日本脳炎注意報を発令…熊本
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リンク: 日本脳炎注意報を発令…熊本 : 医療ニュース : yomiDr./ヨミドクター(読売新聞).
熊本県は18日、県内全域に今年初の日本脳炎注意報を発令した。県が16日に豚20頭に行った日本脳炎ウイルスの抗体検査で、2週間以内に感染したとみられる豚7頭が確認されたため。
日本脳炎は、蚊(コガタアカイエカ)が媒介するウイルスで起こる感染症。夏から秋にかけて患者が発生し、発病すると5~15日の潜伏期間を経て40度以上の高熱やけいれん発作、昏睡状態などの症状が1週間ほど続くことがある。県内では2009年、07年に各1人が感染した。
県は、〈1〉蚊の多い場所では長袖や長ズボンを着用し、虫よけ剤を使用する〈2〉家の周りの小さな水たまりをなくし、蚊の発生源を減らす〈3〉休養や栄養、睡眠を十分に取り、過労を避ける――ことなどを呼びかけている。
(2010年8月19日 読売新聞)
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こうした自治体の動きの一方で、厚生労働省は予防接種部会を新設し、2年かけて日本の予防接種を見直し、予防接種法を改正する方針だ。
3月の会合では、17年以来控えられ、昨年再開された日本脳炎の予防接種が議題になった。ワクチンを実質的に受けられなかった「5年間のギャップ」があり、接種が急がれるが、生産量が追いつかない。「日本脳炎にかかるリスクの高い地域や、国の方針で接種の機会を逃した子供たちへの接種について情報提供する必要がある」と指摘された。
全額公費で行われる「定期接種」が行きわたるような環境整備、保護者負担の「任意接種」にも目配りされることが求められる。
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