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2010年7月20日 (火)

アルツハイマー 脳の異常タンパク固まりやすい

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脳の異常タンパク、固まりやすく アルツハイマー病患者 金大・山田教授ら確認

 アルツハイマー病患者の脳脊髄(せきずい)液中で、病気の原因とされる異常タンパクが、健康な人と比べて有毒な形で固まりやすい状態になっていることを、金大大学院医学系研究科の山田正仁教授らの研究グループが17日までに確認した。アルツハイマー病発症につながる脳脊髄液内の環境が明らかになった。発症の仕組み解明や治療法の開発につながると期待される。

 アルツハイマー病は認知症患者の半数以上を占める疾患。これまでの研究では、アミロイドβタンパクが脳に蓄積し、凝集して「オリゴマー」と呼ばれる形になると毒性が飛躍的に増加し、脳の神経細胞に障害を与えることが分かっていた。

 実験では、健康な人とアルツハイマー病患者のそれぞれ33人から脳脊髄液を採取。試験管内で脳脊髄液に人工的にアミロイドβタンパクを凝集させたところ、アルツハイマー病患者の脳脊髄液の方が凝集を抑制する効果が弱く、「オリゴマー」状態になりやすかった。

 実験には、カリフォルニア大ロサンゼルス校神経学教室のデビッド・テプロー教授が協力した。これまでアミロイドβタンパクを人工的に凝集させ安定した「オリゴマー」状態にすることは困難とされてきたが、特殊な技術で脳脊髄液の影響を調べることに成功した。

 この論文は米国のアルツハイマー病専門医学誌「ジャーナル・オブ・アルツハイマー・ディズィーズ」の8月号に掲載される。山田教授は「脳脊髄液内の環境が発症や病気の進行に強く影響していることが分かり、研究の方向性を示すことができた。この成果を生かして、新たな診断、治療法の開発を進めたい」と話した。

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