粉ミルク3か月ごと検査、結果公表…厚労省方針
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粉ミルク3か月ごと検査、結果公表…厚労省方針 : 健康ニュース : yomiDr./ヨミドクター(読売新聞)
食品大手「明治」の缶入り粉ミルク「明治ステップ(850グラム入り)」から最高で1キロ・グラムあたり30・8ベクレルの放射性セシウムが検出された問題を受け、厚生労働省は市販されている粉ミルクをほぼ3か月ごとに検査し、結果を公表する方針を固めた。
7~8月に25商品を調べていずれも検出されなかったが、その後の検査頻度は明確になっていなかった。ベビーフードについても同様に対応する。
食品安全に詳しい唐木英明・倉敷芸術科学大学長は、「今の牛乳・乳製品の暫定規制値(1キロ・グラムあたり200ベクレル)と比べてもかなり低く、仮に1缶の中身をまるまる飲んだとしても放射線量はわずかにとどまる。乳児が飲んでも問題がない量と言える」としている。 (2011年12月9日 読売新聞)
今までは基準値内の食品は安全だとして販売されてきている。
ステップミルクに関しては、行政の姿勢、識者の意見を踏まえれば、基準値よりうんと低いから問題はなく、回収することなく販売継続することになったはず。
基準内でも放射線に汚染されたものと汚染されていないものがあれば消費者は当然されていない方を選ぶ。
だから明治は買ってくれる人はいないと判断し回収を決断したのだろう。
リスクコミュニケーションに問題があることを示している。
原発事故以前は「医療を除く一般公衆の線量限度(年間)」として1ミリシーベルトの基準を設定しておきながら、事故後は説明なく5ミリシーベルト、20ミリシーベルト、さらには100ミリシーベルトという数字が出てきた。
一般公衆はどの数字を基準にすればよいか惑わされて判断できるはずがなく不安になるばかりだ。
適切な基準値の設定と測定数値の正直な適切な公開が個人の判断材料になり、無用な不安を除くことにつながる。
こども、妊婦は放射線に対する感受性が成人より何倍も高いとされている。
この人たち向けの食品はそのことを踏まえた基準の設定と測定値の分かりやすい公開を早くやるべきだ。
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