RSウイルス感染症拡大 04年以来最多ペース 乳幼児の重い肺炎の原因
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RSウイルス感染症拡大 04年以来最多ペース 乳幼児の重い肺炎の原因 - MSN産経ニュース 2011.9.21 08:26
毎年冬に流行し、乳幼児の重い肺炎の原因となるRSウイルス感染症が今年は既に拡大傾向だ。全国約3千の小児科定点医療機関から報告される患者数は、今年は6月ごろから、データのある2004年以降で最多ペースで推移していることが国立感染症研究所の21日までの分析で分かった。
同研究所の安井良則主任研究官は「RSウイルス感染症はインフルエンザより知名度が低いが、小児科では最も恐れられている感染症の一つ。初めてかかる乳幼児で重症化しやすく、感染力も強い。家族、医師、保育園などは既に流行が始まっていることに注意してほしい」と話している。
最新の速報値は今月5日~11日の1週間分で1321人。この時期としては最多だった08年の836人の約1・6倍となっている。乳幼児のRSウイルス感染症は、せきや鼻水、発熱から始まり、熱は下がったとしても、ぜーぜーという呼吸が続き、吐くようにせき込むなどして肺炎に悪化する場合がある。
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