようになります。

②しゃぶしゃぶや水炊きのたれに入れます。
あっさりとしていて好まれます。

③味噌汁やスープの中に少量入れると大層味が引き立ちます。

④カレーのスパイスとして添加します。1人分が1袋の割です。
一味違ってきます。入れないともの足りなくなります。

⑤肉用以外に、漬物に使うとおいしくなります。昔はウコンは沢庵のお友達だったのですから。

⑥お茶漬けに少し入れると消化を助け、口中をさわやかにし、飲酒の後、中国料理などの濃厚な料理の後に真によろしい。

⑦松茸や椎茸を焼いて食べるときに使ってもあいます。

⑧湯豆腐にもお使い下さい。

⑨コーヒーに少し添加すると味が引き締まります。

このソースを用いれば、食肉の害を防ぎ、多量食べても胸や腹にもたれず、臭気やクセを除きます。

肉食が続いて嫌悪を感じるようなときでも、蘭香を使うと飽きがきません。

商品は1箱(45袋入り)が、2205円です。

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2008年9月 1日 (月)

ウコン(4)

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認知症に効果が期待される報告が出たウコンの続きです。

ウコンがカレーを筆頭に、沢庵の着色など食品に昔から賞用されてきた事はすでに書きました。

ウコンをはじめ香辛料が何故愛用されるのかは、マサキ薬局のホームページ・食養生のページに詳しく載せていますのでそちらをご覧ください。

日中医薬研究会では、ウコンを配合した、栄養スパイスで「蘭香(ランコウ)」という商品を推奨しています。

蘭香(ランコウ)は、十数種類のスパイスが配合されています。
スパイスは肉食の害を消す作用があって使われるようになったのです。
獣肉(牛、豚,羊肉)を食べる習慣のなかった時代の日本人には、スパイスはあまり必要がありませんでした。
しかし、肉食が急激に増えた現代人は、スパイスも同様に増やさなければ健康に良くないのですが、日本ではスパイスの利用は少ないままで来ています。
このスパイス不足を補うために、日本人の好みにあって、使い易くおいしく、家庭料理のなかに応用できるようにと渡邊武博士が生み出した絶妙なブレンドの香辛料なのです。

五香粉(ウーシャンフェン)というミックススパイスはスーパーで売っているので、ご存知の方もいらっしゃると思います。
これは数種類(5種類に限らない)の香辛料を混ぜたもので、桂皮(シナモン)、丁香(クローブ)、花椒(サンショウ)、小茴香(フェンネル、 ウイキョウ)、大茴香(八角)などがポピュラーです。
中国には、こういったミックススパイスは沢山あります。

蘭香は、このミックススパイスの一種で、日本の気候風土、食生活にピッタリ合わせたバージョンと言えます。

我が家のカレーライスやハンバーグには、絶対に欠かせない添加物になっています。

次回は、料理が何倍も美味しくなる蘭香の使い方をお教えします。

つづく

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2008年8月30日 (土)

ウコン(3)

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認知症に効果が期待される報告が出たウコンの続きです。

ウコンの成分

精油・・・1~5% ターメロン、ジンゲベレン、シネオールなど

黄色色素・・・約0.3% クルクミン、クルクミン誘導体

フラボノイド、アズレン、カンファー、リン、鉄、カルシューム、
マグネシューム、タンニン、タンパク質、食物繊維など

ウコンの効能

胆汁の分泌を盛んにし、肝機能をたすけ、肝臓病の症状を改善し、予防する。
消化液の分泌を良くし消化器の負担を軽減する。
腫瘍の発生を抑制する。
心臓の働きを強める。
体内の活性酸素を抑制する、
血中のコレステロール、中性脂肪を減らし動脈硬化を防ぐ。
免疫力を高め、バクテリア、ウイルスなどに対する防衛力を強める。
などの報告があります。

また、紫ウコン(ガジュツ)には、ヘリコバクター・ピロリ菌を撃退する作用があるとの学会発表もされています。

ウコンが配合される漢方処方には、宣鬱通経湯、白金丸、鬱金丸などが知られています。

ここ10年くらい、ウコンは人気健康食品の一つになっています。
商品の形態は、粉末、顆粒、タブレット、カプセルやドリンクとさまざまです。
特に肝臓に良いことを打ち出す宣伝が多いように思います。
春ウコンが良い、秋ウコンが良い、春、秋が7対3の比率が良いなど、思い思いの我田引水的な宣伝が為されているような感じがします。

染色用、食用としてのウコン

ウコンの染色への利用は平安時代に始まります。
ウコンの絹または綿布の染織は他の黄染めの染料よりはるかに鮮やかで美しいために、珍重されました。
ウコンの水浸出液は、酸性では美しい黄色、アルカリ性では赤がかった色に染まります。
さらに、紅色の紅色色素と交染することによって、緋色を発色させています。

