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2011年9月19日 (月)

覚せい剤流通の変化 世界ATSアセスメント2

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リンク: 覚せい剤流通の変化|世界ATSアセスメント2 - 弁護士小森榮の薬物問題ノート - BLOGOS(ブロゴス). 2011年09月18日17時28分

9月13日、国連薬物犯罪事務所(UNODC)は、世界のATS状況に関する重要な報告書『2011年版世界ATSアセスメント2011 Global ATS Assessment』を発表しました。

報道発表のタイトルは、「ATS:世界で2番目に乱用されているタイプの薬物」というもの。世界でもっとも広く乱用されているのは大麻ですが、これに次ぐ第2位の薬物としてATSが急速に浮上しており、世界の不法薬物の流通にも変化が生じていると、この報告書は警鐘を鳴らしています。

ATSとは、アンフェタミン型興奮剤(Amphetamine-type stimulants)のことで、わが国で乱用される覚せい剤(メタンフェタミン)やアンフェタミン、MDMA類などをさす用語ですが、ここでは、現在世界で問題になっているケタミンや脱法ドラッグとして広まったメフェドロンなども含めた、中枢神経刺激作用のある合成薬物全般を視野に入れて、世界の動向を分析しています。

ATS市場の構造変化

かつて、個人的な小規模密造が大多数を占めていたものが、密造所の規模が次第に大掛かりなものになってきたことと同時に、ヘロインやコカインの場合と同様に、原料となる前駆物質の調達から製造、製品の流通までのすべての段階を掌握する、国際的な薬物犯罪組織の関与がうかがわれるようになっています。

従来、メタンフェタミン市場とほとんど関係ないと思われていた地域で、メタンフェタミンが密造され、日本の空港に向けて、続々と送り込まれてきています。しかも、その背後に見え隠れするのは、世界をまたいで暗躍する国際的な薬物犯罪組織です。これまでコカインやヘロインの世界市場を取り仕切ってきた組織が、その手法を使って、メタンフェタミン市場に乗り出してきた様子なのです。

これまで、東南アジア・極東を舞台に展開してきた覚せい剤密輸をめぐる攻防戦が、一気に地球規模に拡大したようです。この変化を迎えて、私たちの意識も、地球規模に組み替えておかなくてはなりません。

日本と韓国の覚せい剤市場

東アジア(East Asia)と表示されているのが日本と韓国ですが、他の地域と比べ、メタンフェタミンの純度が高く、また末端小売価格が飛びぬけて高いことがわかります。

この高価格が、世界のメタンフェタミン市場を動かし、アフリカや南米からも覚せい剤が運びこまれる原動力になっているのです。

以上は抜粋です。

学校薬剤師にとっては薬物乱用防止は職務として重要課題。

この世界に一歩足を踏み入れたら最後、廃人への道をまっしぐらに転落していく。

その入り口が少年の酒・たばこで→シンナー→大麻と段々深みに嵌って行く。

入り口でストップしてやることが大人の責務。

関連過去記事

薬物乱用 学校保健委員会 10/03/01

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