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2010年8月31日 (火)

食事の前に水、コップ2杯で減量効果 米化学会で発表

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リンク: asahi.com(朝日新聞社):食事の前に水、コップ2杯で減量効果 米化学会で発表 - アピタル(医療・健康). 2010年8月31日0時11分

【ワシントン=勝田敏彦】食事の前に水をコップ2杯飲むだけで、減量に効果があることが、米バージニア工科大のブレンダ・デービー博士らのチームの臨床試験でわかった。水でやや満腹を感じ、カロリーが高い料理をあまり食べたくなくなるためで、手軽で安価にやせられるかもしれず注目されそうだ。

 26日までボストンで開かれた米化学会での発表によると、チームは55~75歳の48人を二つのグループに分け、一方のグループには1日3回の食事前にコップ2杯(約470cc)の水を飲んでもらった。

 両グループとも、食事制限による12週間の減量プログラムに参加。終了後、食前に水を飲み続けたグループは7キロ減量したが、水を飲まなかったグループの減量は5キロだった。

 これまでの研究で、中高年が食前に水をコップ2杯飲むと、食事によるエネルギー摂取が75~90キロカロリー減ることが知られていたが、チームは「水を飲む量を増やすと減量に効果があることが初めてはっきりした」としている。

 チームによると、食前に飲むのは水でなくてもいいが、砂糖がかなり含まれるジュースなどは勧めていない。また水の飲み過ぎで、まれに「水中毒」が起きることにも注意が必要、としている。

食前に水を470ccも飲めば、胃を冷やし、胃内停水をまねき、食物の消化吸収が悪くなる。

その結果吸収されるカロリーが減少し体重が減るという理屈になる。

その際には当然、水滞・水毒による害が生じてくる。

やらない方がよい療法。

過食になってしまう人は胃が実して食欲が亢進しているので、胃の熱を冷ましてやることは必要。

そういうときに対応するのが苦くて寒性の薬物。

漢方のやせ薬の代表処方に防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)がある。

連翹・山梔子・黄芩・大黄・芒硝・芍薬などの苦味で寒性の薬物が配合されていてこの役目を担っている。

見逃してはならないのは、この臨床試験はあくまでも、食事制限による12週間の減量プログラム を実行した上でのはなし。

食事制限なしでは、食前の飲水もどんな療法も漢方薬もダイエット効果は出ない。

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