カテゴリー「食養生」の40件の投稿

2009年11月11日 (水)

喫煙率、過去最低 

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リンク: asahi.com(朝日新聞社):喫煙率、過去最低 男性36.8%、20歳代が大幅減 - 医療・健康2009年11月10日10時9分

 厚生労働省が9日に公表した08年の国民健康・栄養調査で、男性の喫煙率が36.8%と調査開始の86年以降で、過去最低になったことが明らかになった。女性は9.1%で01年以来7年ぶりに10%を下回った。厚労省生活習慣病対策室は「受動喫煙など、たばこの害に関する理解が広がった影響では」とみている。

 調査は全国約8149人の男女が対象。86年当時の喫煙率は男性は59.7%、女性は8.6%だった。

 5年前の03年と比較すると、男性は46.8%から10ポイントの大幅な減少。女性は11.3%から2.2ポイント減った。世代別で最も減少幅が大きかったのは男性の20歳代で、55.8%が41.2%に下がっていた。その他、男性の30歳代、50歳代、70歳以上での減少が目立った。

 法律で禁じられている20歳未満で喫煙を始めた人の割合も調べており、男性は5年前の43.8%から29.1%に。女性は26.9%から16.5%となり、どちらも減っていた。

今はどこへ行っても禁煙が多く、愛煙家は肩身が狭そうでかわいそう。

禁煙して10年近くになるので、もう吸いたいと思うことはなくなりました。

生業にしているクスリ関係では、薬事法が改正され、管理面でクスリのリスクが馬鹿みたいに強調されるようになりました。

「薬局の仕事はリスクを売ることじゃないぞ」 「その人にとって最適の、効果のあるクスリを選定することが仕事なんだぞ」と叫びたくなる今日この頃なんです。

こんなにリスクを問題にしている行政や指導者が、それこそリスク満載のタバコに対しては、「健康の為に吸いすぎに注意しましょう」などと生ぬるい妙な注意書きを免罪符にして大量に販売を許している矛盾そのものの姿は異常としか言いようがない。

そして、これも本質は自己責任での選択の問題。

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2009年10月24日 (土)

唐辛子 減量に裏付け 脂肪燃焼

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リンク: 唐辛子:「減量」に裏付け 脂肪燃焼の仕組み解明 - 毎日jp(毎日新聞).

 唐辛子の辛み成分が脂肪を燃焼させる仕組みが明らかになりつつある。近年、「辛いものは苦手」という人向けに、辛くない新種の唐辛子も国内で開発された。寒くなり、運動不足になりがちな季節を前に、健康維持にも生かせる唐辛子の最新の研究成果を踏まえた効能を紹介する。【関東晋慈】

 唐辛子は中南米原産のナス科植物。コロンブスが1493年に最初の唐辛子をスペインに持ち帰り、日本には16世紀、ポルトガル人宣教師により伝来したとされる。世界で広く栽培され、ハバネロやパプリカ、シシトウなど数百~数千種類あるとされ、辛み成分「カプサイシン」の量によって辛み種と甘み種に分けられる。日本の食卓でおなじみのピーマンは甘み種の代表だ。

 カプサイシンに脂肪を燃焼させる効果があることは以前から言われてきた。しかし、その実験結果は動物レベルにとどまり、人での効果は不明だった。

 ところが今年4月、米医学誌「ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン」に、オランダなどの欧米の研究チームが、エネルギーを消費する「褐色脂肪細胞」が成人にも存在することを明らかにしたという3本の論文が掲載され、注目された。

 さらに、味の素健康基盤研究所(川崎市)が、動物レベルの実験で、唐辛子の辛み成分が交感神経を通して褐色脂肪細胞を活性化させる詳細なメカニズムを明らかにした。

 脂肪細胞には、エネルギーを貯蔵する役割を担う白色脂肪細胞と、逆にエネルギーを消費して発熱作用を持つ褐色脂肪細胞がある。

 肥満について研究する京都大大学院の河田照雄教授(食品分子機能学)によると、褐色脂肪細胞は加齢とともに減少するとされ、肥満のメカニズムには、過食や肉体的活動の低下に加え、自律神経の一つである交感神経の活性低下が指摘されている。交感神経によって活性化されるという褐色脂肪細胞が成人で見つからなかったため、唐辛子のダイエット効果を疑問視する見方もあったという。

 河田教授は「今回の研究成果で唐辛子の効果の信ぴょう性が一層高まった。褐色脂肪細胞の活性化が肥満の改善、生活習慣病の予防につながる可能性が高く示唆された」と話す。

辛み少ない新品種も登場

 一方で、辛くない唐辛子の研究も進んでいる。味の素健康基盤研究所は、辛さが通常の唐辛子の1000分の1以下の新種の唐辛子を開発した。カプサイシンに代わる辛み成分は、化学構造も特定され、「カプシエイト」と命名された。

 同研究所による実験で、カプサイシンは消化管から吸収されて血中を回るため、心拍と血圧を上昇させてしまう副作用があるのに対し、カプシエイトは体内に吸収されず交感神経だけを活性化させる効果があるという。これらの研究成果は今月末の北米肥満学会で報告される。

 カプシエイトは製品化まですべて日本で完成された数少ない天然食品成分だ。同社はすでにサプリメントとして製品化し、食材としての販売は検討中という。同研究所の小野郁主任研究員は「カプシエイトは神経伝達を介してエネルギー代謝を促進する。体内に吸収されないため、カプサイシンのような大量摂取による副作用の心配が少ない有効な食品成分」と話す。

褐色脂肪細胞を活性化する交感神経は辛みとともに甘みなど「おいしさ」を感じることによっても刺激される。例えば、唐辛子と同じく交感神経を活性化するとされるカフェインを同時に摂取すると、それぞれの食材を別々に摂取するのに比べ、エネルギー消費量が大きく増加するという研究成果もある。

 今後、褐色脂肪細胞を活性化させる唐辛子の摂取方法などが注目されそうだ。

トウガラシは漢方では、番椒(ばんしょう)とよばれ、辛温の気剤と規定される。

トウガラシチンキ(健胃薬)、トウガラシ・サリチル酸精(育毛剤)として使われる他、民間的に外用につかわれてきた。

肥満対策に辛味と酸味の補給が不可欠。

瘀血(おけつ)や血証の強い人は辛温の気剤(香辛料)が苦手になってくる。
口中の粘膜が刺激されて嫌な人、胃が弱っていてだめな人もいる。

香辛料の役割についてはこちらを。

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2009年10月 8日 (木)

食生活改善で重症化予防 ノーベル医学賞のモンタニエ氏

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リンク: 【新型インフル】「食生活改善で重症化予防を」ノーベル医学賞のモンタニエ氏 - MSN産経ニュース. 2009.10.7 23:39

 エイズウイルスを発見し、昨年のノーベル医学・生理学賞を受賞したフランスのリュック・モンタニエ氏が7日、東京都千代田区日本記者クラブで講演。新型インフルエンザの予防について、「ワクチンが最も有効だが、食生活の改善も重症化予防に効果がある」と語った。

 モンタニエ氏は体が酸化することで免疫力が低下すると指摘。「イギリスがフランスやイタリアに比べて死亡率が高いのは、食生活も影響している。抗酸化作用のある野菜や果物を摂取することが大切だ」と呼びかけた。

クマザサやクロレラはまさに緑がイッパイで、抗酸化力もイッパイ。

体質強化、免疫力アップに有効なのはまさにこの記事のとおり。

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2009年9月10日 (木)

夜食べると太る

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リンク: asahi.com(朝日新聞社):夜食べると太る…本当でした 米グループ、マウスで確認 - サイエンス. 2009年9月9日8時14分

 同じ量を食べても、本来は寝ている夜の時間帯に食べると、昼間に食べるより太ることを、米ノースウエスタン大のチームがマウスの実験で確かめた。食事をとる時間帯がカロリーの摂取と消費とのバランスに大きな役割をはたしていることを示す成果だとしている。国際医学誌オベシティー電子版に発表した。

 チームは生まれてから毎日、12時間は明るく、12時間は暗くした環境で飼い続けているマウスを、明るいときだけエサが食べられるグループと、暗いときだけエサが食べられるグループに分け、高脂肪のエサを与えて6週間観察した。

 すると、摂取カロリー量や運動量にはグループによる差は認められなかったものの、体重は暗いときだけ食べたグループは平均1.48倍も増えたのに対し、明るいときだけ食べたグループは同1.20倍で、統計的な差があった。

 最近の研究で体内時計が体内のエネルギー消費も制御していることが明らかになってきていたが、食事の時間帯と体重増加との関係を直接的に示した研究成果はこれが初めてという。朝食をぬいて夜多く食べる人は太りやすいなどの報告はこれまであったが、食事の時間帯の違いが本当に体重の増加に関係しているのかは、よくわかっていなかった。(本多昭彦)

俗仙堂養性録(石原保秀)に、

・晩食を控ふれば命長し。(李東垣)

・百人の医師を呼ばんよりも夜食を止めよ。(西牙班俚諺)

・諺に云ふ、夜飯少なく口に喫すれば、壽年九十九。(修養編)

・諺に云ふ、朝飯早きに宜しく、晝飯飽くに宜しく、夜飯少なきに宜しく、喫せざれば更に好し。(右同)

などとあります。

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2009年8月29日 (土)

夏ばて対策(再掲)

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夏ももうすぐ終わります。
今年は冷夏気味でしたが、夏ばての方がチラホラ相談にみえるようになりました。

高温多湿の日本の夏は、誰もが食欲不振、腹痛、下痢、つかれ、だるさなどの夏ばてのトラブルになやまされます。どうしてなのでしょうか。

夏ばてのメカニズム

人体は体温調節のために体表から汗を出し、その気化熱で体表を冷やし暑さを防いでいます。
夏にたくさんの汗をかくという生理現象は、心臓がオーバーに活動し(同時に神経も張りつめる)皮膚や頭部に血液が集中する状態になっています。
一方、胃腸や下半身には血が少ない状態つまり貧血しているので、暑さが続くとそれに耐えられなくなって、疲労や食欲不振、腹痛、下痢が起こるのです。
夏は水分代謝が激しいので、それだけ水分の補給や冷たいものが欲しくなりますが、水分を摂りすぎたり、塩分の補給が少ないときは、尿や汗で水分を排泄し切れなくて、胃腸に水分が停滞して胃腸を冷やし、機能を低下させ、腹痛や下痢が起こってきます。

夏ばて対策の基本 弱った胃腸のたてなおし方

① 消化吸収の良いアミノ酸(タンパク質)と植物脂肪を選び、必ず適切な香辛料を添えてください。アミノ酸はエネルギー源としてではなく、体を作る材料として重要で必須のものです。香辛料は健胃整腸作用と胃腸を温める作用がある辛温の性質のものが必要です。植物脂肪としてはゴマのほか、椿油えごまがおすすめです。

② 水分代謝が旺盛な時期に水分を補給しすぎると、夏ばての原因になります。水分を補給する時には、天然の塩を添えれば、余分な水を最も合理的、省力的に排泄し、かつ発汗を促進できます。飲用は、利尿作用のある発芽ハトムギ茶がおすすめです。

③ 肝機能を助ける作用のある、酸味の補を心がけてください。玄米黒酢を使った酢のもの料理や、有機酸、ビタミンCを含む酸味のリンゴ、トマト、ウメなどを料理に添えることで、口渇を止め、過剰な水分を摂取しないようにしながら肝機能をたすけられます。

マサキ薬局のホームページの「夏バテで胃腸のトラブルは漢方で」もご覧下さい。

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2009年8月16日 (日)

喫煙率24・9% 過去最低 

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リンク: 喫煙率24・9%と過去最低 09年JT調査、14年連続 - 47NEWS(よんななニュース).

