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2011年8月11日 (木)

メタボ 治療に光 肥満・高血圧、関連解明 肝臓の信号作用 東北大大学院

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メタボ:治療に光 肥満・高血圧、関連解明 肝臓の信号作用--東北大大学院 - 毎日jp(毎日新聞)

肥満になると血圧が高くなるメカニズムを東北大大学院医学系研究科の片桐秀樹教授(代謝学)らのグループが解明した。肝臓からの神経信号が一定の役割を果たしているとみられ、メタボリックシンドロームの治療につながることが期待される。研究内容は9日付の欧州循環器学会誌電子版で発表された。

 グループはこれまでに、肝臓が発する神経信号が交感神経に作用し、基礎代謝を活発にすることを発見。肝臓がカロリー蓄積のセンサーとして働き、基礎代謝を活発にさせて体重を調節するメカニズムを突き止めている。

 今回、実験で非肥満マウスに肝臓の脂肪を増やす遺伝子を注入したところ、血圧が上昇することを発見。ところが肝臓が発信する神経信号を遮断すると、血圧は上昇しなかった。肥満のマウスでも、神経信号を遮断すると非肥満のマウスと同様に血圧が上昇しないことを確認。肝臓からの神経信号によって血圧が一定程度上昇することを突き止めた。片桐教授は「(神経信号を)活性化させ、基礎代謝を上げれば、一時的に血圧が上昇しても、肥満の治療につながる」と話した。【須藤唯哉】 毎日新聞 2011年8月10日 東京朝刊

東北大のサイトで東北大学大学院医学系研究科のプレスリリースが見られる。

http://www.tohoku.ac.jp/japanese/newimg/pressimg/press20110809_01.pdf

肝臓はカロリー摂取に応じ脂肪蓄積量をダイナミックに変えることができることから、肝臓がカロリー蓄積のセンサーとして働き、過栄養時に基礎代謝を活発にして体重が増えないように調節していると考えられます。しかし、このカロリー過剰状態が持続している飽食の時代においては、この体に備わったフィードバック機構自体が、皮肉にも、交感神経の活性化を持続させてしまい、高血圧を発症させることにつながっていることがわかりました。本研究成果は、メタボリックシンドロームの本態やその概念を明らかにするとともに、発症機序に基づいた新たな治療法の開発にもつながるものとして、大いに期待されます。

と結んでいる。

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