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2012年2月 8日 (水)

主食が菓子パン?炭酸飲料? チェックしよう、ヘンな学校給食

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主食が菓子パン?炭酸飲料? チェックしよう、ヘンな学校給食 +(1/2ページ) - MSN産経ニュース 2012.2.8 08:19

 子供がどんな給食を食べているか知っていますか? 「おいしそう」と思う一方で、「この組み合わせはちょっと」と疑問を抱かざるを得ない献立が頻繁に登場する学校もある。子供が毎日何を食べているか、親の目から一度チェックしてみてはどうだろう。(平沢裕子)

健全な食生活を

 チョコチップパン、メロンパン、抹茶きんときパン…。これらの菓子パンは、実際に学校給食の主食として出されたものだ。

 全国の変な給食献立を再現し、検証した『もっと変な給食』(ブックマン社、1400円)の著者で管理栄養士、幕内秀夫さん(58)は「僕らが子供の頃は脱脂粉乳にコッペパンだった。その後、食パンが出るようになり、最近は菓子パンが増えた。家で食べるのは構わないが、給食で主食にすべき食べ物でしょうか? 明らかに子供におもねる献立としか思えない」と指摘する。

 幕内さんは平成21年12月、『変な給食』(同)を出版。同書をきっかけに献立の改善に取り組んだ自治体もあるが、一方で「たまに出てきた変な給食を取り上げて揚げ足を取っている」「子供が喜んで食べるならいいのでは」などの批判も寄せられた。

 これに対し、「クリスマスなど年に1、2度の特別献立なら問題にしないが、一部の自治体で変な献立が日常的に出ているのは事実。学校給食は学校給食法に基づいており、税金も使われている。一般の飲食店の献立と同じように考えるべきではない」と幕内さん。

 学校給食法第2条2に「日常生活における食事について正しい理解を深め、健全な食生活を営むことができる判断力を培い、および望ましい食習慣を養うこと」、同条6には「わが

 実際の献立として、「ジャージャーめん・フライドポテト・サイダーポンチ・牛乳」(東京都町田市)、「セルフカスタードクリームサンド・ポトフ・牛乳」(鹿児島市)がある。

 この献立について、町田市学校教育部保健給食課は「炭酸飲料が問題視されたようだが、デザートなので。給食にはいろいろな意見が寄せられており、それを参考に直すべき所は直していきたい」、鹿児島市教委保健体育課は「カスタードクリームはパンの付け合わせ。カルシウムなどの栄養所要量を満たすためで甘さは極力控えめ。コッペパンとポトフなら献立としてそれほど違和感はないのではないか。意見の一つとして承り、今後の参考にしたい」。

完全米飯にすれば

 「変な献立は主食がご飯でないときに多い」(幕内さん)という。文部科学省によると、平成21年度に週3回以上の米飯給食を実施した小学校は全国で89・5%だが、週5日の完全米飯給食は1843校で6%。同省は週4日以上の米飯給食を推奨している。米飯以外の日の献立がひどいことを考えれば、完全米飯給食に切り替えるのが「変な給食」をなくす近道ともいえる。

 幕内さんは「前著に対して寄せられた意見の1割弱が『どこがおかしいか分からない』というものだった。今の20代の親にとって、これらの献立は変ではないのかもしれない。それが一番の問題。これらの献立が変だと思う人がまだ多数派と思われる今、多くの人に学校給食について考えてほしい」と話している。国や地域の優れた伝統的な食文化についての理解を深めること」とある。

学校薬剤師として少年少女の健康の源である食の実態を知ろうとしたとき、岩村暢子さんの膨大な調査に基づいた労作に驚くべき実態を教えてもらった。

現代人の食の歪みが克明に調べられていた。
過去記事にある。

親の怠惰で児童が肥満 不規則な生活、手抜き食事 09/05/29

現代食生活の実態 09/05/30

現代食生活の実態(2) 09/06/01

食事のとどまらない傾向・価値観の断層が、生まれ年で1960年(昭和35年・皇紀2620年)のところにあるという結果が判ったといいます。

 通常の市場調査では、対象を年齢階層とか職業別といった属性別に見ていくケースが多いんですが、その手法ではどうしてもうまくいかなくなってきた。そういう背景があって、その当時ファミリー層に入ってきた人たちを中心に、生育史研究を始めたんです。何歳のときにどんな事があって、どういう影響を受けたか、ヒットしたお菓子やオモチャの発売、流行ったファッションや音楽、家庭の教育観から学校教育の指導要領まで含めてすべて、もう一回なぞり直して、その後の価値観の形成などにどのような影響があったのだろうかということを調べてみたわけです。
 その結果浮かび上がってきたのが、生まれ年で1960年というところに、大きな断層があるということでした。60年以降に生まれた人々の価値観や言葉の使い方は、それ以前に生まれた人々と大きく違っている。例えば、メーカーが60年以前生まれの感覚で「簡便」だと思って作った商品が、60年以降生まれの人には「そんなトロい商品のどこが簡便なんだ」と思われていたりする。あるいは「本格的なものを指向しますか?」なんてアンケートで聞いて、その結果をもとに「本格」指向の施策を打ってみても、上の世代が思っている「本格」と、20代、30代の人が思っている「本格」というのが全然意味が違っているので、うまくいかない。同じ言葉でも、その意味とか価値観に食い違いが生じてきていたわけです。

1960年生まれの人は今年もう52歳ですね。

もう一度古人の食育を学びなおすことが日本人には必要です。

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