2009/08/14 17:37   【共同通信】

 日本たばこ産業(JT)が14日発表した2009年の全国たばこ喫煙者率調査によると、たばこを吸う成人の割合は、前年に比べて0・8ポイント減の24・9%と14年連続で過去最低となった。

 JTは「喫煙と健康に関する意識の高まり、喫煙をめぐる規制強化など複合的な要因が考えられる」と分析。たばこ自動販売機の成人識別カード「タスポ」導入も響いたとみられる。

 男性の喫煙率は0・6ポイント減の38・9%と18年連続で減少した。女性は1・0ポイント減の11・9%。喫煙人口は79万人減の2601万人と推計した。

 地域別で喫煙率が最も高かったのは男性、女性ともに北海道地方で、それぞれ45・7%、20・0%だった。年代別では、男性も女性も30代が最高で、それぞれ46・9%、16・8%だった。調査は5月に実施。2万807人から回答を得た。

kiyohiko はヘビースモーカーに近い状態の時期もあった。

2度の禁煙経験がある。

1度目は6~7年くらい続いた。

再度喫煙するようになって7年ほど吸っていた。

7~8年前に2度目の禁煙を始めた。

そして現在まで続いている。

この7~8年間1本も吸っていない。

もう吸いたいと思うことはなくなった。

関連エントリー 喫煙・飲酒胎児に影響
http://blogmasaki-ph.cocolog-nifty.com/blog/2009/03/post-d1fc.html 

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2009年7月15日 (水)

坊ちゃんかぼちゃ

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漢方薬をお服みの農家の方に3種の夏野菜を頂戴しました。

小型のカボチャ・坊ちゃんカボチャとズッキーニと茄子。

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初めて見た坊ちゃんかぼちゃは、500グラムくらいの大きさのミニカボチャ。

糖質多く普通のカボチャより甘くておいしいそうです。

ビタミンAも数倍多く、栄養価が高いといいます。

調理法は、ラップに包んでレンジで8分くらいでふっくら蒸したような状態になりおいしい。

中をくりぬいて、ひき肉など詰め物をしてレンジで加熱して簡単に料理できるようです。

和寒町パンプキンクラブのサイトでいくつも紹介しています。

ズッキーニはきゅうりに似ているがカボチャの仲間。

メキシコ原産でヨーロッパに伝わった。

実と花が食用にされ、食す実は幼果だそうです。

薄くスライスして生で食したり、油で焼いたりあげたりしておいしいと聞きます。

カボチャの食味食性は甘温なので、ボッチャンカボチャモ同じだろうかと思いますが、ズッキーニはよくわかりません。
ちなみに、茄子も胡瓜も甘寒とされています。

どう料理しようか、愛妻にまかせます。

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2009年7月10日 (金)

粗食は長寿、がん・心疾患・糖尿抑制

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リンク: 粗食は長寿、がん・心疾患・糖尿抑制…サルで実証 : 科学 : YOMIURI ONLINE(読売新聞).

 カロリー摂取量を大幅に減らすと、がんや心疾患、糖尿病など加齢に伴う病気の発症を抑えられることが、アカゲザルを使った20年間の追跡調査で明らかになった。

 霊長類で、こうした効果が実証されたのは初めて。米ウィスコンシン大などのチームが、10日付の米科学誌サイエンスに発表した。

 チームは、7歳から14歳の大人のアカゲザル(飼育下の平均寿命27歳)を30匹使って、1989年に研究を開始。94年には46匹を追加した。二つのグループに分け、片方のカロリー摂取量を30%減らし、血圧や心電図、ホルモン量などを測定。死んだ場合は、解剖で死因を詳しく調べた。

 カロリー制限しないグループでは、5匹が糖尿病を発症、11匹が予備軍と診断されたが、制限したグループでは兆候は見られなかった。がんと心疾患の発症も50%減少した。また、脳は加齢とともに萎縮することが知られているが、制限したグループでは、運動や記憶などをつかさどる部分の萎縮が少なかった。

 白沢卓二・順天堂大教授(加齢制御医学)の話「カロリー制限が、長寿や高齢者の認知機能維持にも役立つ可能性を示すもので、大変興味深い」

(2009年7月10日14時24分  読売新聞)
「漢方と漢薬(春陽堂)」に石原保秀先生の「俗仙堂養性禄」と言う連載がある。
その中の一節。
「諺に言ふ、朝飯早きに宜しく、昼飯飽くに宜しく、夜飯少なきに宜しく、喫せざれば更に好し。(修養篇)」とある。
「剣戟に依りて殺さるる人よりも、箸の為に斃るる者多し。」
「腹八合に医者いらず。」
「疾は口より入り、禍は口より出ず。」
などともある。

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2009年7月 9日 (木)

夏ばて予防(再掲)

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今年の夏も猛暑になりそうです。夏ばて予防の対策をお考え下さい。

高温多湿の日本の夏は、誰もが食欲不振、腹痛、下痢、つかれ、だるさなどの夏ばてのトラブルになやまされます。どうしてなのでしょうか。

夏ばてのメカニズム

人体は体温調節のために体表から汗を出し、その気化熱で体表を冷やし暑さを防いでいます。
夏にたくさんの汗をかくという生理現象は、心臓がオーバーに活動し(同時に神経も張りつめる)皮膚や頭部に血液が集中する状態になっています。
一方、胃腸や下半身には血が少ない状態つまり貧血しているので、暑さが続くとそれに耐えられなくなって、疲労や食欲不振、腹痛、下痢が起こるのです。
夏は水分代謝が激しいので、それだけ水分の補給や冷たいものが欲しくなりますが、水分を摂りすぎたり、塩分の補給が少ないときは、尿や汗で水分を排泄し切れなくて、胃腸に水分が停滞して胃腸を冷やし、機能を低下させ、腹痛や下痢が起こってきます。

夏ばて対策の基本 弱った胃腸のたてなおし方

① 消化吸収の良いアミノ酸(タンパク質)と植物脂肪を選び、必ず適切な香辛料を添えてください。アミノ酸はエネルギー源としてではなく、体を作る材料として重要で必須のものです。香辛料は健胃整腸作用と胃腸を温める作用がある辛温の性質のものが必要です。植物脂肪としてはゴマのほか、椿油えごまがおすすめです。

② 水分代謝が旺盛な時期に水分を補給しすぎると、夏ばての原因になります。水分を補給する時には、天然の塩を添えれば、余分な水を最も合理的、省力的に排泄し、かつ発汗を促進できます。飲用は、利尿作用のある発芽ハトムギ茶がおすすめです。

③ 肝機能を助ける作用のある、酸味の補を心がけてください。玄米黒酢を使った酢のもの料理や、有機酸、ビタミンCを含む酸味のリンゴ、トマト、ウメなどを料理に添えることで、口渇を止め、過剰な水分を摂取しないようにしながら肝機能をたすけられます。

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2009年7月 7日 (火)

親の15%幼児にサプリ 過剰摂取有害の恐れ

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リンク: 親の15%が幼児にサプリ 過剰摂取「有害の恐れ」 - 47NEWS(よんななニュース).

 幼稚園や保育所に通わせている保護者の15%が、ビタミンなど特定の成分を濃縮した健康食品のサプリメントを、子どもに与えていることが6日、国立健康・栄養研究所(東京)が初めて実施した調査で分かった。

 保護者の6割は「栄養補給」が利用目的と回答。食生活に何らかの改善が必要と感じて、サプリに頼る実態が浮かんだ。

 研究所は、幼児への有効性や安全性など検証したデータは乏しいとし「身体に必要な成分でも安易に与え続けると過剰摂取につながり、幼児に有害な作用が出る恐れがある」と注意喚起している。

 調査は2007年5月から9月に青森、山形、茨城、栃木、埼玉、千葉、香川の7県の幼稚園や保育所計21カ所で実施。子どもの年齢は6歳までで、保護者2125人のうち1533人から回答を得た。

 結果によると、口の中で溶ける錠剤や粉末、カプセルなどのサプリを、15%に当たる228人が子どものため利用したことがあると答えた。

 利用者のうち68%の154人が「ビタミンやミネラルのみ与えている」と回答。32%の74人は「そのほかも利用」と答え、33人は、脳の発達に良いなどと宣伝されるドコサヘキサエン酸(DHA)を含有する魚油系のサプリを利用。次いでプロテイン、キシリトールが各7人、ハーブが6人などだった。

 利用目的(複数回答)では「栄養補給」が140人で最多。「健康増進」58人、「病気予防」42人、「体質改善」27人と続いた。また106人が「たまに利用」と回答。「以前に利用」が90人、「毎日利用」は32人いた。
2009/07/06 08:22   【共同通信】

子を思う親心は美しいものではありますが。
化学的・人工的な処理を加えていない天然の形の食材・食事が一番安全で体によいことは誰もがわかっているはず。
商品のPRに心動かされて、更にサプリを加えればもっと良い効果が生まれると思ってしまうのでしょう。
でも、サプリには適量と適性があります。
それをよく勉強して使わないと無駄になったり、悪くすると害になることもあります。
それには、独立行政法人国立健康栄養研究所のサイトが役に立ちます。
たくさんのサプリの情報が見られます。

でももっともっと大切なことは、過去ログのこれ。
小児体質改善のポイント。
子育て中のお母さん、参考になさって下さい。

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2009年5月16日 (土)

お酢飲んで、内臓脂肪が減少

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リンク: 酢の継続摂取で、内臓脂肪が減少 ミツカンが研究発表 - 47NEWS(よんななニュース).

2009/05/14 21:10   【共同通信】

 ミツカングループ本社(愛知県半田市)は14日、食酢を継続的に摂取すると内臓脂肪が減少することを臨床試験で初めて確認したとの研究結果を発表した。血中中性脂肪や体重を引き下げる効果も確認したとしており、酢がメタボリック症候群の予防に役立つ可能性があるとしている。

 臨床試験は同社中央研究所が実施し肥満気味の成人男女155人が参加した。食酢入りドリンクを毎日飲む人と飲まない人に分け、12週間後にコンピューター断層撮影(CT)で腹部の内臓脂肪面積を計測し、差が出るかどうかを検証した。

 その結果、1日当たり食酢15ミリリットルを飲んだ人の場合、内臓脂肪の面積が平均5・43平方センチ、30ミリリットルの場合は同6・72平方センチ減少したが、飲まなかった人は同2・73平方センチ増加した。

 同研究所によると、食酢に含まれる酢酸に脂肪を減らす効果があるとみられる。酢酸は脂肪組織に含まれる中性脂肪の合成を抑える効果と燃焼を促進する効果があることが、動物実験で実証されているという。

同じニュースを伝えている毎日JPでは、

研究チームはこれまでに、酢の主成分である酢酸が脂肪の合成を抑えたり、燃焼を促進することを動物実験で確かめている。岸幹也チームリーダーは「BMIが25未満の人については、酢の減量効果は見られなかったが、酢酸には血圧を下げたり、血糖値の上昇を抑える効果もある。

としている。

肥満、糖尿病、高血圧などメタボの人が漢方薬を飲む時に、酸味の補給は必須の食養生。
玄米酢、梅干、柑橘類の摂取を意識してやってもらうと改善が早い。

関連記事はこちら。

マサキ薬局のホームページ 食養生のおはなしのページ
http://masaki-ph.com/eating.html

漢方なブログ 2009年2月4日 命の燃料酢が肝心
http://blogmasaki-ph.cocolog-nifty.com/blog/2009/02/post-3f3f.html

漢方なブログ 2009年2月5日 酸味の食能
http://blogmasaki-ph.cocolog-nifty.com/blog/2009/02/post-cd6d.html

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2009年4月14日 (火)

発熱する脂肪、大人の体にも存在

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asahi.com(朝日新聞社):発熱する脂肪、大人の体にも存在 米医学誌掲載 - サイエンス.

 【ワシントン=勝田敏彦】体内であまったエネルギーをため込むのではなく、消費して熱を出す脂肪組織が大人の体にあることが、欧米の研究でわかった。やせた人はこの組織がより活性化されており、この性質を利用すると肥満解消の新しい手法になる可能性がある。米医学誌最新号に論文3本が掲載され、注目を集めている。

 脂肪組織には2種類ある。多くは余ったエネルギーを脂肪としてためる白色脂肪組織で、人間の新生児や寒さに弱いネズミの仲間にある褐色脂肪組織は寒いときにエネルギーを出して体温を維持する。新生児の褐色脂肪は、体を動かして体温を上げられるようになると、消えると考えられていた。

 ところが、ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシンに掲載されたオランダチームの論文によると、健康な大人を陽電子放射断層撮影(PET)などで調べたところ、室温で見つからない活性化した褐色脂肪組織が、寒い部屋で2時間ほど過ごした後では背中の上部などに見つかった。やせた人は太った人に比べて4倍ほど活発だった。

 別の米チームの検査でも、やせた人は褐色脂肪組織が見つかる確率が太った人に比べ1.4倍ほど高かった。

 米国立保健研究所(NIH)のフランセスコ・セリ博士は同誌に「薬や温度調節で褐色脂肪組織を活性化させられれば、余分なカロリーの消費手段になりえる」との期待を示した。

スパイス・香辛料を多く使う食生活をする南方系の人たちには、肥った人は少なくスマートな人が多い。

辛温の気剤(桂枝・生姜などの他、香辛料・スパイスも)は体表の温度を上げる。

これらの薬物は脂肪組織に対してどう作用しているのか。

また、苦寒の血剤(黄連・黄芩・黄柏など)は、血熱を冷まし体表の温度を下げる方向に働く。

これらは脂肪組織に対してどう作用するのだろうか

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2009年3月28日 (土)

熱過ぎるお茶で「咽喉がん」になる可能性

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  熱過ぎるお茶で「咽喉がん」になる可能性=研究 | 世界のこぼれ話 | Reuters.

