胃がんはピロリ菌感染症 浅香正博・北大教授「除菌で抑制可能」
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日本は先進国の中で異例に胃がんが多く、今も年間5万人ほどが死亡している。しかし、胃がんに詳しい北海道大学大学院の浅香正博教授は「胃がんの大半はピロリ菌(ヘリコバクター・ピロリ)による感染症で、(飲み薬による)除菌で抑制できることが近年、分かってきた」と説明する。
胃は強い酸性の胃酸で食べ物を消化しており、胃の中では細菌は生息できないと信じられてきた。ところが、1982年にオーストラリアの医師2人がピロリ菌を発見。94年、世界保健機関(WHO)の関連機関がピロリ菌を発がん物質と認めた。
一昨年には浅香教授らの研究で、ピロリ菌の除菌で胃がんの発生を抑えられることが判明。「ピロリ菌をめぐる一連の研究で、胃の病気に関する常識は根底から変わった」と浅香教授は強調する。
ただ、ピロリ菌は早期胃がんには強く関係するが、進行がんへと悪化する過程に至ると、ほとんど関与しないことも分かってきた。
今後、ピロリ菌感染率の高い団塊世代の胃がんの増加が見込まれる。胃がんで死亡しないための具体策として、浅香教授は「血液検査などでピロリ菌感染の有無と胃の粘膜の状況を調べることが大切」。胃がんになりやすいとの結果が出た人には、ピロリ菌除菌やその後の定期的な検診などを行うとよいという。
「こうした予防策をとれば胃がんは今世紀半ばに撲滅し、医療費の大幅抑制にもなる」と、国レベルの対策を提唱する。(草下健夫)
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