脳に栄養バランスを 川島教授ら「糖分だけではだめ」
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リンク: asahi.com(朝日新聞社):脳に栄養バランスを 川島教授ら「糖分だけではだめ」 - アピタル(医療・健康).2011年1月19日
朝から脳を活発に働かせるには糖分だけでなく、バランス良く栄養をとる必要があると、東北大の川島隆太教授が呼びかけている。脳のエネルギーは糖分、と言われてきたが、糖分に偏った食事だと脳は効率よく働かないという調査結果もある、としている。
科学技術振興機構(JST)が2004~09年に全国の小学生951人に実施した研究で、朝ごはんのおかずが「ない」または「少ない」と答えた子ほど、記憶力や図形認識などのテストの成績が低い傾向がみられた。
そこで09年、朝ごはんを食べる習慣のある大学生6人を対象に、朝食として(1)水だけ(2)糖分だけ(3)たんぱく質や脂肪、ビタミン、ミネラルも含む流動食、を食べてもらった。その後、単純計算や機能的磁気共鳴断層撮影(fMRI)で撮影しながら記憶テストを3回実施したところ、(1)や(2)に比べ、(3)は脳の働きが活発だった。疲労感や集中力も、(3)の食事の方が改善されたという。朝ごはんをただ食べるだけでなく、その質も大事だとしている。
川島教授は「朝ごはんに菓子パンやジュースだけでは頭が十分働かない可能性がある」と指摘している。(杉本崇)
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