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2011年11月18日 (金)

高脂肪の食事が善玉菌殺す…北大グループ研究

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高脂肪の食事が善玉菌殺す…北大グループ研究 : 科学 : YOMIURI ONLINE(読売新聞) 

 脂肪が多い食事を食べると、消化液(胆汁)が大腸の「善玉菌」を殺し、腸内細菌のバランスを壊すことが、北海道大の研究でわかった。

 消化液の分泌が引き金となってメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)や大腸がんが発症する可能性を示しており、米消化器病学会の専門誌11月号に掲載された。

 研究したのは同大農学部の横田篤教授(微生物生理学)らのグループ。ラットの普通のえさに、高脂肪食で分泌される濃度に近い胆汁を混ぜて10日間食べさせ、盲腸の細菌の変化を調べた。

 通常は、大腸や盲腸で約1000種類の細菌が見つかるが、胆汁を混ぜたえさのラットは「クロストリジウム」に分類される菌が98・6%を占め、菌の8割はたった4種類になった。この菌が大半を占めるのは、米国の肥満患者の研究と同じ傾向だった。通常は1割ほどいる乳酸菌などは、ほとんど見つからなかった。

(2011年11月18日17時33分  読売新聞)

2008年の10月から12月にかけて消化管出血の検査・加療のため通算で30日入院の経験をした。

当然ながらその間の食事は病院で出される病人食だけで過ごした。
その内容は入院前とは劇変したものだった。
摂取した脂肪の量に関しては半減した。
その他の食事内容の影響もあるが、とにかく腸の調子がきわめて良くなった。
まさに快腸となった。

その間の経緯はカテゴリー小腸内視鏡にある。

小腸内視鏡(8)消化管出血 09/01/21

3番目の日本医大病院の食事は、低残渣食でお粥かパン、塩分7㌘、1800㌍の設定でした。

日本医大の通常食の場合、栄養素の配分比率は、
  糖質       55%
  タンパク質  15~20%
  脂質      20~25%
となっていると聞きました。

kiyohikoのいつもの家庭での食事とはずい分違っています。
カロリーと塩分が大違いです。
カロリーは日常の半分、塩分も半減近いと思います。
栄養素に関しては、脂質が激減です。
カロリーの高い油類は使う量が少なくなり、揚げ物や炒めものも少なくなるのでしょう。

こんなに違うと、口になじまず美味しくないはずなのですが、塩辛さも薄く感じず、意外においしいのです。

もう一つの変化は、お腹の調子、便の状態がとてもよくなったことです。
排便が快調で、固さ、大きさ、色的に健康な便になったのです。
この要因はひとえに、脂質の摂取が少ないことにあると考えています。
脂質・油ものの摂取量が多いと、便はやわらかくなり、更に多くて腸の水滞が加わるとヘドロ状の便になります。
不摂生をして飲みすぎ食べすぎでそういう状態がよくあったのですが、入院以後現在はなくなりました。
これは退院後も入院で学習したことを継続実践しているおかげでしょう。

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