タジキスタンに初の日系工場 甘草から薬の原料生産
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asahi.com(朝日新聞社):タジキスタンに初の日系工場 甘草から薬の原料生産 - アピタル(医療・健康) 2011年9月19日13時3分
タジキスタンと日本の企業の初の合弁工場が22日から現地で操業を始める。漢方薬の原料になる「甘草(かんぞう)」の加工メーカー「宏輝」(本社東京)が、南西部のハトロン州に地元の有力者らと合弁会社を設立した。現地産の甘草を使い、肝炎薬の中間原料を年3千トン生産する。
甘草はマメ科の多年草。根の部分が漢方薬や化粧品の原料になる。宏輝によると、主産地の中国で乱獲が問題になっており、まだ手つかずのタジキスタンで安定した調達をめざす。抽出したエキスでつくる製品を日本や中国に輸出する。
ここへきて漢方生薬の価格が急騰している。
日本で使われる漢方生薬の供給は大半を中国に依存している。
中国の諸事情が影響して大変な値上げになってきた。
原料の生薬の価格が上がれば次に来るのは漢方処方のエキス剤の値上げ。
国内産の和漢生薬の拡大は漢方医学の振興・活用のためには大切なテーマになってきた。
日中医薬研究会の創設者 故渡辺武博士が定めた「規」の第4項は、「医薬資源の自給自足をはかること」となっている。
今を予測しての警告だった。
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