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2011年5月 2日 (月)

学校放射線基準は「安全でない」 ノーベル賞受賞の米医師団

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学校放射線基準は「安全でない」 ノーベル賞受賞の米医師団 - 47NEWS(よんななニュース)

 福島第1原発事故で政府が、福島県内の小中学校などの屋外活動制限の可否に関する放射線量の基準を、年間20ミリシーベルトを目安として設定したことに対し、米国の民間組織「社会的責任のための医師の会(PSR、本部ワシントン)」が2日までに「子供の発がんリスクを高めるもので、このレベルの被ばくを安全とみなすことはできない」との声明を発表した。

 PSRは1985年にノーベル平和賞を受賞した「核戦争防止国際医師の会」の米国内組織。

 声明は、米科学アカデミーの研究報告書を基に「放射線に安全なレベルはなく、子供や胎児はさらに影響を受けやすい」と指摘。「年間20ミリシーベルトは、子供の発がんリスクを200人に1人増加させ、このレベルでの被ばくが2年間続く場合、子供へのリスクは100人に1人となる」として「子供への放射線許容量を年間20ミリシーベルトに引き上げたのは不当なことだ」と批判した。2011/05/02 09:45   【共同通信】

内閣官房参与の小佐古東大大学院教授が辞任したのも、この引き上げに反対なのが理由といわれる。

一方で稻恭宏医学博士などが提唱する低線量率放射線有益論もある。

有益論を正しいとするならば、現在1ミリシーベルト(年間)などの基準を定めている法律との整合性に焦点を当てた議論に及ぶべきだと思うが。

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