口腔乾燥症ドライマウス 本当の怖さ
ふじみ野市 マサキ薬局 の 漢方なブログです。漢方・健康情報を主体に書いて行きます。
漢方に関するご相談・お問合せは、こちらから どうぞ。
ゲンダイネット
口腔乾燥症ドライマウス 本当の怖さ 2011年2月10日 掲載
飲み物なしにご飯が食べられない
●推定患者800万人
Tさんは、コーヒーなしでトーストを食べられない。いつからそうなったのかわからない。気がついたら、トーストだけだとのみ込むのに四苦八苦し、飲み物が必ず必要になっていた。
トーストだけでなく、パンは全般的に口の中に張り付くようで、食べるのがつらい。ご飯はまだましだが、でもお茶や味噌汁がないとのみ込みづらいときがある。うどんやそば、ラーメンなど、汁と一体化している料理は大丈夫だ。
あるときクッキーを食べたら、のみ込めず、むせ込んだ。試したら、せんべい、ビスケットなど“乾燥した食品”は軒並みダメだった。
不安に思い近所の内科を受診したら、口腔外科を併設する歯科医院を紹介された。そこの検査で、「口腔乾燥症(ドライマウス)」と診断され、その原因が糖尿病だと分かった。
「講道館ビル歯科・口腔外科」の高橋雄三院長が言う。
「口腔乾燥症は文字通り、口の中が乾燥することをいいます。推定800万人ともいわれていて、“食事が困難”“口腔内が不衛生”“舌がひび割れて痛い”“口の中が乾燥して話しづらい”といった問題があります。でも、もっと問題なのは、背景に病気が隠れていることです。中には命に関わるような重大病であることもあります」
●命に関わる重大病が潜んでいることあり
口腔乾燥症の背景にある病気は、がん、エイズ、口腔内や目に乾燥症状が出てくるシェーグレン症候群、腎機能不全、糖尿病、甲状腺機能亢進症、過呼吸など、多岐にわたっている。
「だから、まずは口腔乾燥症を診ている口腔外科を受診した方がいい。診断は、患者さんの自覚症状、既往歴、服用している薬があればその種類を伺い、次に唾液分泌量の測定を行う。場合によっては、目の乾燥を調べる検査や血液検査を行います。病名が判明したら、その専門医と協力して治療を行います」
季節柄、空気が乾燥しているので、口の中も乾燥しがちになる。そのただの“乾燥”と見分けをつけるためには、下記のチェックリストをやるとわかりやすい。1個でも該当するようなら、一度検査を。
【口腔乾燥症自己チェック(1個でも該当するようなら、口腔外科へ)】
(1)パン、ビスケット、カステラなど乾いたものが食べにくい
(2)飲み物なしに食事がしにくい
(3)口の中がネバネバする
(4)夜、のどが渇いて目が覚める
(5)口が乾燥して会話を長く続けられない
(6)口の中や舌が痛い
(7)舌、唇、口角にひび割れができている
(8)歯磨きをきちんとやっているのに虫歯が増えた
(9)目や鼻など口の中以外の粘膜も乾いている
(10)口臭を指摘された。自分でも感じる
漢方ではノドのかわく症状を水分代謝の異常と見て重要視する。
水を飲みたがるのを口渇、飲みたがらないのを口乾として区別する。
口腔乾燥症は口乾のことが多い。
口乾は虚証のことが多く、麦門冬・地黄・人参・茯苓などが配合された慈潤作用のある処方で対応する。
お血(おけつ)によって口乾が起こることもあり、その場合は駆お血剤が必要になる。
| 固定リンク
「歯科」カテゴリの記事
- 歯のエナメル質の元、iPS細胞使い作製成功(2012.02.11)
- 歯磨きは「食後すぐに」が正解なの?(2011.11.12)
- アフタは体調悪化のサイン(2011.10.24)
この記事へのコメントは終了しました。


コメント