 [ロンドン 27日 ロイター] イランの研究者らは27日、熱過ぎるお茶を飲むと咽喉がんになる可能性があるとの研究結果を発表した。

 タバコやアルコール類と食道がんの関係はこれまでの研究でも報告されていたが、英医学会会報に掲載された今回の研究は、やけどするほど熱い飲み物も、がんなどの腫瘍と因果関係がある可能性を指摘している。

 研究では、70度を超える熱いお茶を飲むことは、65度以下に冷めたお茶を飲むのに比べ、咽喉がんになるリスクが8倍に増えるとしている。

 テヘラン医科大学のReza Malekzadeh教授と研究グループは、イラン北部ゴレスタン州で、お茶を飲む習慣のある人を対象に調査を実施。食道がんを患っている300人と健康な571人を比較した。この地域は世界の中でも咽喉がんの発症率が高いが、喫煙率やアルコール摂取量は低いという。

 調査の結果、お茶を注いでから2分以内に飲む人は、4分以上待ってから飲む人に比べ、がんになる確率が5倍高かったことも分かったという。

 英医学会会報では、お茶の温度は平均56─60度が望ましいと指摘している。

お茶のうまみ成分はテアニン、渋み成分がカテキン。

テアニンは50~60度で溶け出し、カテキンは80度以上で溶け出す。

熱いお湯で煎れた渋いお茶は少し冷ましてから飲むべし、と言うことになるのでしょうか。

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2009年3月27日 (金)

喫煙・飲酒胎児に影響

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健康プラス 妊婦の健康管理
(3)喫煙・飲酒胎児に影響 : 健康プラス : 医療 : 医療と介護 : YOMIURI ONLINE(読売新聞).

国が2000年に実施した乳幼児身体発育調査で、喫煙する妊婦は10%に上る。10年前の5・6%に比べ倍近い。このうち1日11本以上吸う妊婦は22%を占める。

 「喫煙する妊婦は、若いときから吸い始め、夫や両親が喫煙する人に多い。喫煙が悪いとの自覚はあるが、胎児へのリスクは考えない人が目立つ」。妊婦向け禁煙外来を04年に開設した大阪府立母子保健総合医療センター母性内科副部長の和栗雅子さんは指摘する。

 妊婦の禁煙指導が求められるのは、喫煙する女性の増加に加え、胎児の発育に影響することがわかってきたからだ。厚生労働省研究班によると、喫煙妊婦から2500グラム未満の低出生体重児が生まれる割合は、非喫煙妊婦の約2倍だ。赤ちゃんの体重も平均200グラム少ない。早産、自然流産の発生率も高まる。

 発育に影響するのは、たばこに含まれるニコチンと一酸化炭素によって血行が悪くなり、胎児が低酸素状態になってしまうためだ。そのため同センターでは、ニコチンの尿中濃度、一酸化炭素の呼気濃度を測定し、それを基に禁煙指導を行う。約8割が「妊娠初期に禁煙すれば胎児への影響は少ない」ということを理解し、一度は禁煙する。しかし、出産後まで禁煙が続く人は、喫煙する妊婦の約3割にとどまっている。

 一方、飲酒の影響も注目される。厚労省研究班によると、妊婦が1日にアルコールを60ミリ・リットル(グラス4杯のワインに相当)摂取すると、胎児の成長障害を引き起こす率が高まることがわかっている。

 国立成育医療センター周産期診療部長の左合治彦さんは、「胎児に影響のないアルコール摂取量は不明だ。少量でも胎児に影響を及ぼす恐れはある」と妊婦の飲酒は控えるよう警告する。

(2009年3月27日  読売新聞)

kiyohikoは今、禁煙して8年になる。
禁煙にトライした回数は十指に余るほど。
ほとんど三日続かなかった。
一度だけ成功し、6年間止めていた。
この成功体験での自信から「タバコなんか何時でも止められる」とまた吸う様になった。
ところが、「何時でも止められる」なんてとんでもなかった。
再び禁煙するのに10年近くの歳月を要した。

思うに、禁煙のポイントは二つ。

一つは、こんなに吸いたいオイシイたばこを何故止めるのか、止める理由を明確に理解すること。
体にどう悪いのかを心底から納得することが不可欠。

二つ目は、誰のために好きなタバコを止めるのか、の問題。
自分のことだけではない、自分が健康で長生きすることは、周りの人間の幸せのために必要なのだと言うことに気付く事。

酒もタバコも、健康に害を及ぼさない呑み方、吸み方があります。
明日にでも書きます。

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2009年3月 7日 (土)

辛味の食能(再掲 2009/2/12)

ふじみ野市 マサキ薬局 の 漢方なブログです。漢方・健康情報を主体に書いて行きます。
漢方に関するご相談・お問合せは、こちらから どうぞ。

五味の食能の四つ目は、辛い食べ物の役割について。

 からい味で発散作用と体を温める作用があり、肺・大腸によい。

  ┌温…酒・紫蘇・にら・芥子・生姜
辛┼平…さといも・ねぎ
  └寒…ずいき・

近代薬学では、桂皮、茴香、月桂葉、紫蘇葉、などを芳香性健胃整腸剤と呼び、芥子、胡椒、山椒、蕃椒、生姜などは、辛味性健胃整腸剤と呼んでいます。日本では、これらを薬味とよんで常用してきました。

香辛料は、蛋白質の消化吸収に不可欠の食品で洋の東西を問わず調理に欠かせない食品です。ことに肉食には必須の調味料で、欧米では一般家庭で40~50種のスパイスを常備しています。

一方日本の家庭にはせいぜい4~5種の薬味しか常備していないのが実情で、肉を食べなかった江戸時代以前の食習慣のままです。

日本食と中国・欧米の料理を比較すると、日本食は魚介を加えた菜食・米食(粒食)が主食ですが、中国料理や洋食は牛・羊・豚などの大動物の肉食と小麦(粉食)が主食になっている違いの他に、島国と大陸との環境・気候の相違から、鹹(塩からい)味と辛味(香辛料・薬味)の摂取量にも相違があります。

明治時代までの日本食では、塩分は多め、辛味は少なめで、欧米食や中国食では反対に、塩分は少なめ、辛味は多めです。

今日欧米風にビ-ルや清涼飲料水を多飲し、米食・菜食して多湿の日本で生活する限りでは、塩分は多い目にとり、欧米風・中国風に肉類を多食するのなら、辛味も多い目にとるのが食養生の原則です。

香辛料(日本名は薬味)の役割

役割(薬効) 実例
消化を助け胃腸の機能の負担を軽くする

消化に時間のかかる食品に用いる : 天ぷら(大根おろし・根しょうが)。さんま(大根おろし)。かばやき(粉さんしょう)。トンカツ(ねり辛子)。ホルモン焼(とがらし・にんにく)。焼き鳥(七味・さんしょう)。
水っぽいもの、噛まずに食べるものに用いる : うどん(七味・ネギ)。そば(ワサビ・ネギ)。冷奴(ショウガ・ネギ)。お茶漬(ワサビ・ミツバ)。ラーメン(コショウ・ニンニク)。鍋物(ポン酢・粉サンショウ・もみじおろし・ワケギ・春菊)

体内の血流を促進して冷えを除く 酒(飲んべえを辛党と言い、薬味の王者とする)。トウガラシ(凍傷に用い、白菜漬物、茄子漬けに用いる)。冬の鍋物。寒い日のウドン。おでんのとき辛子。冷える茄子のシギ焼(根ショウガ)
皮膚からの発刊発散を活発にする 風邪の初期に汗をとる 卵酒(酒と根ショウガと卵)。ネギ湯(白ネギと根ショウガとみそ)。インドやタイ国のお国料理(発汗を良くする事により暑さに耐える)。うどん、ラーメンは薬味が加わる故に汗が出る
腐敗を防ぎかつ殺菌効果を有す 刺し身を千本大根にのせ、シソの葉にのせる日本人の知恵。昔からワサビは蕁麻疹の薬であった。魚を松葉やしょうがの葉にのせたり包んだりしてきた。明太子は冷蔵不要。肉類の保存にコショウをふりかけると日保ちがよい。
便通を正常化する かって日本人は漬物に多くのトウガラシやカラシを加えて漬け込み、さらに匕地味などを加えて食べていた時代には老人性便秘や弛緩性便秘はみられなかった。朝鮮の人達はいう「日本の医者はウソつきだ。痔になっら辛いものを止めよと云うからだ。わが国ではキムチを毎日ドンブリ一杯食べよと云う。3日で治るものだから」と。辛党(酒飲み)には便秘はいない。
心を安らげストレスを解消する 全身の血行をよくする故に頭に血がのぼるのを解消する。酒は心をリラックスさせ、ミョウガに至っては食べ過ぎれば物忘れしやすいので別名バカとも呼ぶ。中国人やインド人の穏健な性格も香辛料の常用による。ハッカやシソはストレス性頭痛によく効くという民間療法は体験に基づくもの。

五味調和、五味の食能に関するエントリーは、日中医薬研究会創設者・渡邉武博士の著作・講演を引用しています。
辛味の役割の表は、日中医薬研究会・落合富雄先生制作のものです。

ただ今、ご希望の方に栄養スパイス蘭香10パック入り(680円の品)をプレゼントしています。
おすすめする理由をお解かりいただけるかと思い、再掲しました。

初めての方、ぜひ蘭香をおためしください。

数に限りがありますので、お早めにお申し出ください。

来店できない方は、こちらから、info@masaki-ph.com

または、マサキ薬局ホームページから(こちらからの方がベター)。
http://masaki-ph.com/contact.html

メール便でお送りします。

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2009年2月16日 (月)

五味の相互関係

ふじみ野市 マサキ薬局 の 漢方なブログです。健康情報を主体に書いて行きます。

五味の薬能(酸苦甘辛鹹)とその薬能 (「平成薬証論・渡邉武」より引用)

五味の薬味は、それぞれ補助益生剋(ホ ジョ エキ セイ コク)の五つの薬能を持っている。
所属する臓腑を補う作用と、親に当たる臓腑を助ける作用と、祖父に当たる臓腑を益する作用と、子に当たる臓腑を生ずる作用と、孫にあたる臓腑にだけには剋する作用とである。

Bessi1034

酸味の薬能
散らばったものを収める薬能があり、収を主どり、主作用は肝・胆と目・筋の機能を補い、その目標は青色である。
心・小腸にはその機能を生む働きがあり、腎・膀胱には働きを助け、肺・大腸には有益に働くが、脾・胃だけには剋の働きがある。
酸味には脾・胃を護るため甘味を添え、心・小腸を補う苦味を配する。

苦味の薬能
軟らかいものを引き締め、湿りを乾かす薬能があり、固を主り、主作用は心・小腸の機能を補い、その目標は赤色である。
同時に脾・胃の機能を生む働きがあり、肝・胆の機能を助け、腎・膀胱には有益に働くが、肺・大腸だけには剋の働きがある。
苦味には肺・大腸を護るため辛味を添え、脾・胃を補う甘味を配する。

甘味の薬能
激しいものを緩め薄める薬能があり、緩を主り、主作用は脾・胃の機能を補い、その目標は黄色である。
肺・大腸の機能を生む働きがあり、心・小腸の機能を助け、肝・胆には有益に働くが、腎・膀胱だけには剋の働きがある。
甘味には腎・膀胱を護るため鹹味を添え、肺・大腸を補う辛味を配する。

辛味の薬能
滞りを散らす薬能があり、散を主り、主作用は肺・大腸と鼻・皮膚の機能を補い、その目標は白色である。
同時に腎・膀胱の機能を生む働きがあり、脾・胃の機能を助け、心・小腸には有益に働くが、肝・胆にだけは剋の働きがある。
辛味には肝・胆を護るため酸味を添え、腎・膀胱を補う鹹味を配する。

