薬膳粥でまちおこし&観光…徳島
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薬膳粥でまちおこし&観光…徳島 : 健康ニュース : yomiDr./ヨミドクター(読売新聞)
県プロジェクト 高齢者ら栽培の薬草使い
漢方薬ブームが全国的な広がりをみせるなか、徳島県は今春から、山間部で栽培した薬草を使った薬膳粥(がゆ)を開発、全国にPRする「阿波☆美粥」プロジェクトに乗り出す。
オリジナルの美容・健康食をアピールして観光客を誘致、過疎化が進む山間地域で薬草栽培を新たな収入源にして、まちおこしにもつなげる計画だ。
県内では、山間部の過疎化が進み、65歳以上の住民が人口の半数を超える「限界集落」が、433か所(2006年)から、全体の3分の1余りの606か所(一昨年4月現在)に増え、果樹農家などの耕作放棄地も拡大している。
対策に悩む県は、山間部に昔から薬草が自生し、住民の健康維持に役立ってきたことに着目。「鳥獣被害が少なく、農作業の負担も比較的少ない薬草は、過疎地の高齢者でも栽培しやすい。健康志向の高まりで観光の呼び水になるはず」と、プロジェクトを企画した。
徳島大の高石喜久・ヘルスバイオサイエンス研究部教授(64)や、阿波観光ホテルの元木達二総料理長(61)らが協力。食材には、滋養強壮効果があるヤマノイモ、ナツメ、クコの実のほか、血糖値や中性脂肪を抑えるとされるスダチの皮、美容に良いというハトムギ、ノビルなどを選定。県産のシイタケの煮しめ、タイの塩焼きなどをトッピングした薬膳粥を開発した。
薬草栽培は4日、美馬市で試験的にスタート。地元で活動する県薬草協会のメンバーが、約10アールの農園に苗木を植えた。軌道に乗れば、耕作放棄地に広げていく予定だ。
薬膳粥は4月から阿波観光ホテルなど県内3か所の宿泊施設で提供される。元木総料理長は「多くの観光客を呼び込めるよう、徳島ならではの味を追求したい」と意気込んでいる。(2012年3月13日 読売新聞)
折角の素晴らしい企画だから、確かな理論に基づき、効果が実証でき、そしておいしい薬膳料理が提供されるようになることを期待する。
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