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2011年12月27日 (火)

重病のシグナル 赤ら顔

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重病のシグナル!?ドキッその赤ら顔ヤバイよ ゲンダイネット

食道がんのリスク12倍
<典型的な体質・症状>

 忘年会シーズン。酒を飲んで顔が赤くなる人は多いが、このタイプはすい臓がんや食道がんのリスクが高いことをご存じか。また、飲んでもいないのに普段から顔が赤い人は、胃炎や脳梗塞、うつなどさまざまな病気の危険性大――。たかが赤ら顔と侮れないのだ。
「酒を飲むとすぐ真っ赤になっちゃって、恥ずかしい……」
 酒の席でよく聞くセリフだが、実は笑い話では済まされない。
 愛知県がんセンター研究所の研究によれば、悪酔いの原因とされるアセトアルデヒドを分解する能力が低い人=飲むとすぐ顔が赤くなる人は「すい臓がんにかかるリスクが通常の1.5倍」であるという。
 また、世界保健機関(WHO)は「飲酒で顔が赤くなりやすい人の食道がんの発症率は、赤くならない人に比べて最大12倍」と報告している。
 日本人の約4割が“顔が赤くなるタイプ”だから、他人事ではないのだ。

 実際、酒を飲まなくても顔が赤っぽい人は多い。赤ら顔は、毛細血管が拡張して皮膚の血液量が増えたり、うっ血したりすることにより起こる。その原因はさまざまで、アトピー性皮膚炎などの炎症、ホルモンバランスの乱れ、自律神経の崩れなどが挙げられる。

「赤ら顔は重篤な病気のシグナルの可能性もあるのです」
 こう言うのは、中医師で「薬石花房 幸福薬局」代表の幸井俊高氏。漢方の視点からみると、次の8つの証(しょう)(体質や病状)の人に、赤ら顔が現れやすいという。
(1)湿熱(しつねつ)…熱や湿気がこもりやすい。酒を飲むとすぐ赤くなる人→胃炎、肝炎、胆のう炎などの恐れ
(2)血於(けつお)…血流が停滞しやすい人→脳梗塞、心筋梗塞
(3)津虚(しんきょ)…体液が不足しがち。乾燥肌→胃炎、気管支炎、風邪
(4)陰虚…体液や栄養が足りない体質。顔のほてりや口の渇き→糖尿病、高血圧、肝炎
(5)胃熱…消化器系に炎症を起こしやすい人。暴飲暴食がち。脂性→胃炎、胃・十二指腸潰瘍、口内炎
(6)肝鬱…緊張しやすい。憂鬱気味…自律神経失調症、うつ病
(7)肝火(かんか)…いらいらしやすい。目の充血→高血圧、頭痛
(8)風熱(ふうねつ)…皮膚に炎症が生じやすい→脂漏性皮膚炎、にきび、アトピー性皮膚炎
「どれも漢方薬や食生活の改善で対処できます。しかし、たかが赤ら顔と放っておくと重症になる危険性があります。まずは自分がどんな体質か突きとめることが肝心です」
 さっそく鏡で自分の顔をチェックだ!   

漢方には上記に書かれていない気血水という重要な物差しがある。

顔が赤いのは原則的には血証の一つと捉える。
血証は人体の陽の部分に症状が強く現われる。
すなわち左上半身、右下半身に症状が強く現われる。
左の頭・首・肩や腕のこりや痛みなどの異常、右の腰・下肢・ひざの異常。

血証は体のどこかに熱や炎症があることを意味している。

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