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2010年8月 5日 (木)

自己治癒力引き出せ 注目集めるがんセルフ治療

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リンク: 自己治癒力引き出せ 注目集めるがんセルフ治療 - 大阪日日新聞. 2010年8月4日

 がん患者自身が“治療の主役”になり、食事や生活習慣の改善などで自己治癒力を引き出す「セルフ治療」の効果が、医師や患者たちから注目されている。

■原因を分析

 「自分が自分の主治医になってください」。NPO「がんを治す情報サロン 憩いの森」(大阪市淀川区)の西垣内康行代表(64)は6月、がん患者やその家族らを対象に堺市南区で開いた学習会でこう強調した。

 西垣内代表はセルフ治療の実践者。4センチの直腸がんを手術で取り除いた後、がんの仕組みについて独学で勉強した。体の免疫力を落とさないため抗がん剤や放射線治療は拒否。「名前以外は変えよう」と決意し、生活を一変させた。

 午前5時半に起き、がん克服に活用されるという中国の郭林新気功を実践。食事は、玄米菜食に変え、午後10時に就寝する。この習慣を徹底した結果、再発もなく10年が経過。「がんになったのは長年の不自然な生き方が原因。それを自覚し、具体的な原因を分析することが治療の出発点」と力説する。

 この日は、ビワの葉を使った手当て法や、メンバーが用意した料理なども紹介。「がんを克服した人の話を聞いて学ぶことは多かった。その恩返しをしたい」と定例的に勉強会を開いている。

■人間本来の力

 インターネットを介した医療情報発信機関「e-クリニック」(大阪市淀川区)を運営する岡本裕医師(53)は、がんの3大療法とされる手術、抗がん剤、放射線治療を「時間稼ぎ」と位置付ける。

 がん細胞などから体を守る自己治癒力を高め、「がんの再発や転移を抑える体の環境づくり」を重視するためだ。ポイントは、24時間の生活リズムを整えることを前提に(1)心理面(2)栄養面(3)運動-の3点に大別している。

 心理面では、自分で物事を決める自立した考え方や、ストレスへの対処を重視。栄養面では、がん細胞が正常細胞の栄養障害などを引き起こす点を踏まえ、「カロリーは最低限に抑え、加工食品ではなく自然のままの食物で栄養をしっかり取ってほしい」と岡本医師。天然サプリメントでの補完もいいという。

 また、睡眠不足などの悪循環を引き起こす運動不足に対し、ウオーキングをはじめ、ツボ刺激や気功などを奨励。自律神経や血行を良くし、東洋医学を踏まえた気の流れを考慮するためだ。

 e-クリニックの調べでは、乳がんと大腸がんの患者のうち、体調の変化が「軽快」と答えたのは、セルフ治療をしていない場合が3割強で、している場合は9割強に及んでいた。岡本医師は「小さいことを積み重ねた総合力が、相乗的に大きな力となって効果を発揮する」と言い切る。

 9月25日には、「e-クリニック」と「憩いの森」が、高槻市の高槻現代劇場で食事の重要性をテーマにした講演会を実施予定。食事療法を推薦する外科医の済陽高穂医師と、5年生存率0%のがんを食事中心で克服したという星野仁彦医師を招く。参加費3千円。問い合わせは電話06(6305)9629、同クリニックへ。

ヒトに備わっている自然治癒力を高めて病気を治そうというのが漢方・東洋医学の特徴。

薬物療法、物理療法とともに、食養生が重視される。

西洋医学と上手く融合させることが対応のポイント。

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