鹹味の薬能
乾きを抑制し軟らげる薬能があり、濡を主り、主作用は腎・膀胱・耳・骨髄の機能を補い、その目標は黒色である。
同時に肝・胆の機能を生む働きがあり、肺・大腸の機能を助け、脾・胃には有益に働くが、心・小腸だけには剋の働きがある。
鹹味には心・小腸を護るため苦味を添え、肝・胆を補う酸味を配する。

この相互関係は、病の進行の形を示してもいます。
病の進行を予測して、未然に防止する対策をとるための根拠になるものでもあります。

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2009年2月14日 (土)

五味調和(4)

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二味、三味の配合。

五味間の関係は五味調和の図上で右回りに当人・子・孫・祖父母・両親の関係に対比することができます。

Bessi1034

また五味には夫々の配置からその間に補・生・剋・益・助の関係が存在します。

例えば脾胃を悪くすると次に腎膀胱が悪くなり、さらに肺大腸を損ないます。

これを家族関係に置き換えると、当人(脾胃)が病気になれば孫(腎膀胱)の世話ができなくなり、ついには身近な子(肺大腸)の世話もかなわなくなると云うことにります。

この原理を把握していれば未然に害の及ぶのを防ぐことができます。

脾胃が悪いときは先ず第一に甘味で補います。

次に腎膀胱に害が及ぶのを鹹味で防いでおく。

これが二味配合の原則です。

第三に被害を受ける肺大腸までを辛味で防いでおく甘鹹辛の配合が三味配合の原理です。

調理においては甘味の素材を引き立てるために、相剋を活用して塩(鹹味)を隠し味とします。

甘味店でぜんざいを注文すると塩昆布が添えて出てくるのは、甘味によって腎にかかる負担を防ぐためで、これは二味配合の原則に則っています。

さらにこの塩昆布に山椒が加わっていれば肺大腸の守りまで気を配った三味配合の原則に適った組合わせになっています。

酒の呑み過ぎが肝を傷めることは周知のことです。

酒(辛)の害を防ぐ呑み方は、先ず肴に相剋の酸味のものをとって肝を守り、更に辛から見て子の位置の腎膀胱に害が及ぶのを防ぐために鹹味のものを食すことです。

これが二味・三味配合の原則に適っており、そうすることが味覚的にも美味になるのです。

現に日本酒好きの人は、酢の物や塩辛を好みます。

またメキシコの強い酒テキ-ラは、レモンに塩をつけ噛りながら呑むのが常道です。

これらは正に三味配合の実行そのものと云えます。

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2009年2月13日 (金)

鹹味(かんみ)の食能

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五味の食能の五つ目は、鹹(塩からい)食べ物の役割についてです。

鹹(かん) 塩からい味で軟らげる作用があり、腎・膀胱・耳・骨によい。

  ┌温…めざし・干物・栗・みそ
鹹┼平…しじみ・ひじき・わかめ
  └寒…食塩・のり・かに・こんぶ

鹹味の食べ物は食塩・味噌・醤油をはじめ一般に塩辛い、塩化ナトリウム・カルシウム・マグネシウムなどミネラルの多い食べ物です。

それらは人体の腎臓・膀胱の働きを補い、骨髄を健強に保ち、肝胆の働きを活発にし、肺・大腸や皮毛や呼吸器の働きを助け、脾臓と肌肉に有益に作用します。

ただし塩分は、心臓循環系に負担をかける欠点があるので、食物の調理には、心臓のオ-バ-ヒ-トを抑える苦みを添えることが大切です。

天然の食塩と緑野菜には苦汁(マグネシウム塩)が含まれています。

静物である植物は、陰性のカリウムが主体となり、動物や人間は、陽性のナトリウムが主体となっています。

血液や肉類に0.7%の塩化ナトリウムが含まれているように、塩分は人体に必須の食べ物です。

「塩気が足りぬと力がでない」と云われますが、塩分が欠乏すると、尿が出にくくなり、水分代謝の逆流が起こって、神経の活動が遅れ、筋肉の収縮力が弱くなることを、近代医学的にケンブリッジ大学のホジキン教授らが実験で実証しています。

塩分が不足した人は行動がスロ-モ-になり、筋肉の活動が低下し、頭脳の働きが鈍くなり、しまりのない人となり、遂には赤ちゃんか、恍惚の人のように、よだれを垂らすことになります。

涎は人の排泄する体液の中で、塩分がもっとも少ないものだからです。

最近の食塩恐怖症による減塩は、水分代謝の逆流を招いて、皮膚炎・アレルギ-症・鼻炎・花粉症・浮腫・神経症などを悪化させています。

何故なら、塩分がなくては、汗も小便も出せないので、皮膚や頭部や鼻から気体として水分代謝を強いられているのが、これらの疾患の一番大きな原因だからです。

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2009年2月12日 (木)

辛味の食能

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五味の食能の四つ目は、辛い食べ物の役割についてです。

 からい味で発散作用と体を温める作用があり、肺・大腸によい。

  ┌温…酒・紫蘇・にら・芥子・生姜
辛┼平…さといも・ねぎ
  └寒…ずいき・

近代薬学では、桂皮、茴香、月桂葉、紫蘇葉、などを芳香性健胃整腸剤と呼び、芥子、胡椒、山椒、蕃椒、生姜などは、辛味性健胃整腸剤と呼んでいます。日本では、これらを薬味とよんで常用してきました。

香辛料は、蛋白質の消化吸収に不可欠の食品で洋の東西を問わず調理に欠かせない食品です。ことに肉食には必須の調味料で、欧米では一般家庭で40~50種のスパイスを常備しています。

一方日本の家庭にはせいぜい4~5種の薬味しか常備していないのが実情で、肉を食べなかった江戸時代以前の食習慣のままです。

日本食と中国・欧米の料理を比較すると、日本食は魚介を加えた菜食・米食(粒食)が主食ですが、中国料理や洋食は牛・羊・豚などの大動物の肉食と小麦(粉食)が主食になっている違いの他に、島国と大陸との環境・気候の相違から、鹹(塩からい)味と辛味(香辛料・薬味)の摂取量にも相違があります。

明治時代までの日本食では、塩分は多め、辛味は少なめで、欧米食や中国食では反対に、塩分は少なめ、辛味は多めです。

今日欧米風にビ-ルや清涼飲料水を多飲し、米食・菜食して多湿の日本で生活する限りでは、塩分は多い目にとり、欧米風・中国風に肉類を多食するのなら、辛味も多い目にとるのが食養生の原則です。

香辛料(日本名は薬味)の役割

役割(薬効) 実例
消化を助け胃腸の機能の負担を軽くする

消化に時間のかかる食品に用いる : 天ぷら(大根おろし・根しょうが)。さんま(大根おろし)。かばやき(粉さんしょう)。トンカツ(ねり辛子)。ホルモン焼(とがらし・にんにく)。焼き鳥(七味・さんしょう)。
水っぽいもの、噛まずに食べるものに用いる : うどん(七味・ネギ)。そば(ワサビ・ネギ)。冷奴(ショウガ・ネギ)。お茶漬(ワサビ・ミツバ)。ラーメン(コショウ・ニンニク)。鍋物(ポン酢・粉サンショウ・もみじおろし・ワケギ・春菊)

体内の血流を促進して冷えを除く 酒(飲んべえを辛党と言い、薬味の王者とする)。トウガラシ(凍傷に用い、白菜漬物、茄子漬けに用いる)。冬の鍋物。寒い日のウドン。おでんのとき辛子。冷える茄子のシギ焼(根ショウガ)
皮膚からの発刊発散を活発にする 風邪の初期に汗をとる 卵酒(酒と根ショウガと卵)。ネギ湯(白ネギと根ショウガとみそ)。インドやタイ国のお国料理(発汗を良くする事により暑さに耐える)。うどん、ラーメンは薬味が加わる故に汗が出る
腐敗を防ぎかつ殺菌効果を有す 刺し身を千本大根にのせ、シソの葉にのせる日本人の知恵。昔からワサビは蕁麻疹の薬であった。魚を松葉やしょうがの葉にのせたり包んだりしてきた。明太子は冷蔵不要。肉類の保存にコショウをふりかけると日保ちがよい。
便通を正常化する かって日本人は漬物に多くのトウガラシやカラシを加えて漬け込み、さらに匕地味などを加えて食べていた時代には老人性便秘や弛緩性便秘はみられなかった。朝鮮の人達はいう「日本の医者はウソつきだ。痔になっら辛いものを止めよと云うからだ。わが国ではキムチを毎日ドンブリ一杯食べよと云う。3日で治るものだから」と。辛党(酒飲み)には便秘はいない。
心を安らげストレスを解消する 全身の血行をよくする故に頭に血がのぼるのを解消する。酒は心をリラックスさせ、ミョウガに至っては食べ過ぎれば物忘れしやすいので別名バカとも呼ぶ。中国人やインド人の穏健な性格も香辛料の常用による。ハッカやシソはストレス性頭痛によく効くという民間療法は体験に基づくもの。

五味調和、五味の食能に関するエントリーは、日中医薬研究会創設者・渡邉武博士の著作・講演を引用しています。
辛味の役割の表は、日中医薬研究会・落合富雄先生制作のものです。

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2009年2月11日 (水)

甘味の食能

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五味の食能の三つ目は、甘い食べ物の役割についてです。

 あまい味で緩める作用と滋養強壮作用があり、脾胃によい

  ┌温 うどん・鰻・鮪・鯛・牛肉
甘┼平 ごま・大豆・米・甘薯・蜂蜜
  └寒 砂糖・なす・きうり・柿


甘味の食物は調味料の砂糖・蜂蜜・水飴・甘草・大棗などだけでなく、食物療法(食養)上では穀物・豆類・魚や肉類など、主食となる食物が属しています。

ですから不自然な精製糖や酸糖化の飴などはこの原理に反していて食害がありますから除外しなければなりません。

甘味の食物は上下左右と寒熱の歪みのない平の食物ですから常食されます。

しかも甘味の食物にはこれらの歪みを平にする重要な働きがありますから、酸苦・辛酸の味を和らげマイルドにして食べやすくしてくれます。

ことに酸味の強い食物には少量の蜂蜜や砂糖を加えると酸味が和らいでおいしく頂けます。

甘味には緩和する、ゆるめる、うすめる薬能があります。緊張をゆるめる、激痛をゆるめる、中毒を解毒する、熱をゆるめるなどの働きです。

何年か前に毒殺事件で有名になったトリカブトは漢方では冷えによる痛みや下痢、四肢の痛みなどには欠かせない薬物です。

その毒性をゆるめたり解毒したりするために、甘平の黒大豆と甘草の煎液を使い、服薬時は必ず蜂蜜や甘草をあわせて使います。

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2009年2月10日 (火)

五味調和(3)

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陰陽五行と調理の原則。

中国の医薬・食物・物理療法の文化は、欧米の民族が持っていない宇宙観と東洋哲学・自然医学を基礎に展開されています。

その基本原理が「陰陽虚実」と「陰陽五行論」と呼ばれる哲学で、中国医学の原典「黄帝内経素問」に説かれています。

それによると、森羅万象を陰と陽に規定しています。

陰とは寒・水・下・右・腹・地・内で、陽とは熱・火・上・左・背・天・外になります。

この原則が人間という小宇宙に適応されると、陰陽とは、病態の位置と質を示すものになります。

そして陰陽の量的表現が虚実ということです。

虚とは、陰(水滞や冷え)が多く、熱や陽(血)が少ないもの、実とは、熱や血症が多く、陰の冷えや水滞が少ないものを言います。

陰や陽という抽象的なことばの量的な偏りを示したものと言えます。

陰陽寒熱・上下・左右に歪みが生じたとき人は病気になりますが、これを是正する為に病像・病症と反対の薬性・食性のある漢方薬・食物で中和して正常化をはかるというのが漢方の基本的やり方なのです。

