インスリン効果減のたんぱく質、神戸大など発見 肥満、糖尿病治療に応用も
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インスリン:効果減のたんぱく質、神戸大など発見 肥満、糖尿病治療に応用も - 毎日jp(毎日新聞) 毎日新聞 2012年1月5日 東京朝刊
血糖値を調節するホルモン「インスリン」が効かなくなるたんぱく質を神戸大、島津製作所などの研究チームがマウス実験で発見し、3日付の米科学誌セル・メタボリズム電子版に発表した。このたんぱく質の増加が肥満や糖尿病の原因になっている可能性が高く、診断や治療に役立つと期待される。
インスリンが効きにくい状態は「インスリン抵抗性」と呼ばれ、生活習慣が主な原因の「2型糖尿病」患者の多くに見られる。過食や運動不足、肥満になると起きやすい。
チームは「比較プロテオーム解析」と呼ばれる手法を使って、生体内で働くたんぱく質を網羅的に調べ、インスリン抵抗性と関連するとみられるたんぱく質を絞り込んだ。肥満マウスで調べたところ、今回発見したたんぱく質の血中濃度が正常なマウスより2~3倍高かった。このたんぱく質を正常マウスに注射すると、肥満でなくてもインスリン抵抗性になった。また、このたんぱく質を作れない状態にしたマウスは、高脂肪食を与えても肥満にならず、インスリン抵抗性を示さなかった。
このたんぱく質はヒトにも存在し、炎症やけがを早く治す役割があることが分かっている。チームの清野進・神戸大教授(細胞分子医学)は「このたんぱく質は、インスリン抵抗性を確認する簡便な診断指標になるほか、治療薬にもつながるかもしれない」と話す。【永山悦子】
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