医療行為の一部行う特定看護師を養成 藤田保健衛生大
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中日新聞:医療行為の一部行う特定看護師を養成 藤田保健衛生大:社会(CHUNICHI Web) 2011年7月27日 11時01分
藤田保健衛生大(愛知県豊明市)は来年度から、傷口の縫合や麻酔薬の投与など、医師の指示の下で医療行為の一部を行う特定看護師(仮称)の養成コースを開設する。中部地方では初めて。特定看護師は現在、厚生労働省で創設に向けた議論が続いており、同大は将来の制度確立を見越して、いち早く独自のカリキュラム設置を決めた。
2年間のコースで、看護師免許を持ち5年以上の実務経験がある人が対象。救急医療や手術に関連した「急性期・周術期分野」で、医師の診療の補助を行う知識と技術を習得させる。麻酔薬の投与・調整、皮膚表面の傷の縫合などの医療行為を想定している。
特定看護師の導入は厚労省の「チーム医療推進会議」が昨年5月から議論を続けてきた。米国では看護師と医師の中間の立場で薬の処方などを行うナース・プラクティショナー(NP)という診療師が社会に浸透している。日本でも医師の負担を軽減し、医療の質の向上につながると期待の声がある一方、高度な医療行為を看護師に任せていいのかとの慎重論も根強い。公的な認証制度がいつ確立されるかは不透明だ。
国の制度化を前に養成講座を開設している大学院は大分、東京などに約10あるが、藤田保健衛生大の教育責任者の渡辺孝教授によると、2年間で計1410時間(55単位)以上を課す学習・実習時間数は全国最多。
特定看護師の導入に積極的な田林晄一・日本胸部外科学会理事長は「非常に濃い教育内容で期待が持てる。卒業後、臨床現場で実際にどれだけ役立つかの能力評価が重要。公的な認証には時間がかかるだろうが、特定看護師は日本の医療に必要な流れだ」と話している。 (中日新聞)
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