そのために、五行論に基づいてすべての薬物と食物について、酸・苦・甘・辛・鹹の五味と寒・熱・温・涼・平の五性が設定されています。

これは欧米では未開発の漢方独特の方法論です。

五味調和の食性表は、陰陽五行の座標の上に、日本の食材と中国料理の食材の一部を配当したものです。

これが薬剤の調剤と、食物の調理の原理の集約といえます。

何を食べるかという事と同時に、それを如何にして食するか、如何にして服むかを指示している、先人の貴重な遺産です。

食養の第一原則は、寒熱(陰陽)によって食べ方が違うことです。

陽(熱)・血症のあるとき、つまり便秘や発熱・出血・炎症のある時は、寒涼剤である苦味・酸味のものを食べねばならないし、陰(寒)つまり冷えや貧血・下痢などのときは、温剤の辛味・鹹味のものを食して冷えの原因の水滞を体外に排泄する利尿剤を服さねばならないということです。

一般論として、食性表に示すとおり、各器官が弱ったとき、それが胃であれば甘味のものを、腸や呼吸器なら辛味ものを、腎臓や膀胱には鹹味(塩からい)のものを、肝臓・胆のう・筋肉・目には酸味のものを、心臓・血脈・小腸・舌に炎症があれば苦味のものを食するのが原則です。

但しこれらの食物も、大なり小なり相剋に当たる(点線の矢印が指す)臓腑器官に、食害を与える事も知っておかねばなりません。

それはまた病気の転移の原理でもあります。それ故、甘味を食するときは、同時に塩味のものを添えて腎を補い、辛味を食するときは、肝胆を補う酸味を添え、苦味を食するときは、肺・大腸・皮毛を補う辛味を添える………という「二味配合」の原理があるのです。
これは味覚の面でも、それぞれの味が調和してマイルドになり、よりおいしく感じられます。

Gomi2

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2009年2月 9日 (月)

五味調和(2)

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東洋医学は食物療法を優先する。

料理は人間の基本的な生存条件です。各民族がそれぞれに伝えてきた伝統料理は、その土地の気候風土や生活環境に順応する形で残されています。
日本に伝えられる郷土料理や家庭料理もまた、日本の気候風土や生活環境と密接に関連しています。

東洋医学の原理原則は、人体を陰陽五行にみたてて、自然(宇宙)の何たるかを解明し体系化した東洋哲学の陰陽虚実の原理を、人体もまた一つの自然、小さな自然(小宇宙)であるとみたてて、これにあてはめ解明規定した自然医学の原理です。
東洋医学には食物療法、薬物療法、物理療法の三分野がありますが、漢方薬の薬物療法や鍼・灸・気功などの物理療法よりも、食養とよばれる日常の食物療法の方が優先されています。

病気になってしまってから飲む薬は、それが近代薬であれ、漢方薬であれ、これを小薬と称し、これに対して病気にかからないように心身の歪みを正常化し、健康保持と不老長寿のために毎日食べる食べ物の方を大薬といっていますが、これは食べ物が何物にも勝る薬であることを教えています。

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2009年2月 7日 (土)

苦味の食能

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酸味の食能に続き、五味調和の二つ目の話は、苦い食べ物の役割についてです。

 にがい味で消炎と固める作用があり、心臓によい。

  ┌温 よもぎ・ふき・たらの芽
苦┼平 うど・ぎんなん・春菊
  └寒 お茶・ビ-ル・たけのこ

薬には苦くて飲みにくいものが多くても、古来良薬は口に苦しと言われていますが、食物では苦味のものは敬遠されます。
しかし懐石料理の名人、京都の辻嘉一翁は「甘味の料理は未熟な料理人でも調理できるが、苦味を活かした料理こそ達人の料理である」と言われました。
中国の本草学では、「苦味の食物や薬物には、強心・消炎・止血・解熱・鎮痛・利尿の諸作用があり、また幅広い薬効もあり、心臓がオ-バ-ヒ-トした時や、血液障害などの人体の熱症を冷ます寒性を持っている」と、欧米民族間では開発されていないユニ-クな陰陽寒熱による薬理学を提唱しています。
 
近代医学でも強心薬として使用される薬物は、苦味配糖体や苦味のアルカロイドが主力でいずれも利尿作用を併せ持っています。
陰陽論の原理から、苦味のものは、ひきしめたり、固める作用があり、苦汁が大豆湯を固めて豆腐になるように、血液が凝固して止血作用が現れるのです。

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2009年2月 6日 (金)

五味調和

ふじみ野市 マサキ薬局 の 漢方なブログです。健康情報を主体に書いて行きます。

食養生の基本、五味調和の原則についてのおはなしです。

古来、中国では「薬食同源」と云い、体を治す為に薬と同様に食を重視しました。
五味とは酸・苦・甘・辛・鹹(さん・く・かん・しん・かん)の五味が、どの臓腑器官にどう作用するのか、五性とは寒・熱・温・涼・平の五つに効能を分けて、温めて機能を亢進させるもの、冷やして炎症を静めるものなど、あらゆる薬材、食材の効能を五味五性で規定し、五味調和の原則に基づいて、健康を回復する食事は調理され、病気を治す薬は調剤されました。

冷え性のものには暖まる食品を与え、熱症状の体質には冷やす食品を調理するのが寒温の調和です。
また、肝と腎の両方が弱っていれば、酸鹹二味の食材料を寒温整えて調理します。
.体に本当に良いものは舌が美味しいと感じます。
.中国料理が世界一美味しい秘密はここにあり、治療食・健康食として「薬膳」が注目されているのは当然と言えます。


*酸味(さんみ)は、収斂作用があり、肝・胆・目に良い。
   りんご・梅・ゆず等血液の流れをサラサラにし動脈硬化や梗塞を防ぎます

*苦味(にがみ)は、消炎と固める作用があり、心臓によい。
よもぎ・うど・お茶等充血炎症や心臓のオーバーヒートを和らげます。

*甘味(あまみ)は、緩める作用と滋養強壮作用があり脾胃によい。
うどん・米・砂糖等いわゆる旨味の中心で体の栄養になります。
甘味を体に合わせて上手に摂取する為には調和が必要です。

*辛味(からみ)は、発散作用と体を温める作用があり肺・大腸によい。
生姜・ねぎ等香りのものスパイスやハーブでくしゃみ、鼻水、鼻づまり、皮膚病、腹が冷える方や、便秘しやすい方はタップリお摂り下さい。

*鹹味(しおからみ)は、軟らげる作用があり、腎・膀胱・耳・骨によい。
めざし・わかめ・食塩等小便を出すためには塩が必要です。
多からず少なからずです。

五味の関係を知って、食べる時は単味ではなく最低二味を組み合わせます。
例えば辛味の代表お酒を呑む時は、その害を防ぐ呑み方は、肴に相剋の酸味のものをとって肝を守り、更に辛から見て子の位置の腎膀胱に害が及ぶのを防ぐために鹹味のものを食すことです。
現に日本酒好きの人は、酢のものや塩辛を好みます。
またメキシコの強い酒テキーラは、レモンに塩をつけて齧りながら呑むのが常道です。
これらは正に三味配合の実行そのものと云えます。

五味調和の図はこちらです。

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2009年2月 5日 (木)

酸味の食能

ふじみ野市 マサキ薬局 の 漢方なブログです。健康情報を主体に書いて行きます。

酸っぱい食べ物の役割について、きのうのつづきです。

  ┌温 梅肉・酢・リンゴ・すもも
酸┼平 梅・かりん・ヨ-グルト
  └寒 ユズ・だいだい・かぼす

塩梅(あんばい)という言葉は、調味に使う塩と梅酢の程合いを意味し、味加減や調味のことを表現するのですが、あんばいが悪いという様に健康度を示す言葉にもなっています。
この由来は、五味の調和の上でも健康保持の為には、塩加減と(梅の)酸味との調和が大事なことにあります。
酸味の薬の基本薬能は「肝ヲ補イ、腎ヲ助ケ、肺ヲ益シ、心ヲ収メル」ですが、漢方薬には酸味の薬の使用頻度は非常に少なく、酸味は食物からとることが前提になっているというのが重要な漢方の基本原則なのです。

酸味は肝・筋肉・目を補います
肝機能に異常を指摘された人にとって、天然の酸味の補給は治療効果をあげる為に重要な食養生です。
玄米酢や蜂蜜黒酢を飲むことで肝機能障害から回復したり、糖尿病・肥満・高血圧・高脂血症やメタボリックシンドロームが改善した人の例は珍しくありません。
肝臓に負担をかける酒を飲む時は酢の物を肴に加えると肝臓を守り、悪酔いを防ぎます。
スポーツで筋肉が疲労したときに選手がレモンをかじりますが、これは酸味の働きから言って理にかなっています。
また眼病の人も天然の酸味の補給に心がけることが治りを早めるポイントです。

昔は酸っぱかった果物、リンゴ・ミカン等が最近は品種改良(食養上の観点からは改悪)されてみんな甘くなっています。
今はもう果物から酸味を補給する事はしにくくなってきています。
しかしレモンは大量に輸入されていますし、スダチ・カボス等、昔は産地でしか手に入らなかったものが最近はその季節には店頭に並びますから鍋物・焼き魚・フライ等の料理には必ず添えたいものです。

酸味の代表として重要なものにがあります。
梅の実の酸味はクエン酸・リンゴ酸・コハク酸・酒石酸などです。
グラム陽性・陰性腸内細菌に対し抑制作用があり、各種真菌に対して抗菌作用があるので、下痢や食中毒に応用されます。
梅の酸味は食品に鮮度を保ち、腐敗を防ぎ、脂肪を中和し、口中をさわやかにして食味を進めます。また、疲労や夏負けの原因となる血液の酸性化を防ぐ、アルカリ食品の雄でもあります。
昔と比べると最近は梅干を食べる事も減ってきているようです。
食卓に常備して1,2個は毎日食べるようにしたいものです。

次に日本人にとって最適の酸味補給源といえば、、それも半年以上も醸造つぼの中で寝かせて熟成した昔ながらの玄米酢です。
この玄米酢のよさの秘密は熟成によって生まれる多種の有機酸とアミノ酸が含まれていることにあります。
これが肝臓の栄養になって肝機能を改善し、代謝を良くし、様々な病邪を排除する効果につながっています。

最近は、表面的な味覚だけの合成酢や酢酸酢が横行していますから、美味な正しい自然酢や熟成した玄米酢(市場で安売りされている速成の玄米酢では効果が劣る)を常用することが肝要です。

   (渡邉武博士の著作、講演からの引用です)

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2009年2月 4日 (水)

命の燃料酢が肝心、東大チーム解明

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2月4日asahi.comのニュースです。 

極度の飢餓状態にある人や糖尿病患者にとって、酢がかなり重要なようだ。東京大先端科学技術研究センターの酒井寿郎教授(代謝学)らがマウスで明らかにした。3日付米科学誌セル・メタボリズム(電子版)に掲載される。

 体内では、代謝によってできるATP(アデノシン三リン酸)が、体を動かしたり体温を維持したりするエネルギー源となっている。ATPを生み出すには、瞬発系の運動ではブドウ糖を、持久系の運動だと脂肪酸やケトン体を主に使うことが知られている。

 チームはATPをつくる代謝経路に酢酸も関係していることに着目。遺伝子操作し、ブドウ糖や脂肪酸は代謝できるが酢酸は代謝できないマウスをつくった。このマウスと正常なマウスで、エサを与えた場合と48時間絶食させた場合を比較。酢酸を代謝できないマウスだけが、絶食状態のときに著しく体温と持久力が低くなることがわかった。

 酒井教授は「ブドウ糖の吸収、利用が極端に低い糖尿病患者に、血糖値を上げないエネルギー源として酢が役立つかもしれない」としている。(小林舞子)

酸味の食物のはたらき

酸味は、収斂作用があり、肝・胆・目によい。

古来、物事の大事なことを肝腎といい、調味の加減、味加減から健康度を表すのに、塩梅といって、酸味を重視しています。
それにもかかわらず、漢方の薬物療法の分野では、酸味薬もその薬方も極めて少数です。
これは、肝胆の病の療法は、直接補瀉より間接補瀉が主体であり、酸味は日常の緑野菜・果物・酢・梅干などから補給されていたことを物語っています。
今日の日本の食生活を見ると、青野菜と梅干や食酢の摂取の激減に加えて有機酸の補給源であった柑橘類やリンゴなどの果物が、酸味の少ない甘味の多い果物に変わってしまい、肝胆の備えがおろそかになった結果、肝炎、肝硬変、眼病から癌疾患までが激増しています。
五味の中でも特に酸味の摂り方の改善が大切な時であると言えます。

酢や天然の酸味は、食品の鮮度を保ち、腐敗を防ぎ、脂肪を中和して淡白にし、口中を爽やかにして食味をすすめ、疲労や夏負けの原因である血液の酸性化を弱めます。
筋肉疲労、肝に負担のかかる宿酔いや動脈硬化にも効果が認められています。
ただし酢を飲みすぎると胃をいため、冷し過ぎますから、二味の配合の原理にしたがって甘味を加えた二杯酢とし、さらに辛温の酒を加えた三杯酢としても使用します。
漢方では肝臓の窓は目ですから、めまいや赤目・青目には酸味を、口の苦み・のどの乾きや吐き気を覚えたり、食欲不振・胸や脇の圧迫感を自覚したり、微熱のある時は、酸味と甘味・苦味の適応症と指示しています。(マサキ薬局ホームページ)

つづく

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2009年1月29日 (木)

カロリーセーブなら記憶力Up!

