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2010年8月19日 (木)

サプリメント 医薬品との飲み合わせ次第で薬効への影響

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リンク: 医療ナビ:サプリメント 医薬品との飲み合わせ次第で薬効への影響が指摘されています - 毎日jp(毎日新聞).

◇効果確かめ自己管理を  

◇制度上は食品扱い 「副作用なし」不明確

 「高齢者では、処方薬を日常的に服用している半数以上の人がサプリメントも服用している。中には知人から成分の分からないサプリメントを勧められ、心配しながら使っている人もいた」。高齢者の薬やサプリメントの飲み合わせなどについて調査した草間真紀子・東京大助教(医薬品評価科学)はそう話す。

 調査は昨年10~12月、広島県薬剤師会などとともに、同県内の薬局を利用した高齢者508人を対象に実施。普段飲んでいる医薬品やサプリメントを持ってきてもらい、実態を調べた。医師の処方せんが必要な薬を服用している人は97%(493人)で、平均6・6剤を飲んでいた。

 このうち55%(269人)はサプリメントも服用していた。使い始めた動機は「自分の健康のためにテレビや雑誌などで調べた」という人が最も多かったが、「知人の勧め」という人も2割以上いた。中には、10種類のサプリメントを日常的に使用していた人もいた。

 梅垣敬三・国立健康・栄養研究所情報センター長によると、日本では「サプリメント」の明確な定義がなく、同じ成分を掲げていても、製造工程や含有量などは製品によって異なる。制度上は食品と同じ扱いで、医薬品のように強い効果が出たり、「絶対に飲んではいけない人」「飲んではいけない組み合わせ」という「禁忌」の事例はない。だが、サプリメントに含まれる特定の成分の量が多ければ、医薬品の働きを弱めたり、逆に想定以上に強めて副作用を招くことがあり、治療に影響を及ぼすことがあるという。

 たとえば、ビタミンKには血液を固まりやすくして出血をコントロールする役割がある。このため、血液を固まりにくくして血栓などができないようにする薬「ワルファリン」を飲んでいる人がビタミンKを多く含むサプリメントや青汁などを飲むと、医薬品の効果が薄れてしまう。

 薬効が薄まる可能性がある組み合わせには、他に▽中性アミノ酸とパーキンソン病の薬「レボドパ」▽セントジョーンズワート(セイヨウオトギリソウ)とワルファリン、インジナビル(抗HIV薬)、ジゴキシン(強心薬)、シクロスポリン(免疫抑制剤)、テオフィリン(気管支拡張薬)、経口避妊薬--などがある。逆に、薬の働きを強めすぎるのは、イチョウと血液を固まりにくくする抗血小板薬などの組み合わせが考えられる。

 梅垣さんは「サプリメントは足りない成分を簡単に摂取できる半面、健康への影響に関する情報は十分ではなく、絶対に副作用がないとはいえない。想定外の症状の変化に備え、処方薬を服用していたり、アレルギーのある人でサプリメントも使いたい場合は、飲んだタイミング、量などを記録するなど自己管理が必要だ」と話す。

 愛媛大病院(愛媛県東温市)では、約5年前から予約制の「お薬外来」を設置し、受診者にサプリメントの効果や副作用、医薬品との飲み合わせに関して、論文など発表されている科学的根拠を紹介している。担当する野元正弘教授(病態治療内科)は、服用希望者に対し▽どんなサプリメントなのか本やインターネットで調べる▽服用後にこれまで飲んでいた処方薬の効き目や体調に変わりがないか自分自身を観察する--ことを勧めている。

 野元さんは「サプリメント服用は治療ではなく、あくまで生活の中の『楽しみ』の一つ。漫然と使い続けないことが重要だ。まず2週間、それでも判断できなければもう2週間使い、期待した効果があるかどうかを自分で判断することを提案している。1カ月以内で効果はだいたい分かるので、それでも実感できなければ服用をやめることを考えてほしい」と話す。【大場あい】

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 ■相互作用が想定される組み合わせ例(国立健康・栄養研究所まとめ)

 ◇薬効を弱める可能性のあるケース

天然植物や成分名 医薬品成分

ニンニク     サキナビル、リトナビル

葉酸       葉酸代謝拮抗(きっこう)薬

カルシウム    ビスホスホネート系製剤、テトラサイクリン系抗菌剤など

鉄        タンニン酸アルブミン、ビスホスホネート系製剤、メチルドパなど

 ◇薬効を強めすぎる可能性があるケース

天然植物や成分名  医薬品成分

ノコギリヤシ    抗血小板薬、抗血液凝固薬

朝鮮ニンジン    ジゴキシン

ナイアシン     スタチン(副作用増強の可能性)

カルシウム     ジギタリス製剤

コエンザイムQ10 降圧薬、糖尿病治療薬

 ※薬効への影響は成分含有量や利用状況などにより異なる

毎日新聞 2010年8月18日 東京朝刊

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