多剤耐性の細菌対策「未承認薬、導入を」 4学会提言
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リンク: asahi.com(朝日新聞社):多剤耐性の細菌対策「未承認薬、導入を」 4学会提言 - アピタル(医療・健康) 2010年10月21日19時21分.
複数の抗生剤が効かない多剤耐性の細菌アシネトバクター対策に向け、日本化学療法学会など感染症関連の4学会が21日、国内で未承認の抗生剤を早期導入するよう国に求める提言を発表した。医療施設では個人輸入で備蓄する動きも出ており、化学療法学会のアンケートでは7割の施設が治療に未承認薬が必要だと回答している。
提言は、院内感染対策への財政支援や抗生剤の研究開発体制の充実も求めた。
未承認薬では「コリスチン」という抗生剤が欧米で多剤耐性菌に効果があるとして注目されてきた。帝京大病院で院内感染を起こした多剤耐性の細菌アシネトバクターに効くという。抗生剤が効かない酵素「NDM1」の遺伝子を持つ大腸菌にも効果を示すという報告がある。
アンケートは昨年末に実施し、752施設が回答した。501施設が「耐性菌の治療にコリスチンが必要だ」とした。既に14施設が個人輸入で備蓄。31施設が備蓄の準備をしている。2回目を調査中だが、二木芳人(にき・よしひと)・昭和大教授(臨床感染症学)は「(備蓄を検討する病院が)倍増しているようだ」という。
帝京大病院の院内感染が広く知られるようになった9月以降、複数の輸入業者に医療施設から「購入したい」という問い合わせが増えている。(杉本崇、熊井洋美)
コリスチンに関するウィキペディアの解説はこちら。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%83%81%E3%83%B3
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