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2010年11月29日 (月)

ヒブワクチン、効果の兆し 鹿児島で調査

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リンク: asahi.com(朝日新聞社):ヒブワクチン、効果の兆し 鹿児島で調査 - アピタル(医療・健康).2010年11月29日

 鹿児島県内で、インフルエンザ菌b型(Hib=ヒブ)が原因で細菌性髄膜炎にかかった子どもが減少傾向にあることが、鹿児島大学病院のここ約10年の調査でわかった。鹿児島市内では3歳以下のヒブワクチンの接種率が2008年12月の開始以降、6割を超え、全県でも3割程度と推定されている。ワクチンの効果が期待できる可能性があるとして、今後、詳細な調査を進める。

 仙台市で開かれている日本小児感染症学会で27日、報告された。

 ヒブによる細菌性髄膜炎は毎年、全国で400人前後が発症している。後遺症が2~3割、死亡率も5%程度あるという。定期接種をしている国もあるが、日本では08年12月から任意で打つワクチンが発売、使われ出した。厚生労働省が予防接種部会で定期接種に向けて検討を始めている。

 鹿児島大病院は県内18病院の協力でヒブによる髄膜炎患者を集計。01~09年の9年間に毎年10人前後、計80人だったが、今年は25日現在で4人。西順一郎医師は「2、3年経過をみる必要があるが患者減少の兆しがある。定期接種で接種率があがればより効果が期待できる」として、正確な調査の継続が必要だとしている。(熊井洋美)

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