塩分と高血圧、カギは腎臓のたんぱく質 東大教授ら解明
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asahi.com(朝日新聞社):塩分と高血圧、カギは腎臓のたんぱく質 東大教授ら解明 - アピタル(医療・健康 .2011年7月20日
塩分を取りすぎると高血圧になるといわれるが、血圧が上がりにくい人もいる。その違いは腎臓でのたんぱく質の働きの差で起こることが、東京大の藤田敏郎教授(腎臓内分泌内科)らによるネズミの実験でわかった。治療薬の開発に役立ちそうだ。
藤田さんらは、ネズミに塩分過多の食事(塩分8%)を与えて3週間観察。ネズミは最高血圧(収縮期血圧)が160に達した高血圧グループと正常値の120にとどまったグループに分かれ、前者では腎臓の細胞の形の維持などに必要なたんぱく質「Rac1」が活性化していた。このたんぱく質の働きを妨げる薬を高血圧ネズミに与えたところ、塩分過多の食事でも高血圧にならなかった。
藤田さんは「Rac1の阻害薬は高血圧治療に使える可能性がある。どの程度の投与なら副作用が出ないかなどを調べたい」と話した。結果は18日付の米医学誌「ジャーナル・オブ・クリニカル・インベスティゲーション」に掲載された。(大岩ゆり)
高血圧対策の減塩に関しては、過去記事「プロの減塩試食会」のテーマで6回のエントリーあり。
高血圧対策養生の決め手として常識化している減塩が減塩無用論に取って代られる根拠になるかもしれない。
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