放射性物質の暫定規制値、食品や水は現状維持で
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放射性物質の暫定規制値、食品や水は現状維持で : 健康ニュース : yomiDr./ヨミドクター(読売新聞)
食品や水に含まれる放射性物質の暫定規制値について検討している内閣府の食品安全委員会は29日、放射性ヨウ素と同セシウムについて、現状維持を妥当とする内容の答申をまとめた。
これを受け、厚生労働省は、正式な規制値を策定する。出荷制限対象となった自治体は、「暫定規制値は厳しすぎる」として見直しを求めているが、同省内では「変更すると混乱を招く」との意見も強く、現状維持の可能性が高まった。
食品衛生法の暫定規制値は、国際放射線防護委員会などが示す基準を根拠に、震災後に急きょ設けられた。
厚労省が、暫定規制値を決める際に基準としているヨウ素の人体への影響は年間50ミリ・シーベルト以下で、セシウムは5ミリ・シーベルト以下。これを食品ごとに放射能の強さに換算した値(ベクレル)が、現行の規制値となっている。
答申では、いずれの基準についても「相当の安全性がある」と判断して、現状維持を妥当とした。ただ、セシウムについては、別の国際基準が定めている10ミリ・シーベルトまで緩和しても「不適切とする根拠はない」として、見直しの余地を残した。
(2011年3月30日 読売新聞)
被曝する放射能の基準に関しては放射線障害防止の法律で1年に1ミリシーベルトという基準があると聞くのに、メディアの解説にはこの数字はほとんど触れられず、この基準の100倍でも安全だという解説が目立った。
既に熟慮の上で決定した基準を根拠なく覆したら混乱が起こり風評の害が助長されるだけ。
内部被曝の素になる飲食物も同じこと。
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