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節食すると記憶力が向上するそうです。

リンク: カロリーセーブなら記憶力Up!…ドイツで研究発表 : 科学 : YOMIURI ONLINE(読売新聞).

 【ワシントン=増満浩志】健康な中高年が摂取カロリーを制限すると、記憶力が向上するという実験結果を、独ミュンスター大学の研究チームが26日、米科学アカデミー紀要電子版に発表した。

Click here to find out more!

 やせ過ぎていない50~79歳の男女49人を3グループに分け、19人にはカロリー摂取量をふだんより30%減らしてもらった。別の20人は認知症の予防に役立つという説のある不飽和脂肪酸の摂取をふだんより20%増量し、残る10人は従来の食生活を続けた。

 実験前と3か月後に言葉を覚えるテストを行った結果、カロリーを抑えた19人の点数は約20%も上昇した。他の2グループは成績に変化が見られなかった。

 カロリー制限によって、体内の血糖値を調整するインスリンが効きやすくなった人ほど、成績の伸びが著しかった。こうした体質が、脳神経に何らかの良い影響を与えているとみられている。
(2009年1月27日10時40分  読売新聞)

どういうメカニズムなんでしょうか。

食を減らせば消化管にまわる血液は少量ですみ、その分、頭に巡る血液が増えるから?

不飽和脂肪酸の功績?

認知症と関係あるβーアミロイドが変化?


フェルラ酸は関係しない

とにかく減食しなくっちゃ(自戒)。

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2009年1月 7日 (水)

屠蘇散(とそさん)

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昨日書いた七草粥を食べるのは正月七日ですが、元旦に呑む伝統が続いているのが屠蘇酒です。

一家そろって屠蘇を酌み交わし、新年を祝うというのは、日本のどこの家庭でも見られる元旦の光景です。

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この屠蘇とは何なのでしょうか。
いつからどういう意味で行われてきたのでしょうか。

日中医薬研究会のサイトの掲示板に、渡邉武先生の解説があります。

屠蘇散は中国の三国時代の名医の華佗(かだ)が作った漢方薬と云われ「邪気を屠(ほう)り魂を蘇(よみがえ)らせる」と云われるところから屠蘇と名付けられました。
年の始めに飲めば、その年は災厄を避けられて幸福を招くと伝えられています。
 日本には今から1190年前の弘仁二年(811年)中国の蘇明が来朝の時伝えたもので嵯峨天皇が四方拝の御儀式の後に御用いになったのが始まりで、以後今日まで民間でも天皇に習い、元旦に一家の無病息災と幸福を迎えるために服用しています。
 処方は気剤として桂皮・山椒・防風・酒、水剤として赤小豆・蒼朮・土伏苓・桔梗・烏頭、血剤として大黄から構成されて、健胃・整腸・利尿・鎮咳・去痰・防腐・解熱・解毒・発散などの効果があり、水毒を去り保温の効果が顕著です。
日本では烏頭の毒性を怖れて省いていますが、本来烏頭は今年の干支の玄武で、北の守りの寒さ避けの主藥ですから、無毒化された生薬を使えば、冬の保健薬としての藥効を強化するものです。
 当方は十余年前に漢方を教えた薬剤師の先生が鹿児島で開局し、その時教えた処方で自家製の屠蘇を患者さんに配布したと、暮れに送ってくれましたので、数多い屠蘇散の中から今年はそれで正月を祝いました。

マサキ薬局のホームページにも載せていますのでご覧下さい。

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2009年1月 6日 (火)

七草粥(ななくさがゆ)

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正月三が日を過ぎるとスーパーなどの店頭に七草粥の材料のセットが山積みされます。

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旧暦正月6日に若菜を摘み、翌7日に七草をいれたおかゆを神に供えた後、家族が食べる習慣は平安時代に始まったと言われています。

このルーツは、古代中国で、正月15日に米・麦・稗・粟・黍・大豆・小豆などを炊きまぜたものを不老長寿を願って食したことに由来するものと言われます。

その後、武家が天下をとってから七草も武家文化の行事になり一層盛んになりました。

現在の七草は、セリ・ナズナ・ゴギョウ・ハコベラ・ホトケノザ・スズナ・スズシロの七種類です。

それぞれに下記のような薬効があり、食べすぎ、呑みすぎで疲れた身体を癒す効果があり、理にかなっています。

セリ(芹 セリ科):鎮痛 健胃 鎮咳 降圧 利尿

ナズナ(ペンペン草 アブラナ科):利尿 解熱 止血 消炎 明目

ゴギョウ(御形 ははこくさ キク科):鎮咳去痰

ハコベラ(はこべ ナデシコ科):歯痛止 健胃 利尿 解熱

ホトケノザ(仏座 たびらこ キク科):打撲・筋骨痛・四肢のしびれ

スズナ(菘 現代のカブ):スズシロと同様の薬効

スズシロ(清白 大根の古称):健胃 解熱 止渇 鎮咳 咽痛

大切にしたい習慣です。

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2008年9月18日 (木)

健康食三種の神器(3)ゴマ

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健康食三種の神器(3)ゴマ

ハチミツハトムギに続いて、健康食三種の神器の三つ目はゴマです。

最近はゴマの含有成分が持つ抗酸化力の研究が進み、活性酸素除去作用の面からゴマの効能が解明されてきています。

活性酸素は広く生体の老化を促進するもので、生活習慣病の血管障害(動脈硬化、心筋梗塞等)、ペーチェット病、クローン病や慢性関節リウマチ等の難病や糖尿病、更にはアトピー性皮膚炎等さまざまな障害をひき起こすことがわかっています。

現代医学の観点から薬効が解明されてきているゴマが、昔から漢方薬として、健康によい食品として重用されているのはご存知のとおりです。
動物食を一切せず、ゴマをかわりの蛋白・脂肪源としている菜食のお坊さんに健康で長生きの人が多いのはゴマの効果といえるでしょう。

ゴマは古代から五穀の一つの重要な穀物として栽培されてきました。
原産はエジプト、インドで、中国では漢時代から漢方薬としても用いられています。

ゴマの成分には、動脈硬化の原因となるコレステロールを溶かす不飽和脂肪酸(オレイン酸、リノール酸)を50%以上含む他、動物性脂肪を溶かすレシチンやカルシウム、鉄、ビタミンB1、B2、E、セサモール等が含まれています。

それ故ゴマを毎日食べていると、脳、心臓、肝臓等の弱化を防ぐことができます。
そして高血圧、心臓病をはじめ生活習慣病の予防となり、同時に肌もすべらかにするのです。

ゴマは「胡麻化す」の俗語が示すように、どんな食べものに加えてもうまみを増し「美味に化し」ます。
調理法としては、いり胡麻、切り胡麻、胡麻塩、胡麻和え、あたり胡麻、胡麻豆腐、胡麻味噌、揚げ物に使われるなど多くの工夫がされてきました。

中国の書「抱朴子」には胡麻の服食法とその効用が記されています。
ゴマとハチミツで作った団子は「静神丸」とよばれ、兵食、旅行食、健康食として重用されていました。

「百日食べると一切の病気を除き、一年で体や顔に艶が出て若々しい肌になり、二年続けると白髪が黒くなり、三年連用すると歯の落ちたのが生えかわり、四年も続けると水や火の害をはねつけ、五年連用すると、奔馬にも追いつくような心臓と脚力がつき不老、延年ができる」とあります。

現代医薬学的に考察しても、ゴマとハチミツの成分には、あらゆる肝臓栄養と皮膚粘膜のグロースファクター(生成要素)が完備され、完全栄養となっています。
また、吸収もとてもよいので先の表現は少々オーバーに思えますが、本当のことなのです。

「抱朴子」のゴマは、日本料理のあたり胡麻(絹ごし胡麻)と同じように調製したものなのです。
従って、市販の絹ごし胡麻とハチミツを練ってパン食のバターやジャムの代わりにして食べれば、この上ない健康食になります。

最後に「静神丸」の作り方をお教えします。(1日分)

① ペースト状のゴマをスプーンで1杯とる。

② ハチミツを等量入れよくかき混ぜる。

③ 自然塩を少々と梅肉エキス1滴を入れよくかき混ぜる

④ 色が均等になったら、ハトムギエキスを大きなスプーンに1杯要れ、よく混ぜ、なじませる

⑤ スプーンで押すようにしてまとめ、手で大きめのアメ玉ぐらいに丸める。(カルシウムの粉をまぶすとべとつかない。

作業時間は2~3分

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2008年9月17日 (水)

健康食三種の神器(2)ハチミツ

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健康食三種の神器(2)ハチミツ

健康食三種の神器の二つ目はハチミツです。

その前に、三種の神器は何故体によいのか

私たちの体は常に新陳代謝しており、皮膚や内臓を形成している細胞は次々と壊れていき、そして新しくつくられています。
この新しく出来てくる細胞を、前の細胞よりもよいものに作り変えていくことが体質改善であり、健康を保つ上で最も大切なことなのです。
皮膚と粘膜は3か月で全部の細胞が入れ替わるといわれていますが、よい細胞をつくるには、それに必要な種類の完全な栄養素を食べる必要があります。

ハトムギ、ハチミツ、ゴマは、この3種でその全ての栄養素を完全に保有しています。

ハチミツには高カロリ-の源となる糖類のほか、各種のビタミンがバランスよく配合され、さらに多量のミネラル(体に必要な金属元素)やリンゴ酸、クエン酸等の多くの有機酸を含むので立派なアルカリ性食品ということができます。
現在は誤った食生活で酸性体質の人が多いのですが、ハチミツはこれを弱アルカリ性体質に変えることができ、この点だけでもすぐれた効用と言えます。

ハチミツの効用
造血作用、虫歯を防ぐ、高血圧を下げる、便秘にも下痢にも、駆虫作用、不眠症、ヤケドの皮膚炎回復、 胃潰瘍等多くの効用があります。
虫歯を防ぐというのは、砂糖を食べると、食べたカルシウムの80%が流出しますが、ハチミツを食べるとカルシウムを補給するばかりでなく、他の食物からとるカルシウムの80%が体内に残るからです。
皮膚炎、胃潰瘍が早く治るのも、それだけ多くの栄養が含まれているからです。

東大小児科教授時代の託摩博士は赤ちゃんの発育に対するハチミツの効果に折紙をつけています。
ハチミツで育った赤ちゃんは、砂糖で育った赤ちゃんよりも発育、特に体重増加が大で、赤血球、血色素量が増し、病気にもかかりにくい事が証明されています。
また、ハチミツをいれた牛乳を赤痢になった赤ちゃんに飲ませた所、40時間以内に下痢が止まり、便から赤痢菌が消えたという実証の結果を得られています。
これについては、「牛乳ってどうなんでしょう(7)」で紹介しています。

ハチミツの選び方

ハチミツは、ろ過したり、脱色したりの加工品では80%以上の特殊栄養が抜けてしまいます。
絶対に精製という美名で改悪されていない自然のままのもので、最上・純粋なものをお選びください。
自然・純粋なものならアカシア・レンゲ・ミカン等どれをご使用になっても結構ですが、特に「熟蜜」と呼ばれる、蜜蜂が熟成した種類のものをお勧めします。

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2008年9月16日 (火)

健康食三種の神器(1)はとむぎ

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ハトムギ(薏苡仁・ヨクイニン)

私が所属する日中医薬研究会の創設者・渡辺武薬学博士は、現代人の食生活の正常化のために、五味調和とハトムギ、ゴマ、ハチミツの常食を奨励しています
私達はこの三つの食品を「健康食三種の神器」と呼んでいます。
これは「医食同源」の考えに基づいたもので、食養生の重要性を説くものです。

