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2011年8月24日 (水)

屋外活動で放射線量に新基準 政府、学校など除染支援

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屋外活動で放射線量に新基準 政府、学校など除染支援 - 47NEWS(よんななニュース)

政府が、小中学校や幼稚園での屋外活動制限の放射線量としていた毎時3・8マイクロシーベルトの基準を廃止し、毎時1マイクロシーベルトを新たな目安とし、学校などの除染を支援する方針であることが24日、分かった。

 文部科学省は「年間1ミリシーベルトを目指す」とする目標を示しており、これに対応した措置。1ミリシーベルトは一般人の年間被ばく線量の限度とされる。近く開かれる原子力災害対策本部の会合で正式に決める。

 政府は、国際放射線防護委員会の被ばく線量の基準に従い、これまで年間20ミリシーベルトを超えないように毎時3・8マイクロシーベルトと設定。しかし生徒・児童らの被ばく線量を年間20ミリシーベルトを目安に算定していたことに批判があった。2011/08/24 13:31   【共同通信】

食品添加物の場合の安全性評価のステップ

動物試験で有害な影響がみられない最大の量を求める(無毒性量:NOAEL)

NOAELに安全係数(不確実性係数)を掛けて、一日摂取許容量(ADI)を求める

安全係数は通常、1/100
100:(動物種間の差10)×(人の個体差10)を採用

使用基準はADIのさらに何分の一かに設定される

放射線の場合も原発事故までは同様な考え方が採用されていたはず。

放射線障害がはっきりしていた線量は年間100ミリシーベルトなので、100を食品添加物でのNOAELと同様に位置づけ、安全係数の1/100を掛けて1ミリシーベルトを年間許容線量として設定されていた。

原発を造るときは、「こんな厳密な規格で運営するのだから原発の安全性には何の心配もありません」といって安心させておき、いざ大変な事故が起こったら、「この規格は過剰管理です、この20倍でも何の心配もありません」というのは筋が通らない話だった。

毎時1マイクロシーベルトは年間では8760マイクロシーベルト(8.76ミリシーベルト)になり、まだまだ高い数字なのでは。

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