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2010年9月23日 (木)

血中善玉コレステロール、調節の遺伝子発見 京大

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リンク: 血中善玉コレステロール、調節の遺伝子発見 京大 : 京都新聞.

 血中の善玉コレステロールが作られるのを抑えている遺伝子を、京都大医学研究科の尾野亘講師、堀江貴裕助教たちのグループが見つけた。脳梗塞(こうそく)や虚血性心疾患などを引き起こす脂質異常症の効果的な治療に役立つ成果という。米国科学アカデミー紀要で21日に発表する。

 生活習慣などが原因で悪玉コレステロール(LDL)が増える脂質異常症の治療には、血中のコレステロールを減らす薬スタチンを用いることが多い。ただ、LDLを減らすだけでなく、病気の危険性を下げる善玉コレステロール(HDL)も増えにくくなり、治療の課題となっていた。

 尾野講師たちは、善玉コレステロールの合成を抑えることが知られているタンパク質SREBP2と、コレステロール合成に関与しているとみられていた遺伝子RNA(miRNA33)の関係を調べた。マウスの実験で、RNAの働きをなくすと、血中のHDLが雄で22%、雌で39%増えた。RNAがSREBP2と協調して、HDLの産生を抑えているらしい。

 人では、RNAはSREBP2だけでなく、エネルギーを脂肪としてため込むときに働くタンパク質とも協調して働いていると考えられる。SREBP2は新薬開発の標的となっているが、尾野講師は「RNAの働きを阻害する物質を見つければ、スタチンを服用する脂質異常症の患者の治療に有望だ」と話している。 【 2010年09月21日 08時59分 】

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