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2012年3月27日 (火)

ホタルイカで脂肪肝改善 香川大など確認

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ホタルイカで脂肪肝改善/香川大など確認 | 香川のニュース | 四国新聞社 2012/03/27 09:44

 富山県の特産として知られるホタルイカが脂肪肝の改善に効果があることを、富山短期大学と香川大学などの研究グループが初めて確認、26日に発表した。

 ラットにホタルイカの粉末を混ぜた餌を2週間与え続けた結果、肝臓の脂質が約3分の1減少し、血中の脂質も低下。遺伝子を解析した結果、脂質の合成に関係する遺伝子の量が減少した。

 一方、スルメイカを混ぜた餌を与えたラットの肝臓の脂質は約1割の減少にとどまった。

 イカは脂質を下げる作用があるタウリンを含むが、ホタルイカの栄養についての研究例はほとんどない。富山短期大学の竹内弘幸准教授(食品学)は「ホタルイカから、肝臓や血中の脂質を低下させる新たな有効成分が見つかる可能性もある」としている。

 ホタルイカは全身が青白く光ることから名付けられた小型のイカ。3~6月ごろの日本海側で主に水揚げされ、沖漬けなどの加工品にされるほか、刺し身やボイルでも食べられる「春の味覚」。

 5月に東北大で開かれる日本栄養・食糧学会であらためて発表する。

ホタルイカは今が旬。

抗脂肝作用のある漢方薬に、沢瀉(タクシャ)がある。
オモダカ科のサジオモダカの地下茎が肥大して球茎となったものを利用する。
人体の水分代謝を円滑にする作用があり五苓散、当帰芍薬散、八味丸、猪苓湯などの重要処方に配合される。
漢方の恩師、渡辺武博士らの研究で、抗脂肝作用があり血液中や肝臓のコレステロール量を低下させる成分が判明している。

薬草百話(渡辺武)

沢瀉の抗脂肝因子は、コリン・レシチンと脂溶性分画成分のアリソールモノアセタートで、その他アセチルコリン、四環性トリテルペン(アリソールA・B・C)と一般成分では澱粉23%、蛋白質7%、精油、樹脂、糖類などを含む。

サジオモダカの仲間で同じように球茎を食す野菜におせち料理定番のクワイがある。
同じ科なのでクワイにも同じ様な類似成分があることが予想される。

脂肪肝の人は意外に多くいるといわれる。

春から初夏にはホタルイカを、秋から冬はクワイを食事に取り入れる工夫をされるとよい。

脂肪肝によい栄養素としてはタウリンもある。
タウリンいっぱいの牡蠣(カキ)もはずせない。

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