薏苡仁(ヨクイニン)はイネ科の一年草のハトムギの皮を除いた種子で、民間ではイボとりや肌をきれいにするとして使われています。

ハトムギには長い歴史があります。
日本に伝来したのは弘法大師が中国に入唐した時に持ち帰り、日本で移植したのが始まりといわれ、弘法麦の名もあり、飢饉のときの貴重な穀物でした。
世界の穀物の中で一番タンパク質や脂肪が多く、あらゆるアミノ酸やビタミン群を含んでいます。
ハトムギは体内の水分代謝をよくし、たまった水分を小水として体外へ出してくれます。
湿度が高く、水分が停滞しやすい日本人に適した穀物といえます。
従って皮下や関節に水がたまった浮腫(むくみ)、神経痛に効があり、皮膚をきれいにするので、ザラザラしたサメ肌やトラブル肌、イボとりに使われます。
また腫瘍を抑制する効果も確認されています。

二千年くらい前の中国の薬物書「神農本草経」には「味甘く、涼、筋肉拘攣し屈伸しえず、封室による麻痺を治し、久しく服すれば身を軽くし、気を益す」と記載されています。
この書物は365種類の薬を、上薬・中薬・下薬に分類しています。
ヨクイニンが属している上薬は命を養い、多量・長期間服用しても人を傷つけることがなく、栄養状態を良くし、不老長寿に役立つ薬が集まっています。
米、胡麻、山芋、蜂蜜等の食品もたくさん含まれています。

この時代にすでに漢方がたくさんの経験を学問的にまとめているのがわかります。

ヨクイニンにかぎらず、種子は栄養が流れ出すのを防ぐために、含有成分が水に溶けないようになっています。
ヨクイン1㌔を煎じても2㌘ぐらいの成分しかとれません。
しかし種子が発芽するときには含有成分が水に溶けるように変化しているので、種のときに比べると数十倍もとれます。
従ってヨクイニンの製剤は発芽ハトムギを使ったものでないと効果を期待できません。

 

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2008年7月19日 (土)

小児体質改善のポイント

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小児体質改善のポイントです。

諺に「児を惜しまば食を惜しむべし」、「子供は腹の割れるのを知らぬ」などの言葉があります。

植物を育てるには、水・光・肥料の管理が最も大切なように、子供を育てるにも水と運動と食事のバランスをとることが大切です。

親心とは、とかくやり過ぎになるものです。

子供も腹の大きさを忘れて自分の欲するままに詰めこむものです。食事の内容と量とに心を配るのが本当の親の愛情というものです。

体質的な歪みは、かたよった習慣から生まれたものですから、根気よくなおしてゆくことが必要です。

心構えを変え、習慣を変えて正しい生活をしましょう。

(1)腎、膀胱の大きさに合わせた水分量
     飲物は少ない方が丈夫です

2)歯の数に合わせた食べ物の組合せ
     肉のための犬歯は乳歯で1/5 永久歯で1/8

(3)体温より20度以上冷たいものは全身に有害
     体温を奪い、体力を弱くする

(4)夜8時以後の飲食は有害無益
     胃が肺や心臓を圧迫し、水は肥満、夜尿、寝汗等の原因に

(5)食事時の冷たい水は子供をダメにする
     胃を冷やし、胃液をうすめ、胃腸を弱くする

アトピ-、喘息、鼻炎、夜尿

子供たちの代表的な慢性病で、体力・気力・知力を低下させると共に、通院などのために学力もつきません。

病気だけを追いかけても、これらの体質病はよくなりません。

上気道や頚部リンパ節の肥厚・肥大を解消し overhydration(水分過剰症)を解決する漢方薬と、病気を繰り返さない体質作りが決め手です。

マサキ薬局のホームページ 「健康情報いろいろ」の項からの転載です。

つづきは、こちらから。http://masaki-ph.com/health.html

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2008年7月16日 (水)

水と健康(3)

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読売新聞のシリーズ水と健康の続きです。

日本は加熱、欧州は生で

日本人一人当たりの年間ミネラルウオーター消費量は、1980年代の1㍑未満から増加の一途をたどり、昨年には約20㍑に達した。
銘柄も全国で600以上を数える。

「大自然の中でわき出る新鮮な水」という画一的なイメージを持っている人が多いが、「ミネラルウオーターの成分や処理法は、日本とヨーロッパではかなり違う」と日本ミネラルウオーター協会技術委員長の峯孝則さんは話す。

ミネラルウオーターにくすりに近い効用を期待するヨーロッパでは、一般的に言って、歴史的に安全性が確認された水源から採取し、何も手を加えず生で飲む、カルシウムなどミネラルが豊富な硬水が多く、無害な細菌まで含む含む文字通りのミネラルウオーターだ。

ところが日本でミネラルウオーターと位置づけられるミネラルウオーターは、食品衛生法に基づき、85度30分間の加熱殺菌か、同等以上の効果を持つろ過除菌、殺菌が行われている。

「生水を飲むのは怖いという意識が強い。加熱すると硬水は成分や味が変わるが、日本は軟水が多いので加熱しても影響しないし、軟水の方がお茶や日本料理に合う」と峯さんは説明する。

国内で販売されるミネラルウオーター類は成分、水源などによって4分類(品名)されている。
1か所の地下水源から採取し、ミネラルが多い「ナチュラルミネラルウオーターは、濾過など最小限の処理で成分の変化が少ない。
実は、水道水も容器に詰めれば「ボトルドウオーター」というミネラルウオーター類になる
品名や採水地はラベルに必ず表示されるが、処理方法は義務付けられてはいない。
販売されるミネラルウオーターは18項目の水質検査をパスしているが、「詳細を知りたい場合はメーカーに問い合わせるとよい」と峰さんは話している。

農林水産省が定めたミネラルウオーター類の分類

ナチュラルミネラルウオーター:1か所の水源の地下水でミネラルが多い

ナチュラルウオーター:1か所の水源の地下水だが、近くの川の水とミネラル量に差がない。

ミネラルウオーター:複数の水源の地下水を混ぜたり、ミネラルを微調整したもの。

ボトルドウオーター:地下水以外の水や、地下水でも本来の成分を大きく変化させたもの。

漢方の古典には、くすりを煎じる時使う水を前処理する事を規定している場合があります。
甘燗水(カンランスイ)、漿水(ショウスイ)、潦水(ロウスイ)、麻沸湯(マフツトウ)などの名がついています。

漢方医語辞典によると、

甘燗水:充分に撹拌した練り水のこと。

漿水  :清漿水、漉過して糟粕(カス)を去りたる水。

潦水  :タマリ水・無根水、時珍曰く、甕(カメ)水の未だ放たざるものをいう。又吊桶の下滴なりと。

麻沸湯:よく沸騰せる湯。湯の沸時に泛沫の麻子のごときをいう。

硬水を撹拌すると、ミネラルが析出して少し軟水化するということでしょうか。

軟水を使う方が煎じたとき成分の溶出がよくなるはずです。

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2008年7月14日 (月)

水と健康(2)

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読売新聞のシリーズ水と健康の続きです。

「体によい」をうたい文句をする水は多いが、科学的に証明されたものは数少ない。「その一つが硬水。ただし、腎臓が悪い人は逆効果」と語るのは藤田紘一郎先生。

硬水とは、一般にカルシウムやマグネシウムなどミネラル量が、1㍑当たり120㎎以上含まれる水のことをいう。日本の水は軟水が多いのが特徴だ。

海外では硬水を飲む地域の寿命が長い。
その要因として注目されるのがカルシウムだ。
食事や水でカルシウムを摂取する場合、過剰になる心配はないが、不足が長期にわたると骨から過剰にカルシウムが溶け出す。
血管を固くし心筋梗塞を引き起こす事もある。
この流れを食い止めたりカルシウム不足を予防したりするのに硬水が役立つという。

藤田さんは「日本人は伝統的な和食でカルシウムを摂取していたが、西洋風の食生活で、カルシウムが不足している。
その場合、硬水がお勧め。でも腸が過敏だと、下痢も起こるので、体調や食生活を考えて利用して」と話す。

波動やクラスター、マイナスイオンなどの用語を使った様々な水が登場しているが、げんざい、国が認めているのは水を電気分解して作る「アルカリイオン水」のみ。慢性下痢や胃酸過多に有効だが根拠のない効能の宣伝広告が問題になった事がある。

水ビジネスを科学的に検証している法政大教授の左巻健男さんは、「化学的、医学的根拠に欠ける商品が多く注意してほしい」と話す。

        カルシウム不足
            ↓
     副甲状腺ホルモンによるSOS信号
            ↓
  骨や歯のカルシウムが血液中に溶出
      ↓            ↓
  骨がスカスカ      血液中にカルシウム過多
      ↓            ↓
  骨粗しょう症       動脈壁に付着
                    ↓
             動脈硬化・心筋梗塞・脳卒中

日本は国土が小さく、山から海までの距離が短いので、川の流れが急で、降った雨が短時間で海に入ります。
従って、水が土と接触している時間も短くなり、土に含まれているミネラルが川の水に溶け込む暇がない。
そのため軟水になります。

一方、欧米、中国などの大陸は、川が何千キロもゆっくり流れるので、ミネラルがたっぷり川の水に溶けこみます。
当然硬水になるわけです。

海外の大陸へ出かけると日本人はすぐ下痢をする人が多くなります。
食中毒や消化不良ではなく、硬水による下痢、俗に言う水あたりの事も多いのでしょう。
香辛料の多い食事でも、慣れない日本人は下痢する事がよくあります。
香辛料(辛温の気剤)は大腸の働きを活発にする作用があるからです。
腸に水がチャブチャブたまっている事が多い日本人は、大腸が活発に動くと、たまっている水がどっと流れ出て下痢になるのです。
でもその下痢は出ると気持ちの良い下痢です。

料理がおいしいのは軟水です。軟水だから和食の鍋や煮込む料理はおいしいのです。
硬水は鍋などには向かないので、大陸の中華料理などは油の料理が多くなったのだと聞いています。

つづく

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2008年7月12日 (土)

夏ばて予防

ふじみ野市 マサキ薬局の 漢方なブログです。健康情報を主体に書いて行きます。

今年の夏も猛暑になりそうです。夏ばて予防の対策をお考え下さい。

高温多湿の日本の夏は、誰もが食欲不振、腹痛、下痢、つかれ、だるさなどの夏ばてのトラブルになやまされます。どうしてなのでしょうか。

夏ばてのメカニズム

人体は体温調節のために体表から汗を出し、その気化熱で体表を冷やし暑さを防いでいます。
夏にたくさんの汗をかくという生理現象は、心臓がオーバーに活動し(同時に神経も張りつめる)皮膚や頭部に血液が集中する状態になっています。
一方、胃腸や下半身には血が少ない状態つまり貧血しているので、暑さが続くとそれに耐えられなくなって、疲労や食欲不振、腹痛、下痢が起こるのです。
夏は水分代謝が激しいので、それだけ水分の補給や冷たいものが欲しくなりますが、水分を摂りすぎたり、塩分の補給が少ないときは、尿や汗で水分を排泄し切れなくて、胃腸に水分が停滞して胃腸を冷やし、機能を低下させ、腹痛や下痢が起こってきます。

夏ばて対策の基本 弱った胃腸のたてなおし方

① 消化吸収の良いアミノ酸(タンパク質)と植物脂肪を選び、必ず適切な香辛料を添えてください。アミノ酸はエネルギー源としてではなく、体を作る材料として重要で必須のものです。香辛料は健胃整腸作用と胃腸を温める作用がある辛温の性質のものが必要です。植物脂肪としてはゴマのほか、椿油えごまがおすすめです。

② 水分代謝が旺盛な時期に水分を補給しすぎると、夏ばての原因になります。水分を補給する時には、天然の塩を添えれば、余分な水を最も合理的、省力的に排泄し、かつ発汗を促進できます。飲用は、利尿作用のある発芽ハトムギ茶がおすすめです。

③ 肝機能を助ける作用のある、酸味の補を心がけてください。玄米黒酢を使った酢のもの料理や、有機酸、ビタミンCを含む酸味のリンゴ、トマト、ウメなどを料理に添えることで、口渇を止め、過剰な水分を摂取しないようにしながら肝機能をたすけられます。

マサキ薬局のホームページの「夏バテで胃腸のトラブルは漢方で」もご覧下さい。

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2008年7月11日 (金)

