食品に含まれるトランス脂肪酸の食品健康影響評価の状況
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食品安全委員会が3月8日付でトランス脂肪酸の食品影響評価書を発表した。
リンク: 食品安全委員会:食品に含まれるトランス脂肪酸の食品健康影響評価の状況について | 食品安全委員会 - 食の安全、を科学する.
※ 食品に含まれるトランス脂肪酸の食品健康影響評価については、平成24年3月8日の第422回食品安全委員会において評価書を確定し、消費者庁、厚生労働省、農林水産省に通知しました。
「食品に含まれるトランス脂肪酸」評価書の概要[PDF]諸外国における研究結果
トランス脂肪酸の過剰摂取は
○冠動脈疾患(心筋梗塞、狭心症)を増加させる可能性が高い。
○肥満、アレルギー性疾患(喘息、アレルギー性鼻炎等)について、関連が認められた
○妊産婦・胎児への影響(胎児の体重減少、流産等)について、報告されている。日本人のトランス脂肪酸の摂取実態と健康影響
○日本人の大多数はWHOの目標を下回っている。通常の食生活では、健康への影響は小さい。
○ただし、脂質に偏った食事をしている人は、留意する必要あり。
○脂質は重要な栄養素、バランスの良い食事を心がけることが必要。○食品事業者においては、食品中のトランス脂肪酸含有量は近年減少傾向にあるが、一部製品は高いものがみられることから、引き続きその低減に努める必要がある。
○リスク管理機関においては、今後とも日本人の摂取量について注視し、知見の収集や適切な情報提供が必要。「食品に含まれるトランス脂肪酸」評価書に関するQ&A[PDF]
「食品に含まれるトランス脂肪酸の食品健康影響評価」[PDF:1,300KB]
御意見・情報の募集結果(「食品に含まれるトランス脂肪酸に係る食品健康影響評価に関する審議結果(案)についての御意見・情報の募集について」)[PDF]
「トランス脂肪酸摂取量を総エネルギー摂取量の1%未満とする」というのがWHOの目標。
トランス脂肪酸は植物油を加工した油や、それを使ったビスケットやケーキ、ファストフードなどに含まれる。たくさんとると血中の悪玉(LDL)コレステロールを増やし、善玉(HDL)コレステロールを減らして、心筋梗塞(こうそく)のリスクが上がるとされる。
2年前にエントリーした、トランス脂肪酸 女性は過摂取 10/03/24 では
マーガリンやショートニングといった油脂に含まれ、心臓病との関係が指摘されるトランス脂肪酸の摂取量を探る日本で初めての本格調査の結果がまとまった。世界保健機関(WHO)と国連食糧農業機関(FAO)がすすめる「1日にとる総カロリーの1%未満」という目安を超えて摂取していた人が、30~40代の女性で3割を超えた。疑われるのは「お菓子」だ。
とあった。
害が認知され2年間で摂取量が減ったのだろうか。
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