梅毒の感染者が急増、セックスワーカーを中心にじわじわと蔓延―中国
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リンク: 梅毒の感染者が急増、セックスワーカーを中心にじわじわと蔓延―中国(Record China) - livedoor ニュース. 2010年06月08日13時40分
2010年6月7日、中国誌・瞭望東方週刊は、中国で梅毒がじわじわと蔓延していると報じた。
中国の疾病予防コントロール機関が収集したデータによると、09年に全国31省・区・市(マカオ、香港、台湾は除く)で報告された梅毒患者は計32万7433人で、08年より17.09%増えた。だが、これは正規の病院で治療を受けた患者の数にすぎず、実際はどれほどの数に上るのか分かっていない。また、母子感染の数も急増しており、08年は平均1時間に1人の割合で先天梅毒児が生まれた。
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梅毒感染のハイリスクグループは、セックス産業従事者と同性愛者。中でも農民、出稼ぎ労働者、失業者が売買春行為で感染するケースも多いが、こうした層は性知識に乏しく、性病に対する予防意識も薄い。また、中国の主要都市で実施した男性とセックスをする男性(MSM)の梅毒とHIVの感染率に関する調査では、梅毒が15.1%~31.3%、HIVが3.9%~4.9%に上った。
中国疾病予防コントロールセンターの陳祥生(チェン・シアンション)副主任は、「中国はHIVの感染予防に重点を置いていたため、梅毒への対策がおろそかになってしまった。これ以上の流行を防ぐために、行政が力を入れて取り組むべきだ」と指摘している。(翻訳・編集/NN)
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