水と健康

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7月9日から、読売新聞朝刊の健康欄で、水と健康と題するシリーズが始まっています。

このシリーズは、

成人の身体の60%は水。元気に過ごすには、よい水を選び、効率よく摂取する事が大切だ。飲み水と健康の関係をを整理してみたい。

と始まっています。

漢方には、「気、血、水」という概念があります。人体構成、健康の重要要素に気・血・水の三つがあり、この三つのバランスが崩れている状態が病気であるという考え方です。それぞれの崩れを修正する薬物を、気剤、血剤、水剤と呼んでいます。

水は重要な3要素の一つです。
漢方の視点から考察しながら読んでいきたいと思います。

平均的な1日の水分の出入

摂取量
食物      1.0ℓ
飲料水    1.2ℓ
代謝水    0.3ℓ

計       2.5ℓ

排泄量
尿       1.5ℓ
大便      0.1ℓ
汗や呼吸   0.9ℓ

計       2.5ℓ

日本医科大腎臓内科教授の飯野靖彦さんは「食事でとる水分は約1㍑。季節や運動量にもよるが、毎日1~2㍑程度は水を飲んでほしい」とアドバイスする。

高齢者の場合、脱水症状のサインである、のどの渇きを覚えず、脱水症状が進行してしまう事がある。体の80%を水分が占める乳幼児も同様だ。
脱水を簡単に見分ける方法には、
①わきの下が湿っていない
②つめを押した後2秒以内に赤くならない

などがあり、試してほしい。

激しい運動時には、スポーツドリンクで脱水症を予防したい。

万一、熱中症などで激しい脱水症状に見舞われた場合は、大量に失われた塩分を早急に補給したい。その場合、スポーツドリンクよりも塩分が濃い経口補水液が効果的だ。自宅で水1㍑に砂糖40㌘と塩3㌘を混ぜてつくれるが・・・

「脱水時には、はきけも伴うので、経口補水液を少量ずつ飲ませるのがこつ」

西洋医学は、溢水(いっすい)については気にかけることは少なく、脱水(だっすい)に関してはよく気を使います
脱水よりも溢水を起こしやすい多湿の島国日本と、乾燥気候の大陸欧州との気候風土の違いからなのでしょう。
1~2㍑の水分補給をおすすめとなっていますが、運動量の少ない人は少な目にするのが日本人向きの養生です。

つづく

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2008年6月21日 (土)

郷土料理百選

ふじみ野市 マサキ薬局の 漢方なブログです。健康情報を主体に書いて行きます。

食養生の基本の一つに、「身土不二」があります。育った土地、住んでいる土地でとれるものが一番体にあうという原則です。

その原則に最も沿った料理は何かというと、それは郷土料理ということになります。

自分の地域の伝統料理を毎日の食生活に取り入れていく事が、健康を保持する上で大きな助けになるのだと思います。

日本全国の郷土料理の情報を集約し、郷土料理百選選定委員会(委員長:服部幸應氏)なるものを儲け、ネット中心に人気投票を行い、百選を選定したのをご存知でしょうか。農林水産省とその関連団体の活動です。

農山漁村の郷土料理百選というサイトに出ています。 http://www.rdpc.or.jp/kyoudoryouri100/ 

埼玉県に住んでいますが、いが饅頭、えびし、たらし焼き、つとっこ、のごんぼうもちなど埼玉の郷土料理を初めて知りました。

日本全国に、知らない郷土料理がいっぱいです。これから旅行の楽しみかたが一つ増えました。

郷土料理百選のパンフレットがもらえます。上のサイトに記載の部署宛郵便で申し込むと無料でもらえます。私は4月に手に入れました。もう終わっていなければよいのですが。

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2008年6月20日 (金)

酸味の役割

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ブログで、我が家で人気の酢を使った料理を3種続けて紹介してしまいました。カツオやらっきょうが旬だからなのですが、酸味が食養生上とても大切なことをお伝えしたかったからでもあるんです。

何故酸味の補給が大切かのおはなしです。

塩梅(あんばい)という言葉は、調味に使う塩と梅酢の程合いを意味し、味加減や調味のことを表現するのですが、「あんばいが悪い」という様に健康度を示す言葉にもなっています。この由来は、五味の調和の上でも健康保持の為には、塩加減と(梅の)酸味との調和が大事なことにあります。酸味の薬の基本薬能は「肝ヲ補イ、腎ヲ助ケ、肺ヲ益シ、心ヲ収メル」ですが、漢方薬には酸味の薬の使用頻度は非常に少なく、酸味は食物からとることが前提になっているというのが重要な漢方の基本原則なのです。

酸味は肝・筋肉・目を補います。肝機能に異常を指摘された人にとって、天然の酸味の補給は治療効果をあげる為に重要な食養生です。玄米酢や蜂蜜黒酢を飲むことで肝機能障害から回復したり、糖尿病・肥満・高血圧・高脂血症やメタボリックシンドロームが改善した人の例は少なくありません。肝臓に負担をかける酒を飲む時は酢の物を肴に加えると肝臓を守り、悪酔いを防ぎます。スポーツで筋肉が疲労したときに選手がレモンをかじりますが、これは酸味の働きから言って理にかなっています。また眼病の人も天然の酸味の補給に心がけることが治りを早めるポイントです。

昔は酸っぱかった果物、リンゴ・ミカン等が最近は品種改良(食養上の観点からは改悪)されてみんな甘くなっています。今はもう果物から酸味を補給する事はしにくくなってきています。しかしレモンは大量に輸入されていますし、スダチ・カボス等、昔は産地でしか手に入らなかったものが最近はその季節には店頭に並びますから鍋物・焼き魚・フライ等の料理には必ず添えたいものです。

酸味の代表として重要なものにがあります。梅の実の酸味はクエン酸・リンゴ酸・コハク酸・酒石酸などです。グラム陽性・陰性腸内細菌に対し抑制作用があり、各種真菌に対して抗菌作用があるので、下痢や食中毒に応用されます。梅の酸味は食品に鮮度を保ち、腐敗を防ぎ、脂肪を中和し、口中をさわやかにして食味を進めます。また、疲労や夏負けの原因となる血液の酸性化を防ぐ、アルカリ食品の雄でもあります。昔と比べると最近は梅干を食べる事も減ってきているようです。食卓に常備して1,2個は毎日食べるようにしたいものです。

次に日本人にとって最適の酸味補給源といえば、酢、それも半年以上も醸造つぼの中で寝かせて熟成した昔ながらの玄米酢です。この玄米酢のよさの秘密は熟成によって生まれる多種の有機酸とアミノ酸が含まれていることにあります。これが肝臓の栄養になって肝機能を改善し、代謝を良くし、様々な病邪を排除する効果につながっています。

最近は、表面的な味覚だけの合成酢や酢酸酢が横行していますから、美味な正しい自然酢や熟成した玄米酢(市場で安売りされている速成の玄米酢では効果が劣る)を常用することが肝要です。

以上はホームページ「食養生のおはなし」からの転載です。他の味の効能など詳しくはこちら http://masaki-ph.com/eating.html でどうぞ。

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2008年6月13日 (金)

減塩食はかえって心臓に悪い

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減塩食はかえって心臓に悪い(Yahoo!ヘルスケア -)

減塩食は、塩分を多く摂取するよりも心臓に悪いという驚くべき結果が新しい研究で示され、医学誌「Journal of General Internal Medicine」オンライン版に5月9日掲載された。この報告を行った米アルバート・アインシュタイン医科大学(ニューヨーク)疫学准教授のHillel W. Cohen博士は、「減塩食は『無害である』と一概にはいえないことが示された」と述べている。

Cohen氏らは、1988~1994年に米国人8,700人を対象に実施された米国民健康栄養調査(NHANES)に着目。被験者はいずれも30歳以上で、特別な減塩食を実行している人はいなかった。2000年までに被験者に生じた事象について調べた結果、喫煙や糖尿病などの影響を考慮して統計結果を調整した後も、塩分の摂取が最も少ない25%に属する被験者は、摂取が最も多かった25%に比べて心疾患による死亡リスクが80%高かった。

Cohen氏は、一部の人にとって塩分が有害であることを無視するつもりはないとしている。心疾患予防のためには減塩食をと言われてきているのは、塩分を多く摂取することと高血圧に関連があるからである。しかしながら、多くの研究から、塩分摂取による血圧の変化が極めて軽度(modest)であることが示されている点をCohen氏は指摘し、血圧が正常で健康な人に減塩を勧めることへの疑問を投げかけている。今回の研究では、塩分摂取が何らかの別の因子を反映している可能性もあるが、研究グループはその可能性もできる限り考慮したという。

米ブリガム・アンド・ウィメンズ病院(BWH、ボストン)のHoward Sesso氏は、既存の疾患が隠れた因子となっている可能性を指摘する。被験者は、心疾患や高血圧、糖尿病であったために塩分摂取を控えたのかもしれないが、そういったことが考慮されていない可能性があるという。塩分の害に関する研究では、さまざまな結果が示されており、「血圧の正常な人は塩分の摂取を続けてもよいが、適度(moderation)を心がけ、最も大切なのは食生活全体であることを心に留めておく必要がある」と同氏は述べている。

高血圧学会の前理事長 藤田敏郎先生は、食塩の摂取量を減らせば血圧は下がりますが、その程度は人によって異なることがわかってきました。同じ高血圧の人でも、減塩によってよく血圧が下がり、食塩負荷で血圧が上がる食塩感受性高血圧と、その一方、減塩では血圧の下がり難い、また塩を負荷してもあまり上がらない食塩非感受性高血圧があることがわかってきました。すなわち、減塩の効果は人によって異なるということになります。 と述べています(学士会会報2000-Ⅳ)

平成9年4月13日の読売新聞では、コレステロールの記述の後に、「高血圧の”元凶”とされた塩分についても、見方が変わりつつある。藤田敏郎教授の研究では、塩分摂取量の大幅な増減で10%以上の血圧変化がみられた人は、約半数だった。ここでも人によって感受性が違い、二人に一人は、塩分とは無関係だという。藤田教授は『急激な減塩で、食欲を落とす方もいます。お年寄りの場合は、親しんだ味を維持し、血圧を下げる効果のあるカリウム、マグネシウムを多く含んだ豆腐、バナナなど果物を取ったほうが良い』とアドバイスしている」とありました。

では漢方では塩をどう考えているかです。

わが漢方の師の渡辺武薬学博士は、化学塩ではない天然の塩を使用して、漢方式食養生を行う上では、減塩は間違いであると述べています。

「鹹味(かんみ=塩から味)の食べ物は塩化ナトリウム、カルシウム、マグネシウムなどミネラルの多い食べ物です。それらは人体の腎臓・膀胱の泌尿器の働きを補い、骨髄を健強に保ち肝胆の働きを活発にし、肺・大腸や皮毛や呼吸器の働きを助け、脾臓と肌肉に有益に作用します。」

「ただし塩分は、心臓循環系に負担をかける欠点があるので、食物の調理には、心臓のオーバーヒートを抑える、苦味を添えることが大切です。」

「塩分の不足した人は、行動がスローモーになり、筋肉の活動が低下し、頭脳の働きが鈍くなり、しまりのない人となり、ついには赤ちゃんか、恍惚の人のように、涎を垂らすことになります。涎は人の排泄する体液の中で塩分が最も少ないものだからです。」

「最近の食塩恐怖症の減塩は、水分代謝の逆流を招いて、皮膚炎・アレルギー・花粉症・浮腫・神経症などをまんえんさせています。」

「塩分がなくては、汗も小便も出せないので、皮膚や頭部や鼻から気体として水分代謝を強いられているのが、これらの疾患の一番大きな原因なのです。」

そして、「日本の現代生活と腎・膀胱の危機」と題する図を使って腎膀胱を守る事の大切さを繰り返し説明しておられました。

「適切な塩分摂取量という事に関しては、その人の生活条件・環境、労働量で変わって来るので一概に決める事はできない。労働量の少ないお公家さん用の京料理は薄味になっているし、労働量の多いお百姓さんの、しかも腎に負担がかかる寒い地方の食事はしょっぱくなっていることをみれば納得できるでしょう。」とわかりやすい説明でした。

現代医学で塩を研究するときには、化学塩と天然塩の両方を使って調査をしてもらいたいものです。はっきり有意差のある結果が出るはずです。

ちなみに、我が家ではもう30年、自然海塩 ゴールド海の精を愛用しています。

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