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2012年2月 4日 (土)

アルツハイマー治療に光 原因物質拡散の仕組み判明

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朝日新聞デジタル:アルツハイマー治療に光 原因物質拡散の仕組み判明 - アピタル(医療・健康) 2012年2月4日0時59分

 アルツハイマー病の原因の一つとされる異常なたんぱく質が脳内で感染症のように拡散していることが、米コロンビア大などによるマウスの実験でわかった。この挙動を止める物質ができれば、治療法の開発につながる可能性がある。1日付米科学誌「プロスワン」に論文が掲載された。

 この病気は、ベータアミロイドと呼ばれるたんぱく質やタウと呼ばれるたんぱく質の異常なものが、脳内の神経細胞に蓄積して起こると考えられている。

 論文によると研究チームは、人間のタウを持つマウスを遺伝子操作でつくって脳を観察。生後10~11カ月の若いマウスでは情報の通り道である嗅内野(きゅうないや)と呼ばれるところの神経細胞にタウがたまっていたが、22カ月以上のマウスでは、嗅内野だけでなく、回路がつながっていて、記憶をつかさどる海馬の神経細胞にもタウが広がっていることを確認した。

感染症のように拡散と聞くと、狂牛病を起こす伝染力のある不思議なタンパク質プリオンを思い起こすが、タウやベーターアミロイドはそうではない

最近の認知症に関する研究の進歩はは目覚ましい。

認知症の本人と苦労されている家族の方の為に光が早く現実になってほしい。

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コメント

この記事の前提には、『Alzheimer's might be transmissible in similar way as infectious prion diseases』(アルツハイマー病は)プリオンと同様の感染性を持つ)というレポートがあると思います。
プリオンもアミロイドβもたんぱく質のミスフォールディング(βシート構造)なので、同様の感染機構を持ってもおかしくはありません。
私のブログで書いた以外にも、検索すると結構前からこういうことは言われているようです。
例えば、ランダムに検索した先頭の『27.急増するアルツハイマーの恐怖 ―ハンバーガーの時代は終わった』http://www.eldersinternational.org/talk/talk27.htm

投稿: dislocon | 2012年2月 9日 (木) 16時55分

disloconさん
ご指摘ありがとうございます。
ご教示感謝します。
以前は数あるコンフォメーション病の中で沈着タンパク質に感染性があるとされるのはスポンジ脳症だけとされていましたが、今回のニュースのように今はアルツハイマーも同様の感染性がみられると報告されているのですから「そうではない」という断定表現は適切でなかったと思います。
「狂牛病の危険部位、脳・脊髄などに相当するような危険因子はまだ定説として確定はしていない」というべきだったかと思います。
該当部分は取り消し線で削除したいと思います。
認知症は今後ますます社会問題としても大きな課題になっていくので医療の進歩を願うばかりです。

投稿: kiyohiko | 2012年2月 9日 (木) 19時52分

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