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2011年4月 8日 (金)

年間の被曝限度量、引き上げを検討 原子力安全委

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asahi.com(朝日新聞社):年間の被曝限度量、引き上げを検討 原子力安全委 - アピタル(医療・健康) 2011年4月5日

 原子力安全委員会は5日、放射線量の高い地域の住民の年間被曝(ひばく)限度量について、現在の1ミリシーベルトから20ミリシーベルトに引き上げるべきか検討を始めた。放射線の放出が長引き、「長く生活する観点で考えないといけない」とし、現実路線への見直しを検討する。

 会見した代谷誠治委員は「防災対策での退避は通常、短期間を想定している」と指摘。すでに数週間に及ぶ退避や避難の考え方について、政府から見直しを検討するよう相談されていることを明らかにした。 原発から半径30キロ圏外の福島県浪江町の観測地点で放射線量の積算値が上昇している。先月23日から今月3日までの積算値は10.3ミリシーベルトになった。日本では人が年間に受ける被曝限度量は現在、一律1ミリシーベルト。国際放射線防護委員会(ICRP)の勧告では、緊急事故後の復旧時は1~20ミリシーベルトを目標としている。

ご都合主義とはこのことでしょう。

原発を造るときは、「こんな厳密な規格で運営するのだから原発の安全性には何の心配もありません」といって安心させておき、いざ大変な事故が起こったら、「この規格は過剰管理です、この20倍でも何の心配もありません」というのは筋が通りませんね。

ますます不信・不安がつのる様なことにならなければよいが。

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