ウコン粉は、カレー粉でご存知の通り、一般食品の天然着色料として広く使用され、酸性ではさえた黄色を呈するので、沢庵漬けの色付けにも好んで使用されてきました。
現在では、人口着色料が全盛で、ウコンの作用(肝臓を助ける作用)とは反対に肝臓に悪影響を及ぼしています。

現在最も多くウコンが活用されているのはカレー粉の主原料としてである。
人の視覚はごまかせるが、味覚だけは、人工的な化学薬品では同調されないもののようである。

と、渡辺武先生は、「薬草百話」で述べておられます。

次回は、ウコンを配合した、スパイスを紹介します。

つづく

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2008年8月29日 (金)

ウコン(2)

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認知症に効果が期待される報告が出たウコンの続きです。

ウコンは、何種類かあるのですが、植物名と薬物名が逆になっているのがあって混乱しやすい生薬です。

春ウコン、秋ウコン、紫ウコンを整理してみます。

紫ウコンは、植物名と薬物名が同じで、莪朮(ガジュツ)、学名がCrcuma zedoariaです。

春ウコンと秋ウコンがねじれています。

           秋ウコン              春ウコン

植物名     鬱金(ウコン)        薑黄(キョウオウ)

学名      curucma aromatica             curucna longa

薬物名          薑黄(キョウオウ)          鬱金(ウコン)

漢方で使われてきた生薬としてのウコンは主に春ウコンを指します。

日本では一般に鬱金の名称のみを用い、薑黄の名は用いず、輸入されるものはC.longaの根茎である(原色和漢薬図鑑)。

つづく

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2008年8月28日 (木)

ウコン(1)

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認知症に効果が期待される報告が出たウコンです。

ウコンには、春ウコン、秋ウコン、紫ウコンなどと呼ばれる同属のものがあります。
いずれも熱帯アジア原産のショウガ科の多年草です。
日本では沖縄から九州南部で栽培されています。
薬用、染料、食用色素として古くから賞用されてきました。

ウコンは成分として、黄色素クルクミンとその誘導体が0.3%、精油1~5%、澱粉30~40%、脂肪油などを含んでいます。
薬味薬性は辛苦寒とされ、悪血を破り、結気を散らす作用があり、利胆と芳香性健胃整腸薬として、肝炎、胆のう炎、胆石、黄疸などに応用される他、止血通経薬として、吐血、鼻血、血尿、月経不順、月経痛や胸脇の痛み、腹痛に内用します。
外用としては、打ち身、ねんざや急性化膿症に即効がある中黄膏という軟膏に配合されます。

中黄膏(チュウオウコウ)は現代でも、紫雲膏(シウンコウ)、太乙膏(タイツコウ)と並んで重要な軟膏の医薬品として認可されており、漢方家にとっては、欠かせない軟膏薬になっています。

次回は、二つのウコンの植物名と薬物名のねじれ現象と効用についてです。

つづく

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2008年8月27日 (水)

ウコンが認知症に効果

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ターメリック カレーに記憶力のもと、認知症治療に効果?

カレーのスパイス「ターメリック」(ウコン)に含まれる成分から、記憶力を高める化合物を、武蔵野大と米ソーク研究所が合成した。
動物実験の段階だが、将来、認知症の治療などに役立つ可能性があるという。
米老年医学誌(電子版)に掲載された。

この成分は「クルクミン」と呼ばれ、生薬としても用いられるショウガ科の多年草「ウコン」の黄色色素。
アルツハイマー病の原因とされる異常たんぱく質ベータアミロイドが脳内に蓄積するのを防ぐ作用を持つことが知られている。

研究チームが調べたところ、クルクミンは神経細胞の損傷を抑えられるが、記憶力向上までの効果は確認できなかった。
そこで、クルクミンの化学構造を変えたさまざまな化合物を合成。
ラットから記憶の形成にかかわる脳の「海馬」を摘出、薄くスライスして組織が生きた状態が保たれたままにして、これらの化合物を加えた。

その結果、「CNB-001」と名付けた化合物が、細胞間の情報伝達の効率を高め、その状態を持続させることが分かった。
また、この化合物を飲ませたラットは前日に見せた物体を記憶していたのに対し、飲ませなかったラットは覚えていなかった。
この化合物が、記憶をつくるスイッチとして働く酵素を活性化していることも判明した。

武蔵野大の阿部和穂教授(薬理学)は「この化合物は、海馬の働きを直接活発にしている。
安全性を確認し、新薬の開発を目指したい」と話す。(毎日新聞

つづく

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