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2011年10月 1日 (土)

心の傷、深刻な実態判明…口蹄疫「被害農家2割通院必要」

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心の傷、深刻な実態判明…口蹄疫「被害農家2割通院必要」 : 医療ニュース : yomiDr./ヨミドクター(読売新聞)

宮崎県が全1200戸調査結果

 宮崎県精神保健福祉センター(宮崎市)は30日、口蹄疫の被害農家全戸を対象に実施した心の状態に関する聞き取り調査を報告書にまとめた。

 全都道府県に配布する予定で、同センターの渡路子所長は「宮崎は口蹄疫で全国に例のない経験をした。発生した際の対応に役立ててほしい」と話している。

 調査は2010年度、厚生労働省の特別研究事業として、国と同センターが共同で実施。昨年6~8月、被害農家約1200戸を対象に市や町の保健師らが電話などで尋ね、「理由もなく疲れを感じる」「座っていられないほど落ち着かない」など、うつ病を含む精神疾患の指標となる6項目を中心に聞き取った。

 報告書によると、被災農家約1200人のうち、約2割に食欲不振や持病の悪化、不眠などがあり、通院などの対応が必要と判断された。

 また、該当があった6項目を点数化したところ、精神疾患の危険性が高い15点以上となった農家は男性で3・4%、女性で5・8%で、女性に多い傾向がみられた。また、口蹄疫の発生前から家族間や職場などでトラブルを抱えた人に点数が高くなる傾向があったという。

 地域別で、点数化した数値が最も高かったのは高鍋町で8・587点。都農町8・151点、日向市7・750点と続いた。同センターは「小規模や高齢の農家が多く、埋却地の確保などが難航した地域で高い傾向がある」と分析している。

 被害が集中した西都・児湯地域の飲食店経営者や従業員らを対象とした調査も1~2月に実施。郵送で調査用紙を送り、441人から回答があった。約9割が「収入が減った」と答え、精神疾患の危険性がある人も高い割合だった。

 心のケアの留意点などを盛り込んだマニュアルも添付した。口蹄疫の被害地域の保健所が、相談窓口を設置するなどした対応状況が掲載されている。

 同センターは8月、口蹄疫の終息宣言から1年を迎えるのを機に、被害農家全戸への再調査に着手している。渡所長は「口蹄疫は人の移動自粛による孤立化や、家畜の殺処分による生活スタイルの変化をもたらし、心にも影響を与えた。回復には長期的な対応が必要」と話している。(関屋洋平)

(2011年10月1日 読売新聞)

殺処分に従事した自衛隊員が精神的に過酷な状況での作業だったことの報道はあった。

口蹄疫 知られざる自衛隊の苦闘を語る 10/07/31

畜産家の精神的ダメージは推して知るべし。

今終息宣言から1年1ヶ月経つ。

殺処分は本当に必要だったのだろうか。

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