口蹄疫ウイルス 酢で侵入防止 宮崎
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リンク: 口蹄疫ウイルス侵入防げ : 宮崎 : 地域 : YOMIURI ONLINE(読売新聞).
宮崎市 無線操縦ヘリで酢散布
県内で家畜伝染病「口蹄疫(こうていえき)」が広がっている問題で、宮崎市は21日、感染エリアとの境界を流れる一ツ瀬川沿いで、無線操縦ヘリコプターを使い、感染防止に効果があるとされる酢を空中散布する「水際作戦」を始めた。市は「県都には絶対侵入させない」と必死だ。
川を挟んだ北側には、感染の疑い例が出た新富町と西都市が接していて、ウイルスはこの1か月間で南進を続けている。
市によると、口蹄疫のウイルスは水素イオン指数(pH)が6以下の環境で死滅か活動が弱まるとされている。酢の原液の指数は2~3のため死滅効果があるという。人体や家畜にかかっても問題はないという。
ヘリは農薬散布用で全長約2メートル。二つのタンク(容量各8リットル)に指数6未満の希釈した酢を入れ、約500メートルごとに補給しながら宮崎市側の岸辺約10キロに散布する。24日まで同じ作業を3回繰り返す。
この日は午前9時前から西都市との境界に当たる一ツ瀬川の支流、三財(さんざい)川の河川敷で散布を開始。市職員やJA関係者約10人が緊張した表情で、高さ3~4メートルから散布する様子を見守った。
宮崎市は、両市町と結ぶ四つの主要な橋でも消毒マットを敷いて、市内に入る車のタイヤを消毒している。
市佐土原総合支所産業振興課の小松賢司主査は「やれることは全部やる。絶対この川でウイルスの侵入を食い止める」と話した。
(2010年5月22日 読売新聞)
特定家畜伝染病防疫指針によると、
消毒は、その対象物に応じ、規則別表第2により行うこととし、本病ウイル
スに有効な苛性ソーダ(2%)、苛性カリ(2%)、炭酸ソーダ(4%)、ホ
ルマリン液(10%)、消石灰(有効なpHを確保できること)、蒸気等により
行う。
とある。
規則別表第2には、
1 消石灰による消毒
2 サラシ粉による消毒
3 サラシ粉水〔サラシ粉5分、水95分〕による消毒
4 石炭酸水〔防疫用石炭酸3分、水97分〕による消毒
5 ホルムアルデヒドによる消毒
6 ホルマリン水〔ホルマリン1分、水34分〕による消毒
7 クレゾール水〔クレゾール石けん液3分、水97分〕による消毒
8 塩酸食塩水「塩酸2分、食塩10分、水88分」による消毒
9 苛性ソーダその他アルカリ水剤(アルカリ度1-2%)による消毒
10 アルコール (70%以上) による消毒
醗酵消毒(目的物:ふん、敷きわら、きゅう肥等)
蒸気消毒
煮沸消毒
などが記載されている。
天然物で無害な物で消毒目的が達成されるのは望ましいこと。
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