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2010年12月 4日 (土)

RSウイルスにご注意 乳児はインフルより重症化の傾向

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インフルだけでなくこちらにも注意が必要らしい。

asahi.com(朝日新聞社):RSウイルスにご注意 乳児はインフルより重症化の傾向 - アピタル(医療・健康).2010年12月4日

 2歳までに1回は感染を経験しインフルエンザに似た症状を示すRSウイルスの患者報告が近年増えている。日本小児科学会の全国調査では入院患者の7割に持病があり、重症化の要因もわかってきた。流行は年末から1月のため、専門家は「1歳未満の子どもは発症すればインフルエンザより重症になりやすいので気をつけて」と呼びかけている。

 国立感染症研究所によると、最新の1週間(11月15日~21日)で定点医療機関(約3千)の受診者は1720人。約5千の医療機関からのインフルエンザ受診者1684人より多い。

 昨季は年明けから急に増え、1月末には、調査を始めた2003年以来で最多となる4742人に上った。ウイルスの認知度が上がっていることも増加の要因とみられている。

 潜伏期間は3~4日で、症状は発熱、鼻水、せきなど。2歳までに最初の感染をするが、このときに重症化する傾向があり1歳未満では呼吸困難になることも。また1回目の感染以降、大人になっても再感染する。予防には周りもマスク、手洗い、うがいで気をつける必要がある。

 日本小児科学会の全国調査はアンケート形式で全国の小児科がある272病院から回答を得た。その結果、06年8月~08年7月にRSウイルスで入院した4歳未満の子どもは1115人いた。このうち756人はぜんそくや心筋症、てんかんなどを抱えていた。持病などで体が弱っていると重症化しやすいことを大規模調査で裏付けた。入院の6割以上は酸素吸入や人工呼吸を受け、肺炎などで16人が亡くなっていた。

 東京女子医大の楠田聡教授は「最初に感染する年齢をいかに遅らせるかが大事。家庭内の感染に注意を」と呼びかけている。(杉本崇、熊井洋美)

■子どものこんな症状に注意

・38度近い熱がある(熱がない場合もある)

・呼吸が浅くゼイゼイとせきが続く

・たんが詰まる

・食べたり飲んだりがつらそう

・あまり眠れていない

※夜に悪化しやすいので早めの判断が大事

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