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2012年2月20日 (月)

抗がん剤の副作用大幅抑制…ビフィズス菌で新薬

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抗がん剤の副作用大幅抑制…ビフィズス菌で新薬 : 医療ニュース : yomiDr./ヨミドクター(読売新聞) 

官民共同投資ファンドの産業革新機構が出資し、信州大医学部教授らが設立したバイオ新興企業「アネロファーマ・サイエンス」(東京・中央区)が、ビフィズス菌を使って抗がん剤の副作用を大幅に抑える新薬を開発した。

 動物実験で効果を確認済みで、3月にも米国で臨床試験を始める。3年半程度をかけて新薬をがん患者60人に投与し、人体への有効性や安全性を確認する。

 この新薬は、薬効を患部に効果的に届けるドラッグデリバリーシステム(DDS)という技術を活用する。ビフィズス菌が低酸素状態を好む点と、がんの患部が低酸素状態になっている点に着目した。

 治療の対象は胃がんなどの固形がんで、〈1〉がん患者に新薬を静脈注射する〈2〉ビフィズス菌の作用で新薬ががん患部に集積する〈3〉新薬と組み合わせて初めて抗がん作用を発揮する抗がん剤を口から飲む(経口摂取)〈4〉がん患部のみで抗がん作用を発揮する――ことになる。 (2012年2月20日 読売新聞)

アネロファーマ・サイエンスのサイトに紹介されている新規抗がん剤「APS001」のことのようだ。

1. APS001の概要

信州大学発のベンチャー企業であるアネロファーマ・サイエンスが開発中の新規抗がん剤「APS001」は、シトシン・デアミナーゼ(CD)酵素遺伝子を組み込んだビフィズス菌であり、抗真菌剤5-フルオロ・シトシン(5-FC)との併用により抗腫瘍作用を発揮することをめざした新規抗がん剤として、現在非臨床試験段階にある。
「APS001」を静脈内投与し、低酸素状態にある固形腫瘍組織に選択的に生着・増殖させてCD酵素を発現させる。そして抗真菌剤5-フルオロ・シトシン(5-FC)を併用することにより、固形腫瘍組織に移行した5-FCが固形腫瘍組織で発現したCD酵素により、抗がん剤である5-フルオロ・ウラシル(5-FU)に変換されることにより抗腫瘍作用を示す。本剤により、他の5-FU製剤では得られない極めて高い腫瘍内5-FU濃度を実現することが証明されており、抗腫瘍効果が増強されることが期待されている。

2. ビフィズス菌を用いたデリバリー技術

ビフィズス菌DDSを用いた新規抗がん剤候補の探索は、ビフィズス菌が低酸素状態にある固形腫瘍組織で選択的に生着・増殖することを用いて、候補タンパク質の腫瘍選択的な送達を行うタンパク・デリバリー・ビフィズス菌株(新規抗がん剤候補)の樹立をめざすものである。固形腫瘍組織に生着・増殖したビフィズス菌が腫瘍局所で候補タンパク質を高い濃度で産生することが期待されている。

ビフィズス菌といえば、最近はビフィズス菌も含む発酵性食品の免疫力増強作用がよく知られるようになっている。

このことと合わせてビフィズス菌の有用性はさらに高まってきた。

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