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2010年10月28日 (木)

赤ちゃんのミルクアレルギー増加 治療用ミルクで回復

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リンク: asahi.com(朝日新聞社):赤ちゃんのミルクアレルギー増加 治療用ミルクで回復 - アピタル(医療・健康) .2010年10月27日7時1分

 体に合わないミルクを飲むことで、赤ちゃんが血便や嘔吐(おうと)などの症状を起こす「新生児・乳児消化管アレルギー」が増加し、少なくとも500人に1人の割合で、毎年全国で2千人以上が発症している可能性のあることが、厚生労働省研究班の調査で分かった。まれに重症になる危険はあるが、アレルギー用の市販ミルクで治療できる。研究班は診療指針を作って公開、異常があれば、医師への受診を呼びかけている。

 このアレルギーの半数は生後1~7日で起こる。症状は嘔吐や下痢、血便が中心で、多くはミルクの中のたんぱく質に反応して起こるようだ。原因は牛乳から作ったミルクが4割、母乳と人工乳との混合も4割、母乳だけも1割以上あった。食後まもなく、じんましんや呼吸困難になることで知られる食物アレルギーと違い、食後数時間でじわじわ症状が出るのが特徴。体重が増えなくなることが多い。

 治療では、アレルギーの原因となるたんぱく質を分解したミルクなどに切り替えれば、7~8割が回復する。これらは、じんましんなどを起こすミルクアレルギー用に、粉末で850グラム3千円程度で一般に広く売られている。

 このミルクで治らない赤ちゃんには、たんぱく質をさらに細かくした特殊なミルクを使えば、大半は治療できるという。これは医師が処方するほか、340グラム3千円ほどで市販もされている。

 日本小児科学会など関連学会での報告例は、1980年代~95年ごろは年に0~5例程度だったが、2000年ごろから、10~60例ほどに増加。03年に埼玉で死亡例、08年には愛知で腸が壊死(えし)した重症例が報告された。

 研究班(主任研究者=国立成育医療研究センターの野村伊知郎医師)は東京都内すべての産科、小児科、総合病院、計約1085施設にアンケート(回答率約47%)したところ、08年9月~09年8月に103例の発症例が確認された。この数字をもとに出生数から試算すると、発症率は0.21%で、全国では毎年生まれる赤ちゃん約100万人のうち、2千人以上が発症している可能性のあることがわかった。

 急患患者の受診が多い大学病院などの回答が少なく、実際の発症率はさらに高い恐れがあるという。

 原因は不明だが、子どもに重症のアトピー性皮膚炎などのアレルギーも増えていることから、研究班は発症者の実数が増えているとみている。

 研究班は、治療に役立てるため、診断治療指針も作成した。赤ちゃんが嘔吐や下痢、血便などの症状を起こし、体重が増えない▽検査で感染症や潰瘍(かいよう)性大腸炎など、他の病気ではないことを確認▽医師が経過を見ながらミルクを換えて症状が改善、など診断の手順を示した。ホームページ(http://www.fpies.jp/)に指針を掲載、病院からは診断例の報告を募っている。

 野村医師は「すぐに命にかかわることは少なく、勝手に母乳をやめたり、素人考えでアレルギー用のミルクを使ったりすると、栄養不足などから発育不良になりかねない。適切に診断、治療すれば大丈夫なので、まずは医師に相談して欲しい」と話す。(小坪遊)

マサキ薬局では15年位前にミルクの取り扱いをやめている。

以前はミルクアレルギーの赤ちゃん用に、和光堂のボンラクトを扱っていた。

さらに重症者用のものも、明治エレメンタルフォーミュラ など数社から出ている。

「こどもクリニック」のサイトにアレルギー用ミルクとしてまとまっている。

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