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2010年12月20日 (月)

初の緊急避妊薬 承認の可否審議へ

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リンク: 初の緊急避妊薬 承認の可否審議へ 「性犯罪被害者に必要」…「命の尊厳を軽視」 (1/2ページ) - MSN産経ニュース.2010.12.19 20:50

 性行為後の服用でも妊娠を回避できる「緊急避妊薬」承認の可否が24日に開かれる厚生労働省の薬事分科会で決まる見通しとなった。緊急避妊薬は多くの国で薬局で販売されているが日本では未承認。安易な利用を招くなどと慎重論がある一方、性犯罪被害者への緊急対応や人工妊娠中絶が回避できるとして導入を要望する声もあり、審議の行方が注目される。

 審議されるのは、製薬会社「そーせい」が昨年9月に承認申請した緊急避妊薬ノルレボ(成分名、レボノルゲストレル)。女性ホルモンの一種である黄体ホルモンの製剤で、医師の処方を受け、性交後72時間以内に錠剤2錠を1回飲む。排卵を抑制、または遅らせて妊娠を80%程度抑える効果があるとされ、欧米など54カ国で承認されている。

 承認されていない日本では、月経困難症治療などに使われるホルモン剤(中用量ピル)が転用され、医療保険は適用されず、費用は3千円~2万円。警察庁が性犯罪被害者支援として費用を公費負担している。

 WHO(世界保健機関)の調査では、ノルレボは中用量ピルに比べ安全性が高く、副作用が少ないとされる。中用量ピルを処方する全国医療機関のネットワークを作った日本家族計画協会クリニックの北村邦夫所長は「ノルレボと同じ成分の緊急避妊薬を承認していないのは国連加盟国の中で日本、北朝鮮、アフガニスタン、イランなど7カ国だけ。性犯罪被害者にとっても必要な薬」と指摘する。

 北村所長が今年3月までの10年間、緊急避妊を求めて来院した女性822人を対象に「緊急避妊を必要とした理由」を調査したところ、「コンドーム破損」が最も多く37・3%。「避妊せず」(19・8%)などが続き、「性犯罪被害」は3・9%あった。

 「池袋クリニック」(東京都豊島区)の村上雄太院長によると、中用量ピルには使用の指針もなく、誤った処方をする医療機関もあるといい、ノルレボの承認を求める声は以前から少なからずあった。

 その一方で、「性の乱れ」や「感染症の蔓延(まんえん)」を理由に、経口避妊薬には慎重な意見も根強い。

 低用量ピルは米国に40年遅れ、平成11年に承認された。

 カトリック中央協議会は今月2日、「積極的な中絶を目指している」などとしてノルレボの承認反対を表明。「命の尊厳に対する軽視」として、承認後も使用を避けることを呼びかけていくという。

 厚労省の部会は先月、ノルレボの販売承認を認める見解をまとめたが「社会的に関心の高い薬」として一般からも意見を募集。薬事分科会の審議の参考にするなど慎重に対応している。

「中用量ピルには使用の指針もなく、誤った処方をする医療機関もある」という現実はおかしいが・・・

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