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2010年5月19日 (水)

手足口病が急増 重症化の懸念も

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リンク: 手足口病が急増 重症化の懸念も : 医療ニュース : yomiDr./ヨミドクター(読売新聞).

主に乳幼児の手や足、口内の粘膜に水泡性の発疹ができる「手足口病」の

201005182960831n

患者が、3月から急増している。

 全国約3000の小児科医療機関が国立感染症研究所に報告している患者数は、8週連続で、同じ手法で調査を始めた2000年以降で同時期の最多となった。5月2日までの1週間は、1機関当たり0・84人で、昨年同期の約8倍に上った。

 手足口病は、大半は軽症で済むが、今年は重症化の恐れがある「EV71」という型のウイルスが報告の8割を占めている。髄膜炎などの合併症を引き起こすことがあり、感染研は「激しい頭痛や高熱がある時は、すぐに医師の診察を受けてほしい」と呼び掛けている。

(2010年5月18日 読売新聞)

昨年春には中国で流行しているとの報道があった。

中国:手足口病で児童ら18人死亡 4万人超が感染 09/03/30

手足口病は、何種類かのウイルスが原因で、手のひら、足の裏、口の粘膜に水疱瘡のような水泡ができる、夏に流行する小児に多い病気。

日本医師会のサイトによれば、

一般的には、発熱で始まる軽い病気で、ほとんどの人が、1週間から10日程度で自然に治ります。合併症も、ほとんどありませんが、まれに髄膜炎等の中枢神経症状が発生し、入院が必要となります。

とあり、普通はあまり恐れる必要はない病気とされている。

発熱は、通常は軽度で一時的だが、突然の高熱或いは微熱でも持続するもの、嘔吐を繰り返すもの、意識状態に変化が見られるものは注意信号。

予防方法は

・有効なワクチンはない。
・手洗いの励行(これは特におしめ等を交換した時重要)
・汚れた衣服は洗濯する
といった一般的な注意が必要。

漢方では、このような症状のときは、発表剤で対処することが多く、

初期には、麻黄湯。
カユミが強いときは、桂麻各半湯。
中期以後には、越婢加朮湯
などの処方が使われることが多い。

水毒症状が加わっているときは、五苓散や桂枝加黄耆湯。

表熱ある場合は、十味敗毒湯なども使う。

関連過去記事

ウイルスが糖尿病発症の引き金に 09/03/24

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