心筋梗塞に若者も注意を サッカー元日本代表・松田選手死去
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神戸新聞|医療|心筋梗塞に若者も注意を サッカー元日本代表・松田選手死去
サッカー元日本代表の松田直樹選手(34)が心筋梗塞で倒れ、今月4日に亡くなった。心筋梗塞は高齢者の病気と思われがちだが、若年層でもコレステロールが血管にたまるなどして動脈硬化から発症、突然死するケースがあるという。専門医は「若いから心筋梗塞にはならないと思い込まないで」と呼び掛ける。(金井恒幸)
心筋梗塞とは、主に動脈硬化で心臓の血管が詰まる状態。動脈硬化の主因がコレステロールで、まず血管壁にコレステロールが入り、粥(かゆ)状の膨らみができる。それが何らかの原因で破れると血液の塊である血栓ができ、血管全体をふさいで血液が流れなくなる。心臓へ酸素や栄養が送れなくなるため心機能が低下し、死に至ることもある。
神戸大大学院医学研究科の平田健一教授(循環器内科学)によると、30~40代の場合、コレステロール、肥満やメタボリック症候群、喫煙が主な危険因子になりやすいという。いずれも血管を傷つけて血栓をできやすくするなどし、動脈硬化を促す。
食事の欧米化などで、コレステロールによる動脈硬化は10代から起こり始める場合がある。粥状の膨らみが突然破れることも多いため、若年層でも注意が必要だ。女性ホルモンが動脈硬化を防ぐとされ、30~40代では患者は男性の方が多い。
発症した場合、胸周辺の激しい痛みや圧迫感が続き、冷や汗が出ることなどが特徴。意識を失うなどして自力で救急車を呼べない場合、周囲の人の協力が必要となる。この際、「できれば心臓マッサージなどの心肺蘇生法や、自動体外式除細動器(AED)を利用してほしい」と平田教授。心臓の停止時間が長くなるほど、その後の状態が悪くなるためという。
心筋梗塞の予防法としては、危険因子をなくすことが重要となる。禁煙に加え、コレステロールやカロリー、塩分の過剰摂取をしないなど食事を改善し、適度な運動を心掛ける。睡眠不足を避けてストレスをためないことも大切だ。
夏の暑さで脱水状態になると、血栓ができたときに固まりやすくなるため、平田教授は「適度な水分補給をしてほしい」と注意を促している。 (2011/08/22 10:10)
発症したら出来るだけ速やかに救命救急医療を受けなければならないが、予防の決め手は当然食養生。
適正カロリー摂取は前提で、五味調和の食事を忘れないこと。(カテゴリー「食養生」にあり)
特に忘れて不足しがちなのが2点。
1点は肉食時の香辛料の使用。
もう1点は酸味の補給。
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こんなもしもの時の為に用意しておくとよいのが、麝香牛黄製剤。
こういう緊急事態の為にあるのが、動物生薬の麝香(ジャコウ)と牛黄(ゴオウ)が主役の製剤。
麝香牛黄製剤と呼ばれる漢方の救急薬類。
正倉院に収められていて、漢方薬が日本に伝わった奈良時代から現代まで役立ってきた貴重なくすり。
六神丸や救心が有名。
健康保険には適用されていない。
とても効果が高いので、愛用者が多く、数多くのメーカーが何百年も前から、現代医学の現在までつくり続けている。
感応丸、敬震丹、ういらう など家伝薬として継承されてきた伝統薬がこれ。
それぞれ処方構成が微妙に違い、特徴がある。
漢方薬局にはどこも得意の製品を常備している。漢方の救急薬を家庭に常備しておき、救急車を呼ぶと同時に、常用量の2~3倍の量を服用させて救急車の到着を待つ。
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