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2010年10月25日 (月)

 漢方薬「苦参」使う幻の和紙 正倉院文書に

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リンク: 幻の和紙、正倉院文書に…漢方薬原料「苦参」使う : ニュース : 関西発 : YOMIURI ONLINE(読売新聞).

 奈良・正倉院に伝わる正倉院文書に、漢方薬に使われる植物「苦参(く じん)」を原料にしたとみられる和紙が用いられていたことが、宮内庁正倉院事務所の調査でわかった。文献に名前が残るだけで現存しないとみられていた“幻の和紙”。奈良時代に現在のコウゾやミツマタ以外の原料も使われたことを示し、和紙の歴史の解明への手がかりとなる。文書は、奈良市の奈良国立博物館で開催中の正倉院展で公開されている。

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苦参を原料とする製紙工程は、平安時代中期の律令の施行細則「延喜式」に登場するが、現物は確認されていなかった。

 同事務所は、天平勝宝2年(750年)に東大寺で行われた写経に関する正倉院文書「続々修正倉院古文書第五帙(ちつ)第四巻」を調査。1枚目の和紙はコウゾとわかったが、2枚目は細粒を多く含んだざらざらした手触りで、赤褐色を帯びていた。延喜式にある工程や繊維の特徴などから苦参の可能性が高いと判断した。

 製紙法は中国・後漢の役人、蔡倫が現在の紙すきに通じる方法を開発。日本では遅くとも、最初の法典とされる近江令が完成した668年には製紙が行われたとみられる。

 湯山賢一・奈良国立博物館長(古文書学)の話「古代には紙に様々な原料が使われ、試行錯誤していたことがうかがえる。苦参紙は筆で文字を書くのに支障はない。ただ、文書行政が本格化し、紙が大量に必要になったのに廃れたのは、コウゾなどの方が加工や入手の面で優れていたからではないか」

苦参 日本や中国、朝鮮半島の山野に自生するマメ科の多年草、クララのこと。高さ約1メートルで、夏に薄い黄色の花が咲き、さやをつける。根は苦く、乾燥させて漢方の健胃薬などにする。(写真は湯山賢一・奈良国立博物館長提供)
(2010年10月25日  読売新聞)
苦参は苦寒の血剤と規定されている。
有名配合処方には、苦参湯(クジントウ)、当帰貝母苦参丸(トウキバイモクジンガン)、三物黄ゴン湯(サンモツオウゴントウ)などがある。
外用としても有効で、煎汁があせもや湿疹に使われてきた。

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