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2012年1月30日 (月)

終末期胃ろう「治療差し控えも」…老年医学会

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終末期胃ろう「治療差し控えも」…老年医学会 : 医療ニュース : yomiDr./ヨミドクター(読売新聞)

日本老年医学会(理事長・大内尉義東大教授)は28日、高齢者の終末期における胃ろうなどの人工的水分・栄養補給について、「治療の差し控えや撤退も選択肢」との見解を示した。

 終末期医療に対する同学会の基本的な考え方を示す「立場表明」の改訂版に盛り込まれ、同日の理事会で承認された。

 「立場表明」は2001年に策定されたが、その後の実態に即したものにするため、10年ぶりに改訂された。近年、口から食べられない高齢者に胃に管をつないで栄養を送る胃ろうが普及。病後の体力回復などに効果を上げる反面、欧米では一般的でない、認知症末期の寝たきり患者などにも広く装着され、その是非が議論になっている。

 改訂版では、胃ろうなどの経管栄養や人工呼吸器の装着に対する見解が初めて盛り込まれた。高齢者に最善の医療を保障する観点からも、「患者本人の尊厳を損なったり、苦痛を増大させたりする可能性があるときには、治療の差し控えや撤退も選択肢」とし、「患者の意思をより明確にするために、事前指示書などの導入も検討すべき」とした。

   (2012年1月29日 読売新聞)

終末期には胃腸機能が低下し栄養や水分を吸収し体内を循環させ代謝する機能が大きく低下した状態になっている。
そこへ経管的に無理やり押し込むと処理できない分は体のあちこちに停滞し患者を苦しめることになる。

漢方でいう水滞の強い状態になる。

ホスピスで終末期の医療を行うドクター方も、点滴での栄養・水分補給を少なくした方が患者の状態は良くなると仰っている。

そういう場合に漢方では利水剤を活用し、水分代謝を助け水滞・水毒を除くことで患者さんの苦しみを和